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【RISE】梅野源治がRISE「-61kgトーナメント」参戦。大雅vsセクサンも。「-58kgトーナメント」は那須川天心がフェデリコ・ローマと対戦。ほか1回戦カード発表=3月10日(日)『RISE WORLD SERIES』大田区総合体育館

2019/01/17 09:01
3月10日(日)大田区総合体育館で開幕するRISE世界トーナメント『RISE WORLD SERIES』の対戦カード発表記者会見が1月17日、TOKYO DOME HOTEL B1F「シンシア」にて行われた。 会見には、「-58kgトーナメント」に出場する那須川天心(TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級王者)、志朗(BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級王者)、さらに「-61kgトーナメント」出場が新たに発表された梅野源治(PHOENIX/元ラジャダムナン・スタジアム認定ライト級王者)、出場が決定していた大雅(日本/TRY HARD GYM/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者)、裕樹(日本/ANCHOR GYM/RISE三階級王者)らが出席。それぞれの対戦相手も発表された。 「-61kgトーナメント」に出場する梅野源治は中国のル・ジュンと対戦。2013年3月17日の「RISE 92」以来のRISE参戦となる。2012年10月のK-1で判定負けしていたチャンヒョン・リーに、RISEで判定勝利。ヒジ無しルールでもリヴェンジを果たしていた。 その後、梅野は2016年10月23日、REBELS.46で行われたラジャダムナン・スタジアム認定ライト級タイトルマッチでヨードレックペット・オー・ピティサックに判定勝ちし、ラジャダムナン王座を獲得。2017年5月にタイでサックモンコン・ソーソンマイに敗れ王座陥落。REBELSでスアレック・ルークカムイ、インディートーン・ポー.ピナブハットに勝利し、2018年2月にルンピニースタジアム認定ライト級王座決定戦で、クラップダム・ソーチョーピャッウータイに敗れ、ルンピニー王座獲得はならなかった。 続く2018年6月のREBELS.56でピンペット・シットジャーディンに判定勝ち、8月REBELS.57でもピエトロ・ドウリャに3R KO勝利し、復帰2戦を白星で飾っていたが、10月8日のREBELS.58で元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者のギャットペット・ピークマーイレストランに判定0-2で敗れ、ルンピニー王座再挑戦に向け、仕切り直しというタイミングだった。 会見で梅野は、「今回の参戦に驚きはあると思いますが、自分のなかでは一切ブレていません。世界で一番強くなりたい、という思いのなか、これからもムエタイのベルトを狙っていきたいし、世界の強豪がそろっている、こういう舞台で戦いたいと思いました。首相撲もヒジもないなかでもしっかり力を見せて、対応できる梅野源治をお見せしたい。梅野源治の名前を世界に知らしめたいと思います。2012年10月のK-1でチャンヒョン・リーに負けて、リベンジしたいという思いを汲んで、RISEの伊藤代表に試合を組んでもらった感謝の気持ちもあります」と『RISE WORLD SERIES』参戦の思いを語った。 なお、大晦日の那須川のメイウェザー戦のKO負けからの復帰について、伊藤隆代表は「RISEの場合はKO負けから45日が経てば出場可能ですが、細かい検査はこれからなのでその精密検査の結果、問題なければ。日常生活は問題無く、練習も再開しています」と語った。また、ロッタン参戦についても出場内定はしているものの「最終確定待ちです」とした。 【RISE WORLD SERIES 2019】 優勝賞金1千万円 準優勝200万円。1回戦は3月10日大田区総合体育館にて開催。準決勝、決勝の日程と会場は後日発表。 ▼-58kgトーナメント一回戦Aブロック 3分3R・延長1R 那須川天心(日本/TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級王者)vs フェデリコ・ローマ(アルゼンチン/Dojo Serpiente/WKN世界ムエタイ58kg級王者、WKN世界K-1ルール58kg級王者) ◆那須川天心「集大成を見せたい」 「去年はいろんなことがあって、今年は去年の経験をここで爆発させるとき。気持ちもあらたに成人式も迎えました。今年はチャレンジして、このトーナメントで自分の集大成を見せたい。全試合KOで勝って、差を見せて勝ちたい。格闘技界にもう一回火をつけたいと思います。 (1回戦の対戦相手のフェデリコ・ローマについて)非常に綺麗なスタイルでフィジカルも強く、久しぶりのサウスポーなので、研究して戦い方も変わってくると思います。今まで出したことがない技でKOしたいと思います。 (トーナメントで戦いたい相手は)しっかり勝ち上がって、ロッタン選手にKOで勝ちたいという思いが強いです。(※追記:1月21日、RISEは「ロッタンとは2018年にジムサイドと参戦合意に至ったが、契約元のONEとの協議の結果、試合スケジュールが合わない為、参戦不可能となり欠場が決定した」と発表) (集大成というのは)自分がずっと『強い選手と戦い、世界のタイトルを獲りたい』と言っていたなか、今回叶えてもらいました。強い8人のなかで戦える、そのチャンスをものにするかは自分次第、そこに向かって戦う、という意味です。 (年末年始について)メイウェザー戦は賛否両論あったと思いますが、自分としては良かったことしかなかったです。いい結果ではなかったですけど、技術も盗めたし、ダメージも溜ると言われていますけど、今のところはないので全然、良かったと思います。 (那須川が対戦した選手の試合について)スアキム選手(vsタリソン・ゴメス・フェレイラ)は、ロッタンに勝ったルンキットに勝っていたりして、誰に勝ったから誰が強いというわけではないですが、自分と戦ったときより強くなっていると思います。自分もその間、強くなっているので楽しみです。 ロッタン選手対フレッド・コルデイロ選手は、コルデイロ選手と3年くらい前(2016年3月)にISKA(ISKA世界バンタム級(-55kg)王座決定戦※オリエンタルルール)で対戦し、フィジカルが非常に強くて、バックスピンキックとかも出して、頑丈でした。ロッタン選手も頑丈なので、両者の耐久力が気になります。ただ、ロッタン選手も完璧な選手ではないので。 (優勝賞金1千万円について)いま支援活動をしているPEACE PROJECT(天心ファミリープロジェクト)に寄付して、あとは親に渡したいと思います」 ▼-58kgトーナメント一回戦Aブロック 3分3R・延長1Rスアキム・PKセンチャイムエタイジム(タイ/PKセンチャイムエタイジム/ルンピニースタジアム スーパーフェザー級王者)vsタリソン・ゴメス・フェレイラ(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー/SAIKYO GP優勝) ▼RISE WORLD SERIES 2019 -58kg Tournament(Bブロック)1回戦 3分3R延長1R -58kgトーナメント一回戦Bブロック 3分3R延長1Rルンキット・モーベストカマラー(タイ/ラジャダムナンスタジアム スーパーフェザー級王者)フレッド・コルデイロ(ポルトガル/K.O.TEAM/DUELライト級王者)※ロッタンは欠場 ▼-58kgトーナメント一回戦Bブロック 3分3R・延長1R志朗(日本/BeWELLキックボクシングジム/ISKAムエタイ世界バンタム級王者)vs ウラジスラフ・ミキータス(ウクライナ/WAK-1F K-1ルール世界王者、IFMAムエタイウクライナ王者、ICO COMBAT世界王者) ◆志朗「ロッタン、スアキム、天心君と戦いたい」 「もちろん優勝を目指しますが、RISE初参戦でKO勝ちできず(11月17日、工藤政英に判定勝ち)、3月はKOで勝ちます。(一回戦のミキータスは)手足が長くて戦い辛いけど、ヒジ・ヒザが無いので、得意のボディとローを当てれば大丈夫だと思います。RISEルールを経験している自分の方が有利だと思います。 (トーナメントで対戦したい選手は)世界のトップの誰とでも戦いたいですが、特にロッタン、スアキム、那須川天心君と是非戦いたいです。 (優勝賞金は)プロデビューしてから、ファイトマネーを熊本とタイに寄付してきました(「志朗チャイルドサポート」)。多くなれば支援の幅も広がるので、しっかりそういうことに充てたいと思います」 ──────────────────── ▼-61kgトーナメント一回戦Aブロック 3分3R・延長1R 大雅(日本/TRY HARD GYM/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者)vs セクサン・オー・クワンムアン(タイ/ソーソムマイジム/ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者、2015年ラジャダムナンスタジアムMVP) ◆大雅「セクサンは雑な部分もある」 「一回戦から戦いたかったセクサン選手とやれて嬉しいです。僕は最近結果を出せていないですけど、勝つと思われていないと思いますけど、自分だけは自分を信じて戦うので、楽しみにしてください。(セクサンは)本当に強くて頑丈でガンガン前に出てきますが、結構雑な部分もあるのでチャンスはあると思います。(トーナメントで戦いたい相手は)誰でもいいけど、まずは決まっているセクサンに勝ちたいと思います。