2023年8月5日(土)タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催された『ONE Fight Night 13』の第8試合フェザー級キックボクシング3分3Rで、ONEムエタイ世界フェザー級王者タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)がダビッド・キリア(ジョージア)の右腕を左ミドルキックで破壊、試合続行不可能に追い込んだ試合が話題となっている。
しかし、実は“ミドルキックで腕が折れた試合”はこの試合だけではなかった。なんと同じ8月5日にタイ・ランシットスタジアムで行われた試合でも、ジャルーンヨックが左ミドルを蹴り、対戦相手のノビタが蹴りを両手で受けて組み合った後に左腕の異常を訴えてTKO負けの試合があったのだ。
さらにその翌日、オートーコースタジアムで行われた試合で、ビンラーティンに右ミドルで左腕を蹴られたパデッスックが転倒、左腕の異常を訴えてTKO負けとなった。
これだけ“ミドルキックによる腕折り”の試合が続くのも珍しい。ムエタイの情報をSNSで提供している『Muay Thai Super Fight』はこの3試合を動画付きで紹介し、プロキックボクサーや格闘家たちからは「ミドルキックは腕で“受けてる”のではなく、腕を“蹴られている”という認識が日本にも広まって欲しい」とのコメントが寄せられた。