2023年8月26日(土)東京・アリーナ立川立飛での開催が決定した『BreakingDown 9』の出場者を選考するオーディションの動画が、同イベントのCEOである朝倉未来のYouTubeチャンネルにて公開されている。
14日に公開されたvol.5では、前回予告されていたピーター・アーツとアーネスト・ホーストが引き連れてきたヨーロッパ勢の全貌が明らかに。アーツは「今回、俺は君たちと戦う欧州のストリートファイターを連れてきた。やってやろうじゃないか」、ホーストは「連れてきた選手の試合が楽しみだ。覚悟しておけ」と、ひな壇に陣取るBreakingDown勢に宣戦布告。対抗戦に出場するヨーロッパ勢は以下の8名。
プロMMA12勝ボヤン・コセナル(スロベニア)Bojan Kosednar
プロキックボクシング3勝リオ・リチャードソン(オランダ)Rio Richardson
プロ37戦28勝イリヤス・ブキョウア(モロッコ)Iliyas Boukyoua
MMA5勝シェリフ・ラロッシ(オランダ)Cherif Larossi
KO率100%サム・ルサガラ(イタリア)SAM Rusagara
キックボクシング&ボクシング4勝シブラン・ソヒエ(ベルギー)Sybran Sohier
13戦10勝アデム・ケシュカー(トルコ)Adem Kosker
プロキックボクシング2勝ジョナス・アドリアンス(オランダ)Jonas Adriaanse
戦績が明らかなのはボヤン・コセナルで、MMA戦績は12勝14敗。12勝のうち3試合がKO、4試合がサブミッションによる勝利。2008年8月には『戦極』に来日し、横田一則と対戦して判定負けしている。直近の試合は2021年12月で『Megdan Fighting 10』にてベアナックルファイトで判定負けしている。9月2日には『FNC 12』で次の試合が決まっているようだ。
イリヤス・ブキョウアは2018年12月の『HOOST CUP KINGS NAGOYA 5』にピーター・アーツの弟子として来日し、チューチャイ・ハーデスワークアウトジム(タイ)に判定負け。
シェリフ・ラロッシはアマチュアMMAで3勝1敗、プロMMAでは2勝3敗。直近の試合は2023年3月の『Levels Fight League 8』でリアネイキドチョークにより勝利を収めている。10月28日に次回の試合が決まっているようだ。
登場して即乱闘となり、特にいきり立ったのはとしぞう。ジョナス・アドリアンスとこの場で戦いたいとし、日本vs.ヨーロッパ対抗戦前哨戦としてスパーリングが行われることになった。「日本ナメんじゃねえ」と向かって行ったとしぞうが左フックからの右フックをヒットさせて前へ出て行き、アドリアンスをケージに追い詰める。前に出て行くとしぞうにアドリアンスはミドルを蹴るが、押され気味で終えて延長戦へ。ここでもとしぞうの連打に下がるアドリアンスだが、左右ミドル、右ハイ、ヒザと攻撃を増やしていき、しつこく蹴ったミドルが効いたかとしぞうの動きが止まる。後半はアドリアンスが優勢となり、朝倉未来CEOの手はアドリアンスに上がった。
そのアドリアンスの対戦相手には、2020年KWF国際大会や2020・2021年JKJO全日本選手権を2連覇している空手家のダンチメン・あつきが名乗りをあげて本戦での対戦が決定。朝倉未来が「身体能力おばけ」と称するほどの身体能力を持ち、7月の『BreakingDown8.5』では『ROAD FC』にも出場したプロMMAファイターのジョン・ジェイルを破っている小柴亮太は、サム・ルサガラとの対戦が決まった。
他の対戦カードは次回16日公開のvol.6で、本戦の全対戦カードが出揃うようだ。