ダウンを取り合って最後に勝ち切ったのは、成長よりも珍しい
――話は変わりますが第2子が誕生すると聞きました。家族が増えると更に気合は入りますか?
「よく皆子供が産まれたら頑張れるとか言いますけど、僕は分からないんですよね。それより8月22日が予定日なんですよ。試合がその4日後なので今は予定日がずれないか心配してます(笑)」
――試合後の楽しみがありつつYA-MAN戦に集中する感じですね。
「全力で行きますよ。また血尿出します」
――YA-MAN戦に向けて特別な練習を行っていますか?
「特別な練習はしていないです。少しサウスポーの練習はやりましたけど」
――それは試合でもサウスポーで戦う考えがあるという事でしょうか?
「そこは楽しみにしといてください」
――SNSで原口選手や海人選手とスパーリングをしている投稿を拝見しました。最近も同様の練習はしていますか?
「2人は来ていないですけど、最近は体重の重たい人と練習しています」
――その辺はYA-MAN選手の圧力や突進力を意識してのことでしょうか?
「それは軽い人とやるよりは重たい人とやった方が練習になると思ったからです」
――YA-MAN選手がハンドスピードやステップが上がったと強調していましたが、その辺りは対策済みですか?
「対策はしていないですけど、MMAとかもやっていて単純に強くなっているなって思います」
――山口選手はプロで50戦ほど戦って色々な団体で活躍されていますが、その中でこの初代のベルトを狙うというのはキャリア的に意味を感じますか?
「意味というよりは『RISE』のベルトに価値がありますね。YA-MANと対戦することが僕の中で大きいですけど、それに勝ったら価値があるRISEのベルトが付いてくるっていうのが良いですよね」
――前戦のタリソン選手との対戦でのダウンの応酬は、キャリアの長い山口選手にとっても進化につながるような手応えはありましたか?
「いつも良い試合をしても負けてしまっていたので、あそこまでダウンを取り合って最後に勝ち切ったのは、成長よりも珍しいと思いました(笑)。でもそれが成長って言うんですかね」
――先ほどYA-MAN戦では負ける気がしないと話していましたが、前回の勝ち切ったことが自信に繋がっていますか?
「基本的にはどの試合でも負ける気はしていないけど、前回の試合で勝ったことが自信に繋がっています」
――YA-MAN選手は児童養護施設の子達やシングルマザーを招待するという活動が、自分の格闘技のモチベーションになると話していたのですが、山口選手自身はどういった事がモチベーションになっていますか?
「お金を稼ぐことですかね。言ったら格闘技は僕にとって仕事じゃないですか。だからお金を稼ぐために勝ちますよ」
――ABEMAのビジュアルにある『殴り合い血戦、夏』という煽りのキャッチコピーはどう思われますか?
「実は僕、けっこうお気に入りなんですよ。撮影の時にいっぱい衣装を着せられて『なんなんこれ?』って思ってたんですけど、ビジュアルが出た時にカッコいいやんって思いました。日に日に見てたらお気に入りになりました。(笑)」
――最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。
「8月26日にめちゃめちゃすごい試合をします。すごい盛り上がると思うので是非会場に来て生で見てください。よろしくお願いします」