2023年10月1日(日)愛知県・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)にて開催の『RIZIN LANDMARK.6』。
第2試合のライト級(71.0kg)5分3Rで、井上雄策(リバーサルジム川口REDIPS)に1R1分11秒、TKOで敗れた渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)が試合後インタビューに答えた。
「MMAはお終いですね、引退します」と話し始めた渡慶次。
「凄い難しいです。組みもあるし、打撃もあるし、その間もあって。僕が負ける時のこのパターン、戦えてないまま終わってしまう。多分、柔術だけだったらもっと強いし、レスリングだけならもっと強いし、キックボクシングだけならもっと強いしって自信があるので、今日も自信を持ってきて鈴木千裕に作戦を立ててもらって作って来て、それを実行するだけなんですけれど、ああしなきゃこうしなきゃ、あれやらなきゃこれやらなきゃと考えているうちに終わってしまうのが僕の考え方なので、凄く難しい競技だなってやりながらも思ったし、戦えてない自分が情けないし不甲斐ないしムカつくので。やり直したい気持ちももちろんあるんですけれど、年齢も35歳でRIZINでこれで1勝3敗になっちゃったので。そういう意味で競技の向き・不向きがキャリアを重ねるにつれてより顕著に出て来たなって」と、MMAに向いてないと悟ったのがその理由だとした。
「もちろん悔しいしムカつんですけれど、いたずらにダメージ負ってバカになるくらいだったら、しっかり千裕だったり、クロスポイントの後輩たちだったり、いま僕が教えに行っているパラエストラ拝島のプロを目指している子たちを後進の育成というか。そっちのサポートをしっかりやる。その中でラウェイだったりキックボクシングの試合だったらもっとパフォーマンスを出せているので、自分のパフォーマンスを出せる場所でしっかり花を咲かせる、自分自身が納得できる戦いを見せたいですね。今日はやられただけなのでクソつまんないんですよね。クソつまんない試合をするのはやめて。MMAの練習は続けるので、その中でいけるなと思ったら復帰するかもしれないですけれど、いったん今日でMMAはやめようかなと思います」と、復帰する可能性もあるが、今後は自分が向いていると思うラウェイとキックボクシングをやっていくつもりだという。
RIZINはどんな場だったかと聞かれると「華やかですし、憧れの場所でしたけど、いい思い出は1勝しかしてないのでクソRIZINって思ってます(笑)。でもしょうがないですね。向き・不向きがあると思うので」と話し、「僕、サポートは凄く得意なのでこれからもっともっとRIZINで輝く鈴木千裕を見たいし、みんなに見せたいし、千裕にはもっともっと行って欲しいので。そういう意味でのサポートというところにRIZINに関してはかかわっていきたい。その千裕の次、ジムにいる今プロを目指している子たちのサポートとしてかかわっていきたい。僕はこんなに戦えてないので。やられているけれどまだ超元気じゃないですか。でも負けなので。RIZINルールに向いてないですよ。ラウェイルールをRIZINがやるんであれば出ます。やらないと思うけれど(笑)」と、今後はMMAに関しては若い選手のサポートにまわっていきたいと話した。