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【GLADIATOR】フェザー級巻き返しを図る河名マスト&チハヤフルが、ユン・ダウォン&ハンセン玲雄を相手に再起戦、バンタム級GP準々決勝後半は取りやめ、竹本啓哉vs.アルギルマーの王座戦に=9月30日(土)大阪

2023/08/15 13:08
 2023年9月30日(土)に大阪豊中市・176BOXにて開催される『BODYMAKER presents GLADIATOR 023』の対戦カードが発表された。 ▼GLADIATORフェザー級 5分3R河名マスト(ロータス世田谷)ユン・ダウォン(MMAstory/韓国)  既報通り、同大会では、GLADIATORフェザー級王座決定トーナメント決勝=パン・ジェヒョクvs.ダギースレン・チャグナードルジが決定しているが、6月大会の準決勝でその両者と死闘を繰り広げながら惜敗した河名マストと、チハヤフル・ズッキーニョスが、再びタイトルを目指し、仕切り直しの一番に臨む。  河名の対戦相手は、韓国の名門ジム・MMAストーリーからGLADIATOR初参戦となるユン・ダウォンに決定。ダウォンは2023年2月の「Black Combat×DEEP」対抗戦のライト級で、DEEPライト級王者・大原樹理に敗戦しているが、今回は本来のフェザー級で河名に挑む。  6月の「GLADIATORフェザー級王座決定トーナメント準決勝」でパン・ジェヒョクにスプリット判定で敗れた河名マストにとっては、目標となるフェザー級王座奪取から「Road to UFC」に進むために、連敗は許されない正念場の日韓戦だ。  再起戦に向かう河名は、「前回の試合では、自分の思うように試合が進められない中で、新たな発見をすることができました。その発見に頼ることなく、自分のやりたいことを押し付けていく中で、また新たな自分を見つけられるような試合にしていきます。対戦相手のユン・ダウォン選手は、柔らかくて投げづらいタイプですが、そんなことお構いなしで固めて決着つけて勝ちます。グラジの借りはグラジで返す!」と、意気込みを記した。  対するダウォンは、「MMAストーリー所属のユン・ダウォンと申します。今回、チャンスを与えて下さったGladiatorの皆さん、本当にありがとうございます。マスト選手はグレコローマンスタイルレリンクのU23世界選手権優勝と聞きました。彼のようなエリート選手は当然強いでしょうが、未だにMMAに慣れていない感じがします。MMA一筋の私が、しっかりとMMA的なゲームプランを実行して勝たせて頂きます。自分も連敗中ですので、勝利は譲れません。覚悟していて下さい」と、MMA経験で上と、勝利宣言している。 ▼GLADIATORフェザー級 5分3Rチハヤフル・ズッキーニョス(MIBURO)ハンセン玲雄(総合格闘技道場Reliable)  河名vs.ダウォンと同じフェザー級で、チハヤフルvs.ハンセン玲雄が決定。  6月の「GLADIATORフェザー級王座決定トーナメント準決勝」で、ダギースレン・チャグナードルジにスプリット判定で敗れたチハヤフル・ズッキーニョス。組みの際であと1歩競り勝てなかった前戦からの再起戦は、“殴り屋”ハンセンとの試合になった。  ハンセン玲雄は、1月大会で神戸リライアブルの同門である中川皓貴がチョ・ソンビンに敗れた直後から、リベンジと王座奪取を宣言。6月大会でGLADIATOR初出場を果たすと、WARDOGフェザー級チャンピオンの徳野一心一馬をわずか30秒で下し、王座決定トーナメント出場のチハヤフルと戦う権利を手にした。  一言で言えば「組み×打撃」となるであろうチハヤフルとハンセンの一戦。フェザー級2試合の勝者は、結果だけでなく内容も吟味され、同日の王座決定T決勝「ダギースレンvs.ジェヒョク」の勝者=新チャンピオンへの挑戦権を獲得することができるか。王座戦線生き残り戦となる。  試合に向けた両者のコメントは以下の通り。 ◆チハヤフル・ズッキーニヨス「僕の負け筋が思いつかない」 「ハンセン選手は良い選手だと思います。着実に力をつけてきていて、総合的に戦績以上の実力を持っていると思います。前回の30秒KOもお見事でした。が、申し訳ないのですが、僕の負け筋が思いつきません。彼の打撃で僕は倒れませんし、寝技でも上回ります。ドロドロのスクランブル合戦も望むところです。今大会ではフェザー級タイトルマッチがあり、個人的にはダギースレンが勝ってくれると思っています。