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レポート

【REBELS】鈴木宙樹が圧巻のTKO勝利で無傷の12連勝、スアレックはダウンを奪って判定勝ち、栗秋祥梧が流血TKO勝ちで那須川天心に対戦アピール

2019/08/10 22:08

▼第10試合 60kg契約 3分3R(延長あり)REBELS-MUAYTHAIルール(ヒジ無し特別ルール)
〇遠藤駿平(WSRフェアテックス三ノ輪/MA日本ライト級王者)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-29
×古谷野一樹(クロスポイント古河/元REBELS 57.5kg級王者)


 遠藤はJ-NETWORKスーパーフェザー級王座とMA日本ライト級王座の二階級制覇を達成した選手で、戦績は12勝2敗。REBELSには3年ぶりの参戦で、REBELSのタイトルを狙いたいという。迎え撃つ古谷野は伊東伴恭の代打出場となる、元REBELS 57.5kg級王者。戦績は11勝(7KO)6敗というハードパンチャーだ。


 1R、サウスポーの遠藤は左ミドルを多用。古谷野は右ローと右ストレートを顔面とボディに打つ。


 2R序盤に遠藤の左ハイがヒットすると、古谷野の動きが鈍る。遠藤の左右フック、さらに首相撲からのヒザ蹴りに苦しむ古谷野。


 3Rも左ミドルを多用する遠藤。左飛びヒザが顔面に入るとパンチでラッシュを仕掛けて左右フックをヒットさせる。その後は攻め疲れが見えた遠藤に古谷野が右ストレートで反撃に転じるも、首相撲からのヒザ蹴りに捕まって連打できず、遠藤の完封勝利となった。

▼第9試合 バンタム級 3分3R(延長なし)REBELS-MUAYTHAIルール
〇工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)
TKO 2R1分56秒 ※ドクターストップ
×Mr.ハガ(ONE'S GOAL)


 工藤はファイヤー原田の弟子としてJ-NETWORKで活躍後、TEAM TEPPENに移籍して2月からREBELSに参戦。Mr.ハガはNJKFのランカーとして活躍し、近年は様々な団体に出場している。


 1R、工藤はローを蹴り、ハガがローを蹴ってくるとパンチを合わせに行く。工藤は右ストレートをボディにも打ち込み、ミドルも蹴る。工藤がハガの左ミドルに合わせた右ストレートでダウンを奪った。


 2R、ハガはヒジでの逆転を狙うが、工藤の右の連打をもらい、パンチの連打からコーナーに詰められ右フックでダウンを奪われる。さらに工藤のパンチで左目じりから流血。ドクターチェック後、飛びヒザ蹴りとヒジで逆転を狙うハガ。しかし流血がひどくなりドクターストップ。工藤がTKO勝ちした。


 那須川天心らチームメイトと一緒に記念撮影に収まった工藤は、「これからもっと練習して強くなります。僕は3連敗だったんですよ。ずっと試合に勝てなくて。ここにいるメンバーみんな強いじゃないですか、僕だけ弱くて勝てなくて。今日勝てたから凄い嬉しいです。自分はこれで満足してないで、ベルトを獲るので応援してくれる人はベルト獲るまで応援してください」と泣きながらマイクアピールした。

工藤“red”玲央のインタビュー

▼第8試合 REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王座決定リーグ戦 3分3R(延長なし)REBELS-MUAYTHAIルール
〇津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)
判定3-0 ※30-28×3
×光成(ROCK ON)


 2月からスタートした総当たりリーグ戦が最終戦を迎えた。津崎は勝ち点3、光成は勝ち点0。津崎は4勝(2KO)5敗1分の34歳、光成は4勝6敗の29歳と両者とも黒星が先行しているだけに、ここは落としたくないところ。


 1R、序盤はパンチを的確に当てていった光成だが、津崎の右を被弾してグラつく。その後は光成も右の連続攻撃で反撃。


 2R、序盤に打ち合いを見せた両者。津崎が右のパンチを当てる場面が目立ち、ボディへのパンチとヒザ蹴りも効果的。タフな光成は右を打ち返す。


 3R、お互いに右のパンチを出し、コーナーへ押し込んでいくのは津崎だが疲れが見える。終盤、光成が右ストレートをクリーンヒットさせて逆転を狙ったが、津崎の判定勝ち。勝ち点5で王座決定戦へ進出した。

 津崎は「しょっぱい試合でしたがタイトルマッチが決まってよかったです。吉田選手とは3回目で1試合目ドロー、2試合目TKO負けだったのでやり返したいです」とアピール。


 先に王座決定戦へ駒を進めていた吉田もリングに上がり、「6月に自分がTKO勝ちしていて、今日KOが多い中で津崎選手は判定なので、次はみんなが分かりやすく倒して勝ちたいと思います」と挑発。津崎も「今度は僕が倒して勝ちます」とKO宣言した。

▼第7試合 REBELS-MUAYTHAIスーパーウェルター級王座決定リーグ戦 3分3R(延長なし)REBELS-MUAYTHAIルール
〇吉田英司(クロスポイント吉祥寺)
TKO 1R2分53秒 ※レフェリーストップ
×降籏健嗣(士道館 ひばりケ丘道場)


 2月からスタートした総当たりリーグ戦が最終戦を迎えた。現在勝ち点5でトップを走る吉田と、勝ち点2の降旗が対戦。吉田は186cmの長身を誇る27歳で、戦績は5勝(4KO)1敗1分とKOが多い。対する降旗は29歳で7勝(2KO)1敗と1度しか負けがない。


 1R、ハイキックからパンチにつなげる吉田に、降旗はボディへのストレートで対抗。吉田の右フックがクリーンヒットし、腰が落ちかける降旗。持ち直してパンチで対抗するが、吉田の強烈な右が何度もヒットし、左フックでダウンを奪われる。


 吉田のヒザから右の連打が決まったところでレフェリーがストップ。吉田は勝ち点8でリーグ戦をトップで終了し、10月大会はベルトを懸けた戦い(リーグ戦1位と2位が王座決定戦)となる。


 吉田はマイクを持つと「リーグ戦最終戦KOできたので、いつもセコンドに就いてくれるT-98さんのベルトを自分が絶対に獲りたいので10月は絶対に勝ちます」と王座獲りを宣言した。

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