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【KNOCK OUT】初のOFGマッチでヒジ打ちTKO勝ちの重森陽太「世界にどんどん挑戦していきたい」

2023/11/06 17:11
 2023年11月5日(日)東京・後楽園ホールで開催された『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.5 “RED ZONE”』の一夜明け会見が、6日(月)都内にて行われた。  第6試合のスーパーファイトKNOCK OUT OFG-RED 61.0kg契約3分3R延長1Rで、元ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級王者ルンペット・センチャイジム(タイ/センチャイムエタイジム)に2R2分8秒、TKO勝ちしたKNOCK OUT-REDライト級王者・重森陽太(Eight Weapons)が出席。前夜の試合を振り返った。  同席した山口元気KNOCK OUT代表は「OFGが意外と合っているんじゃないかと思いました。ジャブがOFGは効くのでそれで試合が変わった。リーチの長さとジャブが固いのが活きた」と評した。  重森は「全部言われた通りです(笑)。ジャブで試合を作れた感じがしました。いつもなら前蹴りとか相手を遠くにして作っていたがジャブが有効打になったのがあったので、そこでやりやすかったです。そもそもブロッキングしないので、OFG用に変えてとかしなくてもそのままフィット出来たと感じました。パンチの打ち合いも割といつも通りに出来たかなと思います」と、いつも通りの戦い方がOFGルールで活きたとする。  ジャブ以外では「先に仕掛けられたんですが、ルンペットが腕をつかみに来ることが多かったじゃないですか。私も試そうと思っていたんですが先にやられました。そこも試したかったですね。あとはパンチが入りやすいです。入りやすい分、狙って打つことが出来ました。テンプルを昨日は狙ったんですが、打つ場所まで決めて打つことが出来たので、無駄打ちが少なかったと思います」との感想。  リングサイドにはパンチが当たるたびにゴツゴツと骨と骨がぶつかる鈍い音が響いたが、重森自身は「パンチの音より蹴った音がしょぼすぎてへこみました(笑)。グローブがないから、バチンと決めたかったんですけれど。グローブを着けても同じようなパンチが打てるように頑張ります」という。  初めてOFGで試合をしてみて「拳の感触が伝わる。グローブだと分からないところまで分かったので、ジャブが有効だと分かりました」と言い、「OFGは合いました。デビュー戦としては良かったかなと思いました」と自分もOFGが合っていたとした。  入場からいつもと表情が違ったと言われると「気合いが入っていましたね。私の中ではRED ZONEという大会がKNOK OUTを動かすと思っていたので。会場も超満員でしたし、注目はそれ以上のものがあると思った。世界基準になるチャンスだと思ったのでどうしても結果を出したいと思いました。KNOCK OUTがもうワンステップ上に行くのは昨日だったんじゃないかと思っていました」と、重要な大会だと認識していたからだと答える。  リングサイドには古巣の新日本キックボクシング協会代表の伊原信一会長が試合を見守り、重森もリング上からお礼を述べていたが「試合前は気付いていなかったんです。終わった後に本部席にご挨拶しようと思ったら目立つじゃないですか、オレンジ色のネクタイだと(笑)。感動しましたね。前回は来ていただくようにお願いして来ていただいていたんです。自分はスランプと言っていましたが、その時はいい試合が出来なかったので顔を合わせることが出来ないなと、自信を持ってからまた来てもらおうと思っていました」と、知らなかったと明かした。  左手の包帯は「何でこうなったかは分からないですけれど、さっき病院へ行ったんですけれど検査の結果が出なくてこれから戻ってまた検査してもらいます。感覚としては問題ないかなと思っています」とまだ検査中だとした。  KOボーナス30万円の使い道については「実感が沸いていませんが、現金が懸かると強くなるみたいなのは恥ずかしいですね(笑)。ちょっといろいろ考えたいと思いますが格闘技のために使いたい。もっと強くなるために。生活の質を上げるためや練習環境を上げるために使います。食費とか遊びとかくだらないことに金が消えないようにしたいと思います」と、選手としての自分に投資したいという。  試合はこれで今年が最後かとの質問には「月1回したいと思っているので、診断が終わっていないので何とも言えませんが、それも併せて面白いカードが発表出来ればと思っています。結果さえ出せればKNOCK OUTが面白いところに連れて行ってくれると思っています。日本で盛り上がってきている大会だと思うので、来年もKNOCK OUTを中心に盛り上げて行けば面白いところに行けると思っています」と答えた。  また、第2試合でバットマンからダウンを奪って勝利した古村匡平(FURUMURA-GYM)がタイトル挑戦を表明していることについて「あんな試合をされたら次は古村くんかと認識しています。ストーリーをしっかり作り出してくれたので迎撃態勢はとっておきます」と、いつ対戦が実現しても大丈夫なように整えていきたいとする。  そして「オープニングから皆さんの雰囲気が違いました。たくさんの応援が背中を押してくれて試合が出来ました。しっかり防衛してライト級を盛り上げる、世界にどんどん挑戦していきたいと思っています。あとはKNOCK OUTがどんな動きをしていくのかってところにしっかり乗っかっていければと思っています」と、ファンにメッセージを送った。
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