K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】極真世界王者・上田幹雄が初参戦、MMAとの二刀流を宣言「来年の世界トーナメントで王者になりたい」

2023/08/08 19:08
【K-1】極真世界王者・上田幹雄が初参戦、MMAとの二刀流を宣言「来年の世界トーナメントで王者になりたい」

今後はMMAとの二刀流でやっていくと宣言した上田

 新体制にて行われる大会の第一弾、2023年9月10日(日)神奈川・横浜アリーナ『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』の追加対戦カードの発表が、8月8日(火)都内にて行われた。

 現在『RIZIN』にてMMAファイターとして活躍する、上田幹雄(BRAVE)の電撃参戦が発表された。


 上田は極真会館で高校時代から頭角を表し、2013年第30回全日本ウェイト制空手道選手権大会軽重量級優勝、2015年第11回全世界空手道選手権大会第6位、2018年第50回全日本空手道選手権大会優勝などの実績を収め、2019年11月に開催された「第12回全世界空手道選手権大会」で24歳にして優勝。2003年に開催された第8回大会以来、実に16年ぶりに空手母国である日本に世界王座を奪還。2021年4月には極真最大の荒行・百人組手にも挑戦した(60人でドクターストップ)。

 その後、2021年8月31日をもって退会したことを極真会館が発表。9月5日には幕張ベイパークアリーナにて開催された『GRACHAN 50』でMMA転向を正式表明し、2022年4月のRIZINでデビュー戦を迎えたが、引退試合の高阪剛にTKO負け。2戦目はGRACHANで行い、12秒でKO勝ちを収めた。2023年6月にはRIZINで関根“シュレック”秀樹に1R22秒でTKO勝ちしている。


 会見でカルロス菊田K-1プロデューサーは「K-1に極真の世界王者が参戦するのはフランシスコ・フィリォ、エヴェルトン・テイシェイラ以来。MMAとK-1の二刀流を目指すということで期待しています。次は本戦出場を目指してほしいと思います。グローブに適応してもらいたい」とヘビー級日本人選手として期待をかける。

 上田は「ご縁があり参戦となりました。K-1ルールは初めてですが僕の大尊敬する大山倍達総裁が『極真は背中を見せない』とおっしゃっているので、どんなルールであろうと最強を証明するつもりです。ヘビー級は海外の選手が盛り上がっていますが、自分が参戦することでリーダーシップをとって必ずトップに立ちます」と力強い意気込み。


「自分の先輩方がK-1に出て数々の成績を残したように、自分もK-1に出て先輩方のように必ず王者になれると思っています。極真出身で(世界トーナメントで)優勝したのはアンディ・フグさんしかいなくて、二刀流ということで僕ならやれるってことでお話しいただいて、やるしかないとの思いで参戦させていただきました」と、アンディ以来の極真出身のK-1世界王者になってみせると言い放つ。


 顔面パンチの対応は出来ているのかとの問いには「MMAデビュー戦を迎えて正直ナメていてああいう敗戦をして。自分のMMAを作り上げてきて1年、今回勝つことが出来ました。K-1に上がるのにナメているつもりは全く無く、自分の強さを証明するだけのために来ています。ルールどうこうは気にしていません。K-1で勝つためにやるべきことをコーチに相談しているのでそれをやるだけです。日本人がトップに立たないとしょうがないと思っているので、ヘビー級が日本で盛り上がらないのは日本人が勝っていないからだと思うので」と、勝つためにやるべきことをやっていると答えた。

 MMAの試合との頻度は「声がかかれば出るという感じですが、半分半分くらいが理想です。僕自身は1年で4試合やりたいので2-2くらいですかね」と、年間でMMAを2試合、K-1を2試合の頻度でやっていきたいとし、今大会で行われる無差別級トーナメントに出ようとは思わなかったかとの問いには「今回つい最近お話しをいただいので。今回の試合で最高のパフォーマンスを出して、期待を持ってもらって来年世界トーナメントに出させてもらえるならそこで王者になりたい」と、今回は準備期間が短かったためワンマッチとなったが、来年の世界トーナメントで王者になりたいと語った。

 なお、対戦相手については後日発表となる。試合はK-1スーパー・ヘビー級3分3R延長1Rになる予定。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント