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【BD】朝倉未来との決別を宣言したYA-MAN「負けたまま終わるようなダサい男だとは思ってなかった。教わる事はもうない」、朝倉は「格闘技一本は出来ない立ち位置にいる」

2023/10/04 03:10
 2023年11月23日、さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナで開催される『BreakingDown10』の「第2回 喧嘩自慢最強決定戦」地区対抗戦で、大宮代表の監督を務めることが決定しているYA-MAN(TARGET SHIBUYA)が3日、朝倉未来との決別を宣言した。  YA-MANは、X(旧ツイッター)で「トライフォース赤坂にはもう行かないと思う。朝倉未来が負けたまま、そのまま終わるようなダサい男だとは思ってなかった。そんな人から教わる事はもうない」と投稿。これまで日課となっていた赤坂への出稽古も取りやめるとした。  9月中旬の本誌『ゴング格闘技』(NO.328)の取材時には、自身の進化を「練習回数の多さですね。朝はトライフォースで練習して、夕方はTRIBE TOKYO MMAで練習して、それをずっと繰り返して組み技を強化しています」と語っていたYA-MAN。「参考にしている選手」として、「いまは身近にいる選手を参考にしています。未来さんのテイクダウンされないで打撃で倒すところとか」と、朝倉未来の名前を挙げていた。  そんななか、9月30日の「三崎優太 青汁王子」のコラボ動画に出演した朝倉未来は、「格闘技だけを出来ない立ち位置にいる」と告白。 「格闘技のほんとうに強さだけをとにかく追い求めるんだったら、格闘技一本の方がいいと思います。それは間違いなくそうだと思う。でももう僕は出来ない立ち位置にいます。格闘技だけが出来ない立ち位置にいますね。もともと僕は、RIZINの初戦のほうのインタビューでも言ってるんですけど、『世界一強くなる』よりは『世界一稼げる選手になりたい』と言ってるんです。だからもともとなんか思考が違うというか、格闘技を広めて、自分がたくさんの人に応援されて一番金を稼いだ人が成功者だと思うタイプなんで」と、格闘家としての成功を「最強」より「最高」に稼ぐファイターになることとしていた。  そのために、魔裟斗ら様々な先人やファンからも指摘されていた「格闘技一本に絞ること」についてあらためて「出来ない」と吐露。 「ファンの方たちも僕が結構才能があると思ってくれてる人が多くて、そういう人たちからしたら、やっぱ負ける姿を見たくないし、“経営とかで成功しているのもすごいけど、もっと格闘技に絞ってくれたらもうちょっと強くなれんじゃないか”みたいな意見もあるので、それはもう正しいけど、ちょっといつしか僕はこういう立ち位置になってしまって、出来ないですね」と語っている。  続けて、「諸刃の剣だったのかなっていう、YouTubeとかを始めた時点でやっぱメンバーとかの人生も背負ったし、いまじゃBreakingDownの選手とかいろんな人が周りにいて、ほかにも事業もたくさんあるし、結構いろんな人の人生を背負っているので、じゃあここで全部辞めて格闘技だけ、はできないですね。でもそのおかげで格闘技は広めたし、有名にもなったし、どっちもいい部分があって、難しいですね。でももう一回、やり直しても僕は同じ道を選びます」と、その選択は間違っていないとした。   7月30日のヴガール・ケラモフ戦で1R 一本負けしている朝倉は、一方で「30歳になったら引退と言っていたが?」との三崎の質問には、「別にいつでも引退してもいいんですけれど、僕は。なんかやり切ったと言えばやり切ったし、でも最後に負けたままでは終われないので。環境を整えたらまだ自分が強くなる要素があると思っていて、やれることやってダメだなって思った時に引退しようかなって感じですね」と、「やり切った」と同時に「負けたままでは終われない」とやり残したこともあると相反する感情も露わにしている。  BreakingDownに関わるYA-MANが、そんな発言を知らないはずもなく、前述のように「朝倉未来が負けたまま、そのまま終わるようなダサい男だとは思ってなかった」と失望と決別を表明することで、“ファイター”朝倉未来の復活を願っているともとれる。  YA-MANは、8月26日に山口裕人を2R KOに下し「初代RISEオープンフィンガーグローブマッチ -65kg級王者」についたばかり。  一般的には、プロファイター同士が練習場所をともにしなくなることは、そこで学ぶべきことが無くなったとき、そして練習仲間が対戦相手に変わったことを意味する。果たして、朝倉未来とYA-MANの場合はどうか。もしも2人が拳を交えるなら「1分」では足りないことだけはたしかだ。YA-MANの決別宣言に、朝倉未来がいかにアンサーするか、注目だ。
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