「誰かがやらないといけない」とケラモフとの再戦の予感もありそうな斎藤(C)RIZIN FF
2023年7月30日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された『超RIZIN.2』のメインイベントで、RIZINフェザー級(66.0kg)タイトルマッチ5分3Rを争った朝倉未来(トライフォース赤坂)とヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)。結果は1R2分41秒、リアネイキドチョークでケラモフが朝倉に勝利し、第4代王座に就いた。
この試合を現地で観戦した斎藤裕(パラエストラ小岩)は、自身のYouTubeチャンネルを更新。
【写真】ケラモフの脅威について語る斎藤(C)斎藤裕
まず最初に「ケラモフの身体の大きさがこれ大丈夫なの中ってくらいの仕上がり。ここ何戦かの中でもさらにコンディションがいいように見えてしまったんですよね、リングに上がった時に。筋骨隆々な肉体が輝いて見えて、自信しか感じないというか。いやあ、これとやるのかと正直思ってしまった」と、ケラモフの肉体に圧倒されたという。
試合結果には「僕とやった時よりもさらに強くなっているのは明らか。次、誰とやるって話ですよね。ちょっと考えさせられますね。背中を見せる逃げ方は良くないですね」と、2021年6月に自分が対戦した(判定2-1で勝利)時よりもケラモフは強くなっていると指摘。朝倉については「一番悔しい負け方ですよね。やり合った末に相手が上回ったというよりも、出し切る前に終わってしまうというのは本当に残念だなって感じですよね」と残念だったとする。
「あれは強いね、本当に。11月アゼルバイジャン大会決まっているから、誰か行かないと行けないのかな」と、ケラモフの次の相手が気になるという同じ階級の斎藤。「考えちゃいます、本当に。どうする、みたいな感じ。10kgは戻ってるよね、体重は。うーん…ちょっと言葉をなくす。でも誰かがやらないといけないから」と、脅威に感じながらも誰かが戦わないといけないと話す。
「でも日本人が取り返さないといけないベルトになってしまいましたね。バンタムもフェザーも。ここまでワンサイドになる予想はなかったので。2分半でとるケラモフが強いってことになっちゃうんですけれど。相当やり込まないときついな、あれは」「もし自分がやるとなることを考えると、かなり考えさせられる試合だなと思いましたね。とにかく残念。我々日本人にとってはかなり厳しい展開になりましたね」と、同じ階級である以上、そしてケラモフに唯一の黒星を付けた日本人選手として、自分の出番が来ることを感じている様子の斎藤。
「俺、練習頑張らないとって感じです。マジ頑張らないとこれはヤバい。いつ試合するか分からないけれど。やれるようにやっていくしかないですよね、練習を」と、さらに混とんとしてきたフェザー級で生き残っていくために気合いが入ったようだ。
最後には「残り半年で誰も予想していない方向に進んでいく感じがしますね」と、激動のフェザー級上半期よりも、さらにカオスな展開になっていくのではと予測した。