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インタビュー

【Krush】甲子園でヒットも打った元高校球児の大輝「負けたのはMMAだけ。立ち技ではどうやったら負けるのか分かんない」

2023/09/25 21:09
 2023年9月29日(金)東京・後楽園ホール『Krush.153』にて、ウェルター級3分3R延長1Rで海斗(LEGEND)と対戦する大輝(ハリケーンジム/チーム男鹿キック)のインタビューが主催者を通じて届いた。 大輝は今回がKrush初参戦。地下格闘技やAJKN(オールジャパンキックボクシングネットワーク)で試合を重ね、プロ3戦目で元MA日本ミドル級王者・井原浩之を判定で下してAJKN王座を獲得。2023年4月には野村太一を破りBigbangウェルター級王座に就いた。6月にはK-1で野杁や安保と対戦したプライチュンポンにも判定勝ちしている。戦績は7勝(4KO)無敗。 海斗選手の方が自分より格下だと思ってるんで ──大輝選手は出身が秋田で、ジムは大阪なんですね。 「はい。基本は秋田で活動していて、たまに大阪に練習しにいくという感じです。秋田ってジムとか全然ないんで、試合とかも組まれないんですよ。なので、所属を大阪のジムにしといた方が、試合の話を持ってきてもらえるんで」 ──東京のジムは考えなかったんですか? 「自分はたまたま大阪のイベント(AJKN)によく出てたんで、そこで世話になった人のところに所属を置かせてもらって、試合の話を持ってきてもらってる感じです」 ──なるほど。では普段の練習はどうしてるんですか? 「4~5人で集まってミットを持ち合って、という感じですね。それが『チーム男鹿キック』です」 ──プロ戦績は7戦7勝ということですが、それ以前に地下格闘技の経験があるそうで。 「キックでプロになる前に、関東の地下格の大会に出ていて、12戦10勝2敗です。勝ったのは全部キックルールの試合で、負けた2戦は両方ともMMAルールの試合。どっちも寝技で負けました(笑)。だから今までキックボクシングでは負けたことないです」 ──そんな中で今回、Krush初参戦になりますが、カード発表会見で海斗選手と顔を合わせての印象は? 「いや……特にないっすけど。『デカいな』ぐらいですね(笑)」 ──言い合う中で、海斗選手からは余裕の発言も出てましたが。 「気にならなかったですね。海斗選手の方が自分より格下だと思ってるんで」 ──格下。海斗選手はすでにK-1でもKrushでもけっこうなキャリアがありますが、それでも? 「そうっすね。自分は野杁選手が判定まで行ったプライチュンポンにも勝ってるんで。あっちは野杁選手にKOされた安保瑠輝也選手に負けてるんで、自分の方が上かなと」 ──なるほど、三段論法的に自分が上と思って乗り込むと。 「そうっすね。海斗選手は何が強いのか分かんないですから。1Rぐらいは気をつけますけど、スタミナがないから1R終わったら問題なくなると思うし」 ──逆に自分のどういうところをウリにしたいですか? 「パンチじゃないですか。海斗選手よりパンチあると思いますよ。パンチで倒したいっすね。打ち合いたいっす。でも、海斗選手は打たれ弱いと思うんですよ。いつもKOされて伸びてる印象しかないんで。俺も同じ目に遭わせてやりますよ」 ──初参戦ですが、自信満々ですね。 「そうっすね。自信しかないっす。勝って寧仁太・アリ選手とやりたいです。今回、勝った方が寧仁太選手の次の挑戦者になる可能性高いじゃないですか。だから倒して勝って、宣戦布告したいっすね。早くK-1の本戦に出たいんで」 ──今回勝って、次戦でKrush王者になって、その次がK-1だと。今回、周りの反響はどうですか? 「意外にみんな海斗選手を知ってて、ラッキーって感じです。だからオイシイ相手ですね。本当はもっと強いヤツとやりたかったんですけど、思ったより知名度があるからいいかなと」 ──では秋田から応援も。 「今回は平日(金曜)だったから、いつもより見に来れる人が少ないんですよ。土日だったら秋田から100人以上来てくれるんですけど。大阪で試合しても50人以上来てくれてましたから。高校が野球部だったので、関西のヤツもメッチャいましたから」 ──高校では野球をやってたんですか。 「はい。甲子園に行ってヒットも打ちました。明桜高校ってとこなんですけど」 ──そうなんですか! 明桜って、今年の夏も出てたじゃないですか。 「あ、出てましたね。明桜でサードやってました。格闘技は20歳の時に始めて、今4年目なんすよ。ずっとキックをやってて、地下格のMMAルールの試合は練習もしないで出て。だから寝技で負けたんすけど(笑)。立ち技だけだったら、どうやったら負けるのか分かんないです」 ──そうですか! 「俺は格闘技4年目でKrush出て、海斗選手はそんなにやってるのにまだベルト獲ってないんだって感じっす。何してんの?って感じですよ」 ──俺はすぐに駆け抜けるぞと。 「そうっすね。プライチュンポンにも勝ってるし、K-1でもすぐトップ戦線に行かなきゃダメだと思ってます。海斗選手はまだ中堅選手なんで。今回、試合もセミですよね? Krushデビューでもうここまで来てるんで、あとは上に行くだけです」 ──では最後に、今回の試合に向けての“決意”を教えていただけますか? 「海斗選手には踏み台になってもらって、早く寧仁太選手とやりたいです。海斗選手は大したことなくてモチベーション上がんないんで、寧仁太選手とやってベルトを獲ることを考えてモチベーション上げてます」
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