僕も差を見せてフィニッシュして、次期挑戦者として真っ先に名前が挙がる試合をします!」 ◆ハンセン玲雄「関西にいて世界を体感出来る団体で、チハヤフル選手をしっかり仕留めきる」 「チハヤフル選手は前回大会のトーナメントではダギースレン選手を相手に粘り強い試合をしていて、面白い選手だなと思いました。他の試合を見ても打撃も組みもする、バランスの良い選手という印象です。前回判定で負けていましたが、トーナメントに出ていたチハヤフル選手をしっかり仕留めきって、ベルトに向けて良いアピールをします。GLADIATORは外国人選手も多く出場していたり、関西にいて世界を体感出来る団体だと思い、その舞台で試合をしたいと思っていました。前回初めて出場したので、今回の試合でまずはGLADIATORのお客さんに僕という選手を覚えてもらい、GLADIATORで猛威をふるっている外国人選手をしっかり倒してベルトを獲りたいと思っています」 [nextpage] フェザー級決勝はダギースレンvs.ジェヒョク、バンタム級・竹本vs.アルギルマー、PROGRESS暫定王座戦で森戸新士vs.世羅智茂も ◆BODYMAKERpresents「GLADIATOR 023」2023年9月30日(土)大阪府豊中市・176box開場/12:00 開始/13:00予定 【既報カード】 ▼GLADIATORフェザー級王座決定トーナメント決勝戦 5分3Rダギースレン・チャグナードルジ(shandas Devjee/モンゴル/MGL-1フェザー級王者)パン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM) ▼GLADIATORバンタム級タイトルマッチ 5分3R竹本啓哉(ALIVE)テムーレン・アルギルマー(Shiqen Beelii/モンゴル/第7代GLADIATORバンタム級王者) ▼PROGRESSフォークスタイルグラップリング ウェルター級暫定王者決定トーナメント決勝戦 5分3R森戸新士(藤田柔術/LEOS JIU JITSU ACADEMY)世羅智茂(CARPE DIEM)  当初、同大会では6月の『GLADIATOR 022』において開幕した「バンタム級GP準々決勝」後半の4試合が行なわれる予定だったが、「取りやめ」となった。  6月大会では前王者・神田T800周一、テムーレン・アルギルマー、竹本啓哉、そしてフィリピンから挑んだジェイソン・マルガリョが熱い戦いを繰り広げ、今大会で準々決勝出場に強い意欲を持ち、同GPの中心となると目されていた選手も名乗りを挙げていたが、「諸事情により出場を見合わせ」に。  その結果、前半戦出場の4選手に相応しいファイターの出場が見込まれないのであれば、「いたずらに試合数を増やしたトーナメント戦を実施するよりもGPを中止」し、本来はGP準決勝兼タイトル戦として12月大会で行う予定であった王者テムーレンとチャレンジャー竹本啓哉の一戦を、今大会で行うことになったという。  また、6月大会の準決勝2試合、パン・ジェヒョクと河名マスト、ダギースレンとチハヤフル・ズッキーニョスが対戦した準決勝2試合が「GLADIATOR」史上に残る激闘となったフェザー級王座決定トーナメントの決勝は、1月のライト級タイトル戦に続き外国人選手同士のマッチアップとなっている。  韓国人選手とモンゴル人選手のファイナル・王座決定戦は、アジアの本格的フィーダーショーを目指す「GLADIATOR」にとって、例え日本人選手がいなくとも、高みを目指す上で意義深いマッチアップとなった。  そしてタイトル戦3連発、最後の1戦は6月大会で森戸新士、網藤雄太、世羅智茂、網藤雄太の4選手が参戦し、準決勝が行われた「PROGRESSフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定トーンメント」決勝戦・同級暫定王座決定戦として、森戸と世羅が対戦する。  ADCC2024予選イヤー、11月に実施されるオセアニア・アジア予選に向け、国内でも盛り上がるグラップリング界において、そのADCCルールでも必要となる「上を取る攻防」を磨けるのが、PROGRESSフォークスタイルグラップリング・ルールといえる。このタイトル戦は、正規王者ジェセフ・チェンとの統一戦も視野に入れた一戦となる。
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