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2023年9月2日(土)、都内にて「RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA」(10月1日・ドルフィンズアリーナ)の追加対戦カード発表会見が行われ、バンタム級で井上直樹(キルクリフFC)vs.太田忍(パラエストラ柏)が決定。
榊原信行CEOは、会見後の囲み取材でこのカードが、現王者のフアン・アーチュレッタへの挑戦権をかけた試合になる可能性、あるいは勝者が朝倉海と大晦日に対戦する可能性を示唆。
同時に、左膝内側側副靱帯損傷から治療中の朝倉海が10月1日の名古屋大会に出場する可能性を「まだ出る可能性は十分にあると思います。五分五分くらい」と語った。
8月15日に、YouTubeチャンネルを更新した朝倉海は、名古屋大会について「出たいけどちょっとまだ分からない。厳しい可能性が高いと思う。治れば行きたいし、万全じゃなきゃ行けないと思う。大晦日には絶対間に合わせるんで無理せず。とりあえず今月(8月)バッチリスパーリングできるぐらいまで回復できればいけると思うし、また報告します」と、語っていた。
その8月が過ぎて9月に入った朝倉海の現状を榊原CEOは、「まだ出る可能性は十分にあると思います。五分五分くらいじゃないですか。本人も焦りもあるし、(地元の)名古屋だし、ここで復帰したいという思いは持ってくれているので、ぎりぎりまでちょっと諦めずに日々、『どう?』と聞いています。一足飛びで『出れることになりました』とはいかないですけれど、ようやく練習が始められて、対人の練習・スパーリングとかも出来始めるところまでにはなってきている、とは言っている」と、スパーリングが出来る状態にまでは回復している、とした。
しかし、2021年の大晦日のGPで右拳を骨折し、1年5カ月の欠場。2023年5月に元谷友貴を3R KOに下して復活を遂げるも、7月4日のスパーリングで、左膝内側側副靱帯を損傷。「RIZINバンタム級王座決定戦」を欠場した朝倉海にとって、復帰が慎重になるのは当然だろう。
全治6~8週間と診断された今回の負傷で、全治したのが8月末だとしても、そこから1カ月で「試合」に向けた追い込みが可能かどうか。度重なる怪我を再発させないためにも無理はせず、大晦日に照準を合わせることも選択肢に入る。