2023年8月11日(金・祝)埼玉・ふれあいキューブにて開催されるニュージャパンキックボクシング連盟/PITジム主催『絆 XIV』で、女子ミネルヴァ・スーパーバンタム級挑戦者決定戦3分3Rを争う同級1位MARIA(PCK大崎/TeamRing)と同級2位・七美(真樹ジムオキナワ)が計量をパスした。
MARIAは小学校低学年から宮城の『聖域』でアマチュアファイターとして活躍し、聖域チャレンジのミニフライ級とフライ級王座を獲得。2021年11月に16歳でプロデビューし、10月には和乃から勝利を収めて4連勝。2023年1月に韓国遠征でチェ・ウンジに初黒星を喫した。6戦目にしてミネルヴァ スーパーバンタム級王座挑戦のチャンスをつかんだが、王者・浅井春香とドローで王座奪取ならず。5月には『KICK BOXING WORLD CUP』に参戦し、ピーター・アーツの愛娘であるモンタナ・アーツを判定3-0で撃破。1R開始から3R終了のゴングが鳴るまでガムシャラに攻め続け、モンタナの攻撃をもらっても構わず前へ出続ける姿には場内からどよめきが起こり、印象を残した。現在高校3年生。
七海はアマチュア時代に沖縄在住のアメリカ人や男子選手を相手に10戦8勝の好戦績を残し、2016年12月に中学3年生でプロデビュー。蹴り技を武器に日本各地で試合経験を積んできた。7月9日の新日本キックでAYAに判定勝ちしてからの連戦となる。
計量後のインタビューに答えたMARIAは「この試合に勝って、また浅井選手と再戦できるように頑張りますので応援よろしくお願いします」と前回の挑戦でドローに終わっている浅井に再挑戦したいとする。
どんな対策を練って来たかと聞かれると「凄い蹴りを蹴ってくる選手なので、前蹴りでしっかり止めて。あと首相撲はごちゃごちゃにならないようにしっかり自分から離してやっていきたいと思っています」と、七海が得意とする蹴り技を防ぐ練習をしてきたと答えた。
最後には「明日はいい試合をするのでみなさん応援よろしくお願いします」と、好試合を誓うMARIA。
対する七海は中学3年生の時に同大会でデビュー戦を行い、その後2試合行ったが今回は「めちゃくちゃ久しぶりです。3~4年ぶりくらいです」と、デビューしたリングに久しぶりに戻ってきたとする。
「勝つしかないです」と必勝を口にし、「これ勝ったらタイトルマッチに挑戦できるので絶対に負けるわけにはいかないので勝ちます」とタイトル挑戦へ進みたいと話す。
MARIAの印象は「パンチの回転も速くて身体も強くて強い印象ではあります。それの作戦を今までたてて練習してきたので自分を信じて頑張ります」と、対策は出来ているとした。
そして「負け越しているんですけれど、明日は勝ってタイトルマッチに挑戦できるように頑張ります」と意気込んだ。