キックボクシング
ニュース

【KNOCK OUT】K-1から元Krush王者・玖村修平が参戦、栗秋祥梧が迎え撃つ「イケメン2人が血だらけになる試合が出来たら盛り上がる」(玖村)「必ず瞬殺します」(栗秋)

2023/08/13 19:08
【KNOCK OUT】K-1から元Krush王者・玖村修平が参戦、栗秋祥梧が迎え撃つ「イケメン2人が血だらけになる試合が出来たら盛り上がる」(玖村)「必ず瞬殺します」(栗秋)

共に強打を持つKNOCK OUTの栗秋とK-1の玖村が激突

 2023年9月16日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.4』の対戦カードが決定した。

 出場が発表されていた栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)の対戦相手は、予告されていた通りK-1 GROUPからの参戦となる玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)となった。


 栗秋は九州で活躍後、2018年10月に上京してクロスポイント吉祥寺に入門。天性の格闘技センスを生かした左の攻撃を武器とし、飛びヒザ蹴りは一撃必倒のキレと破壊力を秘めている。2022年7月にTAKERUに判定で敗れたが、10月の『RIZIN』では翔を2Rにハイキックでマットに沈めた。今年4月に内藤凌太に判定2-1で勝利すると、6月には鮫島大翔を得意の左フックでKOした。戦績は43勝(23KO)21敗3分。

 玖村は2017年6月にNJKFバンタム級王座を獲得。2018年6月からK-1 GROUPに参戦し、2020年11月の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」では準決勝で新美貴士に敗れて涙をのんだ。2022年2月に第2代Krushフェザー級王者・小澤海斗に勝利、そして5月には新美貴士を破りKrushフェザー級王座を奪取。8月の「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦でジャオスアヤイをKOしたが、準決勝で軍司にKO負け。12月のK-1で斗麗に敗れ、2023年3月には森坂陸に敗れて王座を失って3連敗中。戦績は19勝(9KO)12敗1無効試合。

 宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「僕としてはK-1 GROUPからトップの一人が上がってきたなという印象です。ここで玖村選手の登場があるとは誰も思っていなかったと思います。ヒリヒリする戦いに間違いなくなると思います」と自信のマッチメイクだとコメント。


 栗秋は「KNOCK OUTを背負ってリスペクトを持って、しっかりいい打ち合いが出来るように僕もぶっ飛ばす気持ちで向かって行こうと思います」と意気込み。玖村は「最近K-1とKNOCK OUTが交流していて特に若い子たちがメインで出ていると思いますが、K-1勢があまり勝てていなくて盛り上がっている感じがあまりしないので、先輩として盛り上げに来ました。対抗戦というよりは、僕はKNOCK OUTのリングを楽しんで盛り上げて格闘技自体を盛り上げられるように頑張りたいと思います」と盛り上げに来たと話した。

 互いに相手の名前を聞いてどう思ったかとの質問に、栗秋は「純粋にいい選手だなって印象もあったし、僕が望んでいたカードのひとつなので盛り上がると思います」、玖村は「僕は栗秋選手のことはK-1に来る前から知っていて、K-1に来てからも僕と似ているって意見が多くて(笑)。選手の印象よりそっちの印象が強かったけれど、一発のパワーもあるし勢いもあるので、乗せたら怖いが安定感がない選手で。僕も安定感がないので(笑)、いい意味で緊張感があるハラハラドキドキさせる試合が出来ると思います」と似ているのは顏だけではなくタイプも似ていると笑う。

 では、相手より勝っていると思う部分は何かとの問いに、栗秋は「一発の破壊力とポテンシャル」と回答。玖村は「僕はポテンシャルはそんなにないけれど、気持ちでは負けない。気持ちと体力で3Rかけて倒しに行きます」と、こっちは栗秋と正反対だと答えた。


 対抗戦として敵地に乗り込む気持ちを聞かれた玖村は「形は対抗戦ですが、僕は王者ではないので団体を背負う気持ちはなくて。純粋に栗秋選手といういい選手といい試合を見せて、KNOCK OUTのファンに僕を知ってもらえればと思って参戦させていただきました」と、純粋に戦いを楽しんで自分の名前をもっと広く知ってもらいたいとする。

 KNOCK OUTとK-1の対抗戦については、玖村は「あまり盛り上がっている感じはないのかなと。(対抗戦をしている選手が)若い選手とか肩書きのある選手ではないと思うので。僕は元王者なので、いきなり王者が出てきても盛り上がると思いますが、僕みたいな間の選手がまず出てきた方が盛り上がると思う。K-1も負け越していると思うので、そこは先輩として1回止めてやろうという気持ちで来ました」と、自分は対抗戦にちょうどいいポジションだとし、K-1に勝利をもたらしたいとした。

 栗秋は「対抗戦として面白いと思う。交流戦が今後増えていったらいいなとも思います」と言いながらも、8月6日のKNOCK OUTで行われた3vs.3の対抗戦は「自分の練習、イメージに集中しているので他の試合は見てないです」という。

 バチバチの打ち合いが期待されるところで、栗秋が「打ち合えるなら打ち合ってきて欲しい」と要望すれば、玖村も「自然とそうなると思う。テレビの生中継(TOKYO MXにて当日19:00~21:30)もあると聞いたので、そこに出してもらうってことはそれなりの覚悟を持って上がるので盛り上がると思います」と、地上波生中継にふさわしい試合を見せると誓った。


 KNOCK OUT-BLACKのルールはK-1ルールと違いワンキャッチワンアタックが有効となるが、玖村は「K-1に来る前は首相撲だったり、ワンキャッチルールだったりでやっていたので、そこに戻ってきただけです。K-1はキャッチ禁止なので、自分の動きを制限していた部分がある。それが解禁できてよいと思います」と、このルールでも自信があると言い放つ。

 互いのイケメンぶりをどう思うかとの質問には、「カッコいいです。言うことがないくらいのイケメンです」(栗秋)、「会うのは初めてですが似てますか(笑)? ありがたいことにイケメンだと言ってもらえるので、その2人が血だらけになる試合が出来たら盛り上がると思う」(玖村)と、玖村はそれも面白い要素になるとニヤリとした。

 栗秋は前回の会見でK-1 GROUPの篠塚辰樹の名前をあげたが、「ぶっちゃけ、誰でもよかったので。面白い打ち合いが出来るのが篠塚選手だと思っただけ。でも打ち合いが出来るファイターを用意してもらったので、今回ぶっ倒して僕がK-1に乗り込んでもいいのかなと思う」と豪語。

 これに玖村は「僕がぶっ倒されても栗秋選手はリング上でのマイクで盛り上げられない。僕がぶっ倒してマイクで僕が喋った方が後半戦の試合を盛り上げられると思う。僕が喋った方が盛り上がると思うので僕が倒して一夜明けとかも盛り上げます」と、自分が勝った方が盛り上がると反論した。

 最後に栗秋は「当日はKNOCK OUTを背負って必ず瞬殺します」と宣言。それに対して玖村は「当日はKNOCK OUTのリングを楽しみながら3Rを使って粘り強く戦います」と3R楽しみたいと話した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.334
2024年9月21日発売
UFCデビューの朝倉海をビリー&エリーHCと共にインタビュー。またUFC6連勝で1位ロイヴァルと戦う平良達郎、DJの引退インタビュー、期待のプロスペクト、格闘技の新しいミカタを特集!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア