スーパーフライ級王者ARINA(左)が同じくK-1 GROUPに参戦している上野の挑戦を受ける(C)NJKF
2023年11月19日(日)岡山・倉敷市のマービーふれあいセンターで開催される『NJKF拳之会主催興行21th~ NJKF2023 west 5th ~』は3部構成で開催される。
第1部はNEXT☆LEVEL日本統一王座決定戦が行われるアマチュア大会。第2部はNJKFミネルヴァ3大タイトルマッチ、NJKFミネルヴァ公式戦2試合、NJKFミネルヴァアマチュア1試合の女子の部、そして第3部ではNJKFプロ公式戦5試合、NEXT☆LEVEL提供試合1試合という構成に。
他のカードに先駆け、ミネルヴァ3大タイトルマッチのカードが決定。
NJKFミネルヴァ スーパーフライ級タイトルマッチとして王者ARINA(闘神塾)が上野hippo宣子(ナックルズジム)の挑戦を受け防衛戦を行う。
ARINAは☆SAHO☆と同門の新鋭で、2021年5月からKrushに参戦。連勝を飾ったが2022年6月の池内紀子との全勝対決で延長戦の末に敗れた。11月にNA☆NAを破り、ミネルヴァ スーパーフライ級王座を奪取。2023年5月にはベテランの水野志保に圧勝。スピードがあり、左右ストレートと右ミドルでアグレッシブに攻める。
上野も同じく2021年から1年1試合ペースでKrush&K-1に参戦。1勝2敗の戦績となっている。
喜多村美紀(テツジム)とYuka(SHINE沖縄)はライトフライ級暫定王座決定戦を争う。
喜多村は、“魔人”と呼ばれ90年代に活躍したキックボクサーであるガルーダ・テツの弟子。約7年のアマチュアキックでの下積み時代を経て、2015年、29歳にしてプロデビュー。遅咲きながらもメキメキと頭角を現し、小林愛三、寺山日葵などのトップ選手と対戦経験がある。2022年2月にsasoriと、3月にぱんちゃん璃奈とタイトルマッチを争ったがいずれも敗れている。悲願の王座獲得なるか。ガルーダ・テツ譲りの決して折れないファイトスピリット、テクニックに定評がある。
Yukaは産後のダイエット目的で格闘技を始め、3児の母として38歳でプロデビューしたこちらも遅咲きのファイター。地元沖縄でデビュー後、2022年2月にK-1初参戦で高梨knuckle美穂と対戦。結果は判定負けだったものの、高梨とノンストップの打ち合いで真っ向勝負して会場を沸かせた。K-1 GROUPでは2連勝後、池内紀子に延長判定で敗れている。
アトム級王座決定戦では、ほのか(KANALOA GYM)とNAO(AXGYM)が王座を争う。
ほのかは2023年5月に前王者MARIに挑戦、首相撲主体のスタイルでMARIを手こずらせたが王座奪取ならず。再度巡って来たチャンスに懸ける。
Naoは3月のNJKFミネルヴァでプロデビューし、Marinaに勝利。6月のNJKFでは元ラウンドガールのAZUを左ヒザ蹴りで2R KO、8月の『GLEAT VER.MEGA』両国国技館大会では女子プロレスラーの福田茉耶も3R TKOに降した。右ストレートと蹴り技、特にヒザ蹴りは鋭くスピードもあるNAOは女子注目の選手。無敗のまま王座まで一気に駆け上がるのか。
<決定対戦カード>
▼NJKFミネルヴァ アトム級王座決定戦 3分3R
ほのか(KANALOA-GYM)
NAO(AXGYM)
▼NJKFミネルヴァ ライトフライ級暫定王座決定戦 3分3R
喜多村美紀(テツジム)
Yuka(SHINE沖縄)
▼NJKFミネルヴァ スーパーフライ級タイトルマッチ 3分3R
ARINA(闘神塾)
上野hippo宣子(ナックルズジム)