色々なところに行って、心を開いて吸収し、自分にベストだと思った事にチャレンジすれば、アジア人にもチャンスはある
──この階級では同じ選手が何度もタイトルショットをしています。新しい風が必要だと思いますか? アルジャメインは階級を上げる事も検討しているそうですが、それについてはどう思いますか?彼はすぐにタイトルショットをする権利はあると思いますか?
「今、ヴォルカノフスキーを倒せる選手は、正直いないと思う。自分もオクタゴンで対戦した時に彼の強さに圧倒された。そんな事、普通はないのだけれど。ただヴォルカノも年齢を重ねていって、若手の選手も育ってきているから、将来は倒されるという事はあると思うが、もう少し時間がかかるのではないかと思う」
──RTUについてアジアでMMAを大きくしていく事については?
「MMAに答えというものはないと思っているが、正直アジアより西洋の方がテクニカル的な部分を育てるという事については発展していると思っている。韓国も日本も中国もアジアの国に関しては、それぞれ格闘技の育成も独特の文化があって、そこから飛び出す事は難しいかと思う。“米国に行って言われた事をそのままやれ”と言う訳ではないが、色々なところに行って、心を開いて色んな事を吸収し、自分にベストだと思った事にチャレンジして、自分が持っているものを発展させるのが大事だと思っている。戦士というよりもアスリートという感覚を身に着けていけば、アジア人でもUFCでもいいキャリアを築けるチャンスがあるのではないかと思っている」