日本vs.韓国の3対3マッチが行われる(日本チームのTETSUは会見を欠席)(C)K-1
2023年8月27日(日)東京・後楽園ホール『Krush.152』の前日計量と記者会見が、26日(土)都内にて13・00より行われた。
今大会の第7試合からメインイベント(第9試合)は「日本vs韓国・3対3」の日韓対抗戦となる。
メインイベントとなる大将戦は壬生狼一輝(力道場静岡)vs.パク・ヒョンウ(韓国/Gimje X-gym)のKrushバンタム級の一戦。会見に同席したの石川直生Krush EVANGELISTも、この大将戦を「若くても頼もしい二人がどうやって締めてくれるのか? Krushらしいメインイベントになることを期待しています」と期待を寄せる一戦だ。
日本チームの大将・壬生狼は6.3K-1横浜武道館大会で白幡裕星に勝利。K-1バンタム級のトップ戦線に食い込んでいくためにも、絶対に勝利しておきたいところ。この日は田代まさしさんのTシャツを着用して登場した壬生狼は「明日は会場を爆発させる! 壬生狼ボルケーノじゃ! 明日は後楽園ホールを地鳴りさせます」と元気良く意気込みを語った。
対する韓国チームの大将のパク・ヒョンウは、石川EVANGELISTが「回転の速いパンチからのローキック、それから飛び込みの速いストレートが非常に光るファイター」と評している選手。日本では2回試合経験があり、その2試合はいずれも負けているが、「3人ともリングをベッドだと思って気持ち良く寝てもらえるよう、KOで勝ちたいと思います」と、不敵に対抗戦の勝利を誓った。
中堅戦は松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)vs.チャン・ウヒョク(韓国/Seongnam Seolbong/KTK)のKrushスーパー・フェザー級戦。ここ3戦3勝で2連続KO中と上り調子の松山は、「9月に同じ階級のタイトルマッチ(中島千博vs.高橋直輝)が決まったんで、そこのタイトルマッチに向けてもいいアピールできるような試合にしたいと思っています」と、タイトルマッチも見据えて必勝を約束した。
対する韓国チームのチャン・ウヒョクは、「重心低くプレッシャーをかけながら強烈なパンチを振ってくるファイター」と石川EVANGELISTから紹介されたが、対抗戦に関しては「今回は韓国が3-0で勝って、この3人をまたK-1、もしくはKrushで見ることになるんじゃないかと、自分では自信を持っています」と意気込んだ。
対抗戦の火蓋を切る先鋒戦はTETSU(月心会チーム侍)vs.チャン・ドクジュン(韓国/Seongnam Seolbong/KTK)の-63kg契約の一戦となった。TETSUは計量後の体調不良のため、大事を取って会見は欠席。相手のチャン・ドクジュンは、「アゴを引いて強烈なパンチを振ってくるK-1ルールと相性非常に良いファイター」(石川E)というアグレッシブな選手で、本人も「Krushのお好みのファイトスタイルだと思います。結果は明日ご覧の通りに出ると思うので、自分も先鋒として1~2RでKOで勝ちたいと思います」と、自身の勝利にもチームの勝利にも自信をみなぎらせていた。
第6試合は近藤魁成(TEAM3K)vs.FUMIYA(E x F)のKrushスーパー・ライト級のワンマッチ。この二人はアマチュア時代にも2度対戦して、2回とも近藤が勝利しているが、プロになってからは初めての再戦だ。
3.25『Krush.147』で、K-1のリングでも活躍したヴィトー・トファネリに勝利し、スーパー・ライト級のトップ戦線を狙う近藤は、「稲垣選手がチャンピオンになってからずっと挑戦したいと思っているんで、この試合に勝って、三度目の正直でベルトを獲りたいです」とコメント。対するFUMIYAはK-1 GROUPのリングで勝った試合はいずれもKO勝利というファイターだが、今回の一戦に向けても「僕はKOを狙わなくてもKOになるんで、今回も普通にKOで終わるんじゃないかと思います」と、KOによる勝利を約束した。
第5試合は竹内将生(エイワスポーツジム)vs.健介(Jay's Box)のKrushフェザー級ワンマッチ。「健介選手のいいところを消して俺が勝ちます」(竹内)、「明日は実力も実績もある竹内選手にバチッと勝って、12月のK-1大阪の試合に出られるようにアピールします」(健介)とコメント。
また、第4試合の昇也(士魂村上塾)vs.古宮晴(昇龍會)のKrushライト級ワンマッチの二人は、「古宮選手が6連勝を獲りに行くのを防ぎます」(昇也)、「明日はしっかり6連勝目いただいて、タイトルに挑戦するのは自分しかいないということを証明します」(古宮)と意気込んでいた。