異種格闘技戦の「マーシャルアーツルール」が一部改訂となった(C)⻑尾迪
2023年10月1日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックスにて、前田憲作プロデュース『XSTREAM 1』の第3回大会が開催される。
前回の総評で『XSTREAM 1』総合プロデューサー前田憲作代表が「次も皆さんが驚くようなゲストを呼びたいと思います」と宣言していように、今回も『XSTREAM 1』オリジナル競技「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」には立ち技打撃格闘技『RISE』から大物スペシャルゲストXが参戦するという。
【写真】前大会では吉成名高がチャレンジした「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」競技(C)⻑尾迪
プロのトップ選手とアマチュア選手が同じ舞台で競うことができるのは「XSTREAM 1」ならでは。選手の発表は8月下旬を予定している。その他ゲストには1分間ゲストの顔、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者のT-98、先日プロデビューした学生キック2冠王の雄飛の出場が決定している。
6月に開催したXSTREAM 1第2回アマチュア大会での「1分間高速ミドルキック連打チャレンジ」では、吉成名高が参加者最高の110回のミドルキックを打ち込んだ。新たな記録は誕生するか。
キックボクシング、空手、伝統派空手、テコンドーに加えて、アマチュアレスリング、相撲と、各競技が入り混じって対戦する異種格闘技戦の「マーシャルアーツルール」。前回は相撲vs.キックボクシング、テコンドー vs.キックボクシングのカードなど、異種交流ならではの醍醐味を十分に発揮した試合の連続となった。
ミドルキック以上の打点の高い蹴り技のみ有効とするマーシャルアーツ部門は、今回よりルールを改定する。前回からヘッドギアとグローブを武術面と、ブルース・リーが着用していたことで有名な5本指のクンフー用オープンフィンガーグローブに変更になったほか、今回から各競技におけるユニフォームを基本とすることに。競技ごとに空手衣、テコンドー道衣、ボクシングはトランクスとシューズ、中国拳法はカンフー道衣など各競技のユニフォーム着用となった。そして、クラスごとのラウンド時間、加点・減点時にはタイムストップがかかるようになる。
また、今大会Aクラスより「XSTREAM 1王者」を決めるべくランキングを制度を導入。ワンマッチの勝敗をポイントとしてランキングを決定し、そして来年度、上位4名による初代王座決定トーナメントを開催する。ランキング制度は以下の基準で決定。
Aクラスランキング制度
以下の順位で点数によりランキングをつける
試合出場/1点 勝ち/2点(KO勝ちは3点)引分け/1点 負け/0点
※点数は年に1回リセット
※同点の場合は主催者の判断でランキングの上下を決める
※王者が防衛戦を行えない場合は、ランキング上位の選手同士で王座決定戦を行う
[補足]
・階級変動は移行先で4ランクダウン
例)王者→4位の下 持点5位同等、1位→5位の下 持点6位同等
・ランク間の空位は無しとし発生した場合下位が繰上がるものとする
・ 2試合した場合は好成績の方で算定
[欠場]
・4大会連続欠場の時点でランキングから自動的に抹消する
今大会ではBクラスによるキックボクシング、ムエタイ、空手トーナメントも行われる。37歳以上の大人ファイターたちが拳を交える『ジェントルマンファイト&グラマラスウーマンファイト』も開催。入場曲、リングコール付きとプロさながらの演出も。
XSTREAM1は環境問題にも取り組むことがリリースにて発表された。「持続可能な未来社会のためにアマチュア格闘技団体である私たちが取り組めることは何か…。中でも廃プラスチック・海洋プラスチック問題は今とても深刻です。それならば地球環境を守るために、環境課題に貢献できる素材でメダルを作成できないかと考えました。その思いがつながり、廃材などをアップサイクルして新たな製品を製作する株式会社ExtraBold様の技術、そして材料(海洋プ ラスチックゴミ)は、エコノロジーブレイン株式会社様との多大なるご尽力と協力によって、 XSTREAM1オリジナルの新メダルが誕生しました。今大会よりXSTREAM1オリジナルの新メダルを選手に贈呈します。勝者の証と共に、選手たちもこのメダルをきっかけに、未来のことや環境問題に関心を持つきっかけになれたらという思いも込められています。今後、ランキングを設ける際のベルトなども、2社様のご協力のもと環境問題に配慮したXSTREAM1オリジナルベルトを製作予定です」