2019年8月24日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイト in 大阪~』の第7試合、日本vs世界・5対5クルーザー級3分3R・延長1Rで、Bigbangヘビー級王者・愛鷹亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦するK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/WSRフェアテックス・イラン)が公開練習を行った。
ウィラサクレック・ウォンパサー会長がミットを持ち、2分2Rのミット打ちを披露したカリミアン。気合いの入った表情でパンチを繰り出すと、会長が高く掲げたミットにハイキックも蹴り込む。梅雨が明け猛暑日・真夏日が続く関東にあって、さらに気温を上げるかのような攻撃を見せた。
カリミアンがリングに上がるのは、加藤久輝に判定勝ちで初防衛を果たした3月『K'FESTA.2』以来となる。3月の試合後も日本に滞在していたというカリミアンは顔も体も日焼けしており、それを尋ねられると「ビーチで練習したりしていたからね」と笑顔を見せた。
真夏に日本で試合をするのはカリミアンにとって初めて。アフリカからの観光客でさえ「日本の方が暑い」と言うほどの日本の暑さは、コンディション作りに影響しないのだろうか? カリミアンは「去年9月末に試合をした時はまだ暑かったし、その前は日本と少し気候が似ているイラン北部で練習していた。多少暑さは厳しいけど大丈夫」と、あまり気にしていないようだ。
普段から試合そのものについてはあまり多くを語らないカリミアン。愛鷹との一戦は「日本vs世界・5対5」の一つとして行われるが、カリミアンは「日本のファンが私に敬意を示してくれるように私も日本のファイターに敬意を感じている。今回はタイトルマッチではないし、どんな相手でも戦うというだけだ。相手の愛鷹についても特に話すことはない。自分の練習をするだけだ」と語るに留めた。
どのような戦いを思い描いているかと聞かれても「私は一人ひとり、どんな相手に対しても違う戦い方をする。相手は私がどう出るか予想できないし、どんな戦いになるかは試合を見れば分かる。どんな勝ち方をするかについても同じだ」と、これもほとんど表情を変えずに淡々とコメントを続ける。
しかし愛鷹が「カリミアン選手とOD・KEN選手の試合を見て、十分戦えると思った」と発言したことについて聞かれると表情が変わり「試合前なら何とでも言える。試合後の彼の顔がどうなっているかを見てほしい。そうすれば分かる」と不気味な“破壊予告”を残した。
K-1では無敗の4連勝中のカリミアン。さらに連勝記録を伸ばしていくのか。