ドーピング問題について自身の見解を述べた斎藤
初代RIZINフェザー級王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)が、自身のYouTubeチャンネルを更新。2023年9月2日(土)に行われた記者会見で、ドーピング検査の結果、陽性であったことが発表された木村“フィリップ”ミノル(Battle-Box)について語った。
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斎藤は「僕の考えで言うとフェアではなくなってしまいますよね。極端な例で言うと金属バットとかを持って試合に行くような感じですよね、打ってる人と試合をするっていうのは。それも込みで勝たなきゃって意見もあるかもしれないんですけれど、ちょっとそれはあまりにも乱暴すぎるのかなっていうのが個人的な意見ではありますね。やはりやってはいけないことなので、それをやるってことはある意味、確信犯的なことになるから。それってどうなのかな」と、フェアな戦いではなくなってしまうとする。
「何をしてでも勝てばっていうような国とかいろいろな選手がいるかもしれないけれど、僕はそれでやって勝っても多分心から喜べないだろうし、大事なものを失ってしまうような気がして。僕としはやってはいけないことをやって試合で勝ったとしても、多分、喜べない人間だと思うので。うしろめたさをずっと抱えて。やりたいとも思わないし、やったこともないので実際どのくらいの効果があってどういう風になるのか自分の中では分からないんですけれど、精神的にも使ったことによって強くなった気になるのはあるのかもしれないですね」と、ドーピングして勝っても喜ぶことは出来ないだろうと話す。
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さらに、RIZINのドーピング検査について「僕、RIZINの試合、4試合連続でドーピングチェックやっているんですよ。タイトルマッチはやるって話は聞いていたんですけれど、タイトル戦じゃない試合も4試合連続で尿検査を出しているので(笑)。僕はドーピングするつもりもないし、していないから別にいいんですけれど、なんかランダムで選ばれるみたいなことを聞いていて、いや今回はさすがにないだろうと思ったらまた今回も、また今回もっていうのでずっと尿を提出していますね」と、タイトルマッチを戦う選手以外もランダムで選ばれてドーピング検査をしていることを明らかにした。
そして「選手・関係者は今まで公にしないで内々の中だけでの話だったかもしれないけれど、もうそうも言ってられなくなりましたよね。普通に考えたら手に入れることもなければやる必要もないんですけれど、こういう事例が一個出てしまうことで何も知らない若い選手とか子供たちは、実際にそういうことがあるんだって思ってしまうから、周りの大人も含めて考えていかないといけない問題ではありますよね」と、今回の件は業界に一石を投じたと共に真似をする人が現れるのではないかということを危惧していた。