多くのブラジル人ファイターがPRIDEの時のように日本で成功している。日本で戦うことは僕の夢だ
──今回、勝利した場合、あなたはMMA、キックの2競技を制覇したことになります。その意味について教えてください。
「女子選手のスタンプ(フェアテックス)が先日、3競技制覇(MMA、キック、ムエタイ)の偉業を達成した。それに触発されたわけじゃないけど、男子ファイターではその偉業を成し遂げた者はまだいない。MMAストライカーでキックやムエタイにまで通用する打撃力を持っている選手は稀だから。だから、僕が今回キックの世界王者になって、2競技を制覇すれば、自分の名前はもっと認知されると思う。誰も成し遂げ成し遂げたことがないことに向かっているからだ」
──では、この試合で勝利した場合、次はムエタイにも挑戦し、3競技制覇を目指しますか?
「もちろんだ。まず獲ったベルトの防衛戦をやらなければいけないけど、可能性としてはある。あと、僕にはボクシングも挑戦したいという夢がある。あくまで可能性の話だけど、オープンに考えている。でも、まずはキックでベルトを獲れば、その可能性は高くなるだろう。だが、自分は今、目の前のことに集中している。まずはキックボクシングの世界王者になるんだ。その後、先の事をじっくり考えるさ」
──元王者の秋元皓貴選手に対しては、どのような思いを持っていますか。
「今回のオファーをもらった当初、対戦相手の候補はアキモトになると予想していた。彼はその実力があるし、ペッタノンからベルトを奪われたが、ペッタノンは1年間は欠場だし。この試合が終わったら(自分が王者になり)、防衛戦のナンバーワン・コンテンダーはアキモトだと思っている」
──もし秋元選手と戦った場合、どんな試合になると思いますか。
「僕が彼をKOするイメージしかない。彼はキックボクシングのスペシャリストだ。空手出身で、間違いなく素晴らしいファイターだ。戦い方もアグレッシブで技術も高い。しかし、僕だってこれまで多くのキックの試合を戦ってきたし、自分をキックのスペシャリストだと思っている。僕の技術で彼をKOできると信じている」
──チャトリ代表が公の場で、2024年の日本大会開催の可能性を唆する発言していますが、日本大会参戦の興味はありますか?
「もちろん! 日本で戦うことは僕の夢だ。多くのブラジル人ファイターはPRIDEの時のように日本で成功しているし、多くのブラジル人の友人も日本に住んでいる。大雅、武尊、松倉信太郎もタイで出会って、彼らとも友人になった。日本を訪れることが待ち遠しい。日本は世界の格闘技の聖地の一つだと思っている。その国を訪れることはもちろん、やはり、その場所で戦ってみたい」
──日本ファンへメッセージを。
「11月4日の僕の試合、ぜひ期待して欲しい。きっとエキサイティングなものになるから。全力で戦って最高のショーを見せるさ」