【NJKF】BreakingDownの“腹ネキ”こといわちがプロデビュー戦へ向けて計量パス「意地を見せる試合が出来たら」、迎え撃つ紗耶香「ぬるい試合、甘い試合はしない」

　2023年8月11日(金・祝)埼玉・ふれあいキューブにて開催されるニュージャパンキックボクシング連盟/PITジム主催『絆 XIV』で、BreakingDownの人気女子選手であるいわち（フリー）がプロデビュー戦を行う。 　いわちは極真空手の世界王者だと名乗っており、中学生の時のようだが詳細は不明。2012～2015極真館全米オープン大会組手4連覇＆型3連覇、2015年極真館全日本大会3位の実績を持つ。また、K-1アマチュア大会のK-1チャレンジ(一般) Bクラス女子-45㎏トーナメントで優勝している。芸能事務所に所属してミュージカル出演、『全力坂』出演経験があるなど芸能活動もしていたようだ。 　BreakingDownには6から出場し、せりなに判定負け、木村美玲に2連勝、泉あおに判定負けという戦績。お腹がぽっこり出ており、“腹ネキ”の異名を持つ。 　対戦相手は4勝6敗1分と11戦ものプロキャリアを持ち、ミネルヴァ・ライトフライ級5位の紗耶香 (格闘技スタジオBLOOM)。この試合はミネルヴァ50kg契約、2分3Rで行われる。 　10日（木）に行われた計量をパスし、インタビューに答えたいわちは「BreakingDownに出ているいわちと申します。よろしくお願いします」と挨拶。 　首相撲ありのルールということで対策の方はと聞かれると「凄く正直に言うと首相撲は苦手です(笑)。殴り合い、蹴り合いの方が得意ですね」と苦笑い。 　どんな試合にしたいかとの質問には「バカ正直で申し訳ないですけれど、やっぱり私はブランクもあって、相手の方はずっとプロで頑張り続けている方で、そういう差はあるなと自分では自覚していて。向こうの方の方が頑張っているなっていうか。だからそんな簡単な試合にはならないと思っているし、どっちかと言えばきっと私が苦しい試合になるだろうなと私は思っています。ここで負けたりするとまたBreakingDownがいろいろ言われちゃったりとか、極真空手世界チャンピオンのことをいろいろ言われちゃったりとかがあると思うので、意地を見せる試合が出来たらなと思います」と、不利は自覚しながらも意地を見せる試合にしたいとした。 　この試合後の展望を聞かれると「プロに本当は去年なりたかったのになれなかったことがあるので、本当に格闘技のプロとして、今こんな腹ぷよですけれど(笑)現役の時は実はそんな腹ぷよではなくシュッとした人間だったので、ちゃんと格闘技やっている身体に戻して格闘家のプロとして頑張っていきたいなと思っております」と、しっかり身体を作って行って今後はプロのリングで活躍したいと意気込んだ。 　ファンへは「いつも応援してくださっている皆さま、本当にありがとうございます。まだまだ全然足らず未熟な私ですが、もっともっと成長する過程でいろいろな方を勇気づけられるように自分も頑張ります」とメッセージを送る。 　対する紗耶香はいわちの印象を聞かれると「印象は…私、BreakingDownはあまり見ていなかったので(笑)。そんなに強い印象はないんですけれど、でも私自身はミネルヴァのランカーとして今回やらせてもらうので、簡単にはプロのリングには上がれないぞってところを見せてあげられるように試合をしたいと思います」と、プロは甘くないことを試合で伝えたいとする。 　どんな試合になると思うかとの質問には「しっかり殴り合っていけたら。ぬるい試合、甘い試合はしないようにしようと思っているので、そこら辺を見ていただければいいかなと思っています」と意気込む。 　そして「相手の選手の方が有名な選手ですけれど、今回見に来ていただいて私の名前を一人でも多くの方が覚えて帰っていただけるように頑張りますので応援よろしくお願いします」と、知名度のあるいわちとの対戦を機に自分の名を覚えてもらいたいと話した。