2019年8月18日(日)東京・大田区総合体育館で開催される『K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER』。
同大会の第4試合、72.6kg契約3分5RでWBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者T-98(クロスポイント吉祥寺)と対戦する日本ミドル級王者・斗吾(伊原道場/新日本キックボクシング協会)が都内所属ジムにて公開練習を行った。
今大会に出場する同門の江幡塁と同様、シャドーボクシング、ミット打ちを披露した斗吾。「こういう形で自分の練習を見せるのは初めてなので緊張してしまった」という斗吾はシャドーで張り切り過ぎてしまったか、伊原信一会長から「そんなに見せるな!」とお叱りを受ける場面もあった。
KNOCK OUT初出場となる斗吾は「チャンスをいただいた山口(元気)会長、伊原会長に凄く感謝の気持ちがいっぱいです。その感謝の気持ちを試合で表現したいと思います」と感謝の意を述べる。
72.6kg契約で対戦するT-98については「戦績が凄くて、 WPMF世界、ラジャダムナンスタジアムなどタイトルを何本も持っていて凄い選手。ずっと前に出て下がらないスタイルですし、スタミナもあって5Rフルに戦える選手」と評価しつつも「胸を借りるつもりはなく、正面からぶつかっていきたい。僕はずっとミドル級でやってきたのでパワーでは負けません。自分は5R戦った経験は少ないのですが、フルに戦える準備はしていきます。強い選手ですが、精一杯頑張ります」とT-98狩りに自信。
斗吾は高いKO率を誇る一方、 T-98はKO負けが一度もないタフな選手だが「僕のベストパフォーマンスを出せれば、いい試合が出来ると思います。私生活からしっかり体調を整えて試合に臨みたい」と謙虚に意気込みを語る。
斗吾は2014年12月以降、連勝していたが、2018年9 月に新日本キックのリングで対戦した元NKBミドル級王者・田村聖に2RKO負けを喫しており、「KNOCK OUT、新日本キック、どこのリングでもいいのでリベンジしたい。どうしてもやり返したいので試合を組んでいただきたいと思ってます。(田村に)リベンジするためにもT-98選手には負けられません」とT-98を倒し、田村へのリベンジ戦につなげたいとも話した。
また、5月のKNOCK OUT会見でT-98が自身の階級である70kg級でワンデートーナメント開催を熱望したことについては「僕は減量出来ないので70kg級のトーナメントには出られませんが、ぜひ73kg級トーナメントを開催してもらたい。団体も乱立していて交流戦も増えてきて、今のキック界は戦国時代だと思っています。ここで僕が負けたら周りからの評価が下がるので何としてでも戦国時代で生き残ります。他団体のチャンピオンをどんどん倒していって、新日本キックミドル級の斗吾が一番強い、伊原道場が最強だと証明していきたい」とした。