(優勝賞金は)親孝行をしたいです」 ▼-61kgトーナメント一回戦Aブロック 3分3R・延長1R ヘクター・サンチアゴ(ブラジル/WAKOサウスアメリカ王者、WGPライト級王者)vs TBA ▼-61kgトーナメント一回戦Bブロック 3分3R・延長1R裕樹(日本/ANCHOR GYM/RISE三階級王者)vsチャンヒョン・リー(韓国/RAON/RISEスーパーフェザー級王者) ◆裕樹「梅野選手、これまで戦う機会が無かったのでやりましょう」 「ファイターとしてどういう試合ができるか。格闘技の世界は下克上だと思っています。それを世界トーナメントで見せたいです。 (チャンヒョン・リーには)1年半前にTKO負け(2Rに3ノックダウン)して、パンチが強い印象がありますが、正直、穴も発見しました。いまKNOCKOUTで戦っていて情報も入ってきているので、自分がどこまで追いつけたか、あるいは引き離されたか、楽しみです。 (トーナメントで戦いたい選手は)やっぱり天心と戦いたいですね……。階級を間違えました(笑)。同じ階級の梅野選手と戦いたいですね。戦う機会がこれまで無かったのでやりましょう。 (優勝賞金は)自分はキックで稼いだお金にこだわっていて、目標をかなえたら夢のために使ってきました。今度は、自分の子供が夢をかなえるための資金にして、夢を繋ぎたいと思います」 ▼-61kgトーナメント一回戦Bブロック 3分3R・延長1R梅野源治(PHOENIX/元ラジャダムナン・スタジアム認定ライト級王者)vsル・ジュン(中国/2017武林風拳 初代68kg王者、2017年EM LEGEND65kg級王者、2016年Glory of Heros 65kg級王者) ◆梅野源治「立ち技の最高峰は梅野源治だと証明したい」 「今回の参戦に驚きはあると思いますが、自分のなかでは一切ブレていません。世界で一番強くなりたい、という思いのなか、これからもムエタイのベルトを狙っていきたいし、世界の強豪がそろっている、こういう舞台で戦いたいと思いました。ムエタイだけで一番になるよりも、首相撲もヒジもないなかでもしっかり力を見せて、対応できる梅野源治をお見せしたい。梅野源治の名前を世界に知らしめたいと思います。2012年10月のK-1でチャンヒョン・リーに負けて、リベンジしたいという思いを汲んで、RISEの伊藤代表に試合を組んでもらった感謝の気持ちもあります。 (1回戦のル・ジュンの試合は)YouTubeで2試合観ました。ブアカーオと同門でテクニシャンのペッダムを相手に僅差の勝負をしていました。手足が長く、デフェンスも攻撃力もある試合を見せていました。ベースはたぶんムエタイで総合力もある選手。自分もいろんなタイプとやってきていますが、試合をしてみないと分からない部分もあります。イメージを固めすぎず、柔軟に対応したいと思います。 (パンチの練習をSNSにアップしていたのは)ムエタイとRISEでは距離感も採点基準も変わってくるので、パンチの練習は必須。ムエタイと一番違うのはステップで、ムエタイのベタ足だとアップライトでパンチをまとめられてしまう。ムエタイならカウンターのヒジや組みの距離で、パンチやヒザを合わせる必要があります。ただ、僕のスタイルはパンチ一辺倒じゃないので、蹴りを使いながらパンチも出して、コンビネーションで戦っています。今まで通り全部のレベルを上げていきます。 (裕樹の「梅野選手とやりたい」発言について)ごめんなさい、決勝でセクサンと戦いたいです。ルールは違えど判定で負けている(2015年9月ラジャダムナンスタジアムで対戦し判定負け)ので、今回のトーナメントに参戦したのもリベンジしたいというのもあります。チャンヒョン・リーとは再戦して勝っているということもあるので、裕樹選手に勝ってもらって(裕樹と)戦いたいと思います。セクサンと対戦する大雅選手もこれまでに見ていていい選手で、『ムエタイが最強』という人もいますが、僕のなかではルールが違うし、ムエタイが強いということはなくて、そのルールでその人が強い。セクサンも準備しないと負けてしまうだろうし、自分はしっかりこのトーナメントで優勝することが大事で、ムエタイやキックが強いじゃなくて、立ち技の最高峰は梅野源治だと証明したい。 (優勝賞金については)全然考えていません。物欲はなくて、1千万でなにができるか…現実主義者なので、浪費したくなくて、お金を生み出すための仕組みや投資に、あるいは後輩や大切な人、仲間のために使いたいです」 【RISE WORLD SERIES 2019決定スケジュール】 3月10日(日) 世界トーナメント一回戦 @大田区総合体育館 ※準決勝、決勝のスケジュールは決定次第発表 【RISEナンバーシリーズ】  2月 3日(日) RISE130 後楽園ホール 3月23日(土) RISE131 後楽園ホール 5月19日(日) RISE132 後楽園ホール 7月 5日(金) RISE133 後楽園ホール 9月29日(日) RISE134 後楽園ホール11月 4日(祝) RISE135 後楽園ホール ※後楽園大会は全て夜興行
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