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【K-1】勝者は世界のステージへ、金子晃大vs.玖村将史の最終決着戦「僕の魂を上げて来た」(金子)「100%の玖村将史を出すために生きていく」(玖村)

2023/09/02 21:09
 2023年9月10日(日)神奈川・横浜アリーナ『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』の特別囲み取材会が2日(土)都内にて行われ、K-1スーパー・バンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する王者・金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と挑戦者・玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)が出席。決戦を8日後に控えた現在の心境などを語った。  過去1勝1敗で3度目の決着戦を迎える両者は、「試合まであと1週間。1回目、2回目の試合は関係なしに、来週のタイトルマッチに向けてしっかり仕上げてきたので3回目ですが次の一戦のことだけを考えて集中しています」(玖村)、「率直に言えば僕が勝つと信じてくれる人たちのために勝ちたいと思います」(金子)とする。  改めて互いの印象を聞かれると、玖村は「お互い成長していると思うので、そこはお互いに自信があると思う。でも変わっていない部分は変わってないと思う。ストロングポイントはお互いに強いままで、前になかった部分や今の方が伸びている部分があるので、そこでどっちがこの1年半で成長しているのかを試合で見てもらえればいいかなと思います」とし、金子は「お互いに見て成長していると分かっているので、それを試合で見せればいいかなと思っています」と、成長した部分での勝負になると声を揃えた。  これまでどう過ごして来たかを聞かれると、玖村は「今までで一番調整した来たし、一番上手く今までやってきたことがつながって今までで一番仕上がりました。みんな仕上がったって言うけれど試合当日、今回の仕上がりを見て欲しいって思います。4回目は絶対ないと思っています。本当は1回で決着がつくものだと思うけれど、3回目があることがありがたいこと。2回目で負けて3回目を組んでもらえたのはありがたいと思っています。K-1も9月から新体勢になるということで、僕は今までもこれからもK-1を試合で体現していくだけだと思っています。僕が試合で体現していったら結果的に面白い試合になってみんなが盛り上がってくれると思うので、自分がやるべきことだけをやってきましたね」と答える。  一方、金子は「僕の魂を上げて来たって感じですね。(攻略など)見えてきた部分はやってきた中で見えてきたけれど、その見えてきた中で結局はやっぱり魂が大事だなということに気付きました。(魂の磨き方は)1日1日集中してやることです」と、独特の金子節。  これに玖村は「自分は試合の中の感覚というものは、前回の試合の中でつかんで、自分を出したら絶対に勝てるって感覚があります。その感覚をこの半年間、常に磨いてきたので(攻略法は)見つけています。あとは試合でどれだけ出せるか、それは自分自身にかかっているのでそれを出すだけですね」とした。  残り8日間の過ごし方を聞かれると、玖村は「今までと変わらず100%の玖村将史を出すために生きていきます」、金子は「まだ上がると思うので、まだ上げて行こうと思います。出来るところまで上げて行こうかなと。上がるところまで上げるってことです」と、それぞれ自分を限界まで高めて臨みたいと強く意気込む。  おそらく最終決着戦。どのような結末がふさわしいと思うかとの問いに、玖村は「そこはもちろんKOが一番分かりやすく、3回目にふさわしい。でも、このレベルでは簡単にKOで終わるとはいかない。判定でも圧倒して勝つことが3回目にふさわしい」と言えば、金子も「3回目なのでふさわしいのはKOですよね。金子(KANEKOの最初と最後のアルファベットで)のKOで」と、完全決着戦にふさわしい終わり方をしたいとする。  今大会では無差別級トーナメントが行われるため、軽量級とどっちが面白いかとの勝負にもなるわけだが、玖村は「(対抗意識は)もちろんあります。軽量級はMAXでヘビー級はワールドGPと分けられますが、そうなったらワールドGPの方とも対決していかないといけないと思っているので。今回はその第1回の勝負だと思っています」とそこにも負けたくないとしたが、金子は「ヘビー級にはヘビー級の良さがあって、軽量級には軽量級の良さがある。それは見る人が判断すればいい。でも、僕のやってきたことのデカさは体重が重かろうがそこは負けないと思っています」と見る人が判断すればいいと対照的。  この頂上決戦に勝った方には次にどんなステージを用意したいか。カルロス菊田K-1プロデューサーは「世界のステージを用意したいと思っています。海外の試合もそうですし、海外から呼ぶ選手もそうですが、日本でやるにしても海外でやるにしても海外のファンに対してこの軽量級の試合を、選手をどんどん見てもらいたいと思っています」と、軽量級の面白さを世界に知らしめていきたいとした。  また、「(メインイベントで)お願いします」と主張した玖村に対し、金子は「それは周りが決めることなので流れに任せます」と、ここでも両者は対照的。“動”の玖村に対して“静”の金子というイメージが浮き彫りになっていた。
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