K-1選抜チームと格闘代理戦争選抜チームの7対7対抗戦が行われる
2019年9月27日(金)東京・新宿FACEで開催される『K-1 KHAOS NIGHT.9』の記者会見が、8月6日(火)都内にて行われた。
毎回テーマが定められる『KHAOS』。今回のテーマはAbemaTVで放映された『格闘代理戦争 4thシーズン』にて、武尊や皇治らK-1ファイターが率いたチームの中から選抜された7名と、K-1選抜の7名が対抗戦を行う「K-1選抜vs格闘代理戦争・7対7全面対抗戦」として行われる。
7月25日に行われた記者会見では格闘代理戦争選抜チームのメンバーが発表されたが、今回はK-1選抜チームのメンバーと対戦カード&試合順を発表。
大将戦は松本(左)vs橋本。ともにデビュー戦
その大将戦には意外なカードが組まれた。松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1選抜) vs橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/TEAM武尊/格闘代理戦争選抜)だ。
松本はK-1カレッジ2018 -55kg優勝の肩書を持っているためK-1選抜となったが、『格闘代理戦争 4thシーズン』にも皇治軍団のメンバーとして出場している。TEAM武尊と皇治軍団はトーナメント準決勝で対戦しているが、松本は負傷のため出場することができず、橋本との対戦は実現しなかった。両者ともバンタム級だが代理戦争では体格が大きな選手にも臆することなく立ち向かい、「この2人の試合を見たかったとの声があった」(中村拓己K-1プロデューサー)ため、お互いプロデビュー戦で大将戦として対戦が実現することに。
橋本が「日向君は大学生でしたっけ? 頭でも格闘技でも負けたら嫌なのでKOします」と言えば、松本は「頭でも格闘技でも全部勝ちます」と言い放つ。
お互いの印象を聞かれると橋本は「正直あんま見てないです」、松本は「橋本君は小柄ながら気持ちで戦うタイプ。その気持ちの部分でも勝つ」と答え、チーム戦の時は意識していたかと聞かれると橋本は「意識してないです」、松本は「自分は出れなかったし、仲間がやられているので意識していました」と、素っ気ない橋本に対して松本は意識しているようだ。
K-1選抜チームの7人
2人ともデビュー戦がメインイベントになったことについては、「素直に嬉しいです。感謝です。デビュー戦はKOと決めているのでしっかり倒します」(橋本)、「デビュー戦でメインでいいのかなと思いますが、それに見合う試合をしたい。FACEでは足りないくらいの試合をしたいと思います」(松本)とそれぞれ意気込む。
どのような試合をしたいかとの質問には、橋本が「めちゃくちゃ面白い試合をして、ド派手なパフォーマンスするのでお楽しみに」と言えば、松本は「胴廻し回転蹴りやヒザ蹴り、空手の時に内股へのカウンターもやっていたので、そういう細かいテクニックを見せたいと思っています。僕は背負っているものが多いので、そういう人たちに感動してもらえるいい試合をします」と、これも対照的な答えが返ってきた。
格闘代理戦争選抜チームの7人
なお、第5試合から第7試合まではいずれもK-1カレッジ王者vs代理戦争選抜(全員プロデビュー戦)という図式になっており、「実は1回目の格闘代理戦争の王者である魔裟斗推薦の松村英明選手もカレッジ王者とデビュー戦で対戦している」(中村P)とのことから、因縁めいたものを感じさせるマッチメイクとなった。
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