8月18日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される「RIZIN.18」の追加カードおよび地上波放送日程が発表された。49.0kg契約(ヒジあり)で、あい(KRAZY BEE)が米国のタバサ・ワトキンズ(Scorpion Fighting System)と対戦する。あいはMMAで初の国際戦。Bellator出場経験のあるワトキンズは3勝2敗。
また、同大会がフジテレビ(関東ローカル)で8月24日(土)深夜26時から1時間半に渡って放送されることが決定した。
▼RIZIN女子MMAルール 5分3R(49.0kg)※ヒジありあい(KRAZY BEE)タバサ・ワトキンズ(米国/Scorpion Fighting System)
あいは2006年にジュニアオリンピック52kg級とアジアカデット選手権52kg級の二冠を達成したレスリングエリート。RIZINでプロデビューを果たすと、川村虹花をパウンドで仕留めTKO勝利で初陣を飾り、その後もDEEP JEWELSで活躍しこれまでMMAでは4勝1敗の戦績を誇る(※プロMMA3勝)。前戦では6月のDEEP JEWELSでグラップリングで成長を見せる山口さゆりを相手に1階級上の52.7kg契約で2R リアネイキドチョークで一本勝ちをマークしたばかり。
しかし、MMA唯一の黒星が2018年12月の「格闘代理戦争」での古瀬美月戦の腕十字による“見込み”一本負けであるあいにとって、腕十字を得意とするワトキンズの仕掛けの速さには注意が必要だ。
レスリングベースからパウンドを得意とするあいが、柔術ベースのワトキンズの動きにいかに対応を見せるか。レスリングでは国際戦の経験も豊富なあいだが、MMAでは初の海外勢との試合になる。
ワトキンズとの対戦が決定したあいは「今までで一番厳しい戦いになると思います」と警戒しながらも、「MMAでは初の外国人選手との対戦なので、良い緊張感を持ちながら練習が出来ています。必ずフィニッシュできるように頑張ります」と、KOか一本決着を目指す意気込みを発表している。
米国出身のワトキンズは3勝中2つの1本勝ち(腕十字)を収めている極めの強さが特徴。17歳で柔術を習い始め、半年後にはアマチュアMMAの試合に出場。アマチュアでは3勝3敗の戦績で、2015年5月の「WXC 57」ではRIZINにも参戦したことがあるシーナ・スターを相手に1R 1分02秒に腕十字を極めて一本勝ちを収めている。
2017年2月にプロデビューし、初陣を判定で勝利すると、2018年3月の「PFO」、2019年1月の「Valor Fighting Challenge」でいずれも腕十字で一本勝ちしデビュー3連勝を飾るも、続く、2019年2月の「Bellator215」では6月の「Bellator222」でRENAを完封したリンジー・ヴァンザントと対戦し、TKOで敗れてプロ初黒星を喫した。2019年4月にはシャノン・ゴーガリーにも2R TKO負けで連敗中なだけに、日本で再起を図りたい。
またワトキンズは隠れた得意技として足関節にも積極的にトライしており、ベースの強いあいはワトキンズの柔術につきあわず、サブミッションを潰すことができるか。
ワトキンズのキャッチコピーの“バットガール”は大好きなヒーローコミックの『バットマン』に登場するバットガールに憧れて命名されており、そのコスチュームにも注目だ。
あい「今までで一番厳しい戦いになると思います」
「KRAZYBEEのあいです。Bellatorに出場している選手ということで、今までで一番厳しい戦いになると思います。MMAでは初の外国人選手との対戦なので、良い緊張感を持ちながら練習が出来ています。必ずフィニッシュできるように頑張ります。応援のほどよろしくお願い致します!!」
タバサ・ワトキンズ「バットガールで喜んでもらえれば」
「RIZINで戦う事ができる機会を頂けることは正に夢が叶ったという気持ちです。今年は私にとってインターナショナルなステージで活躍して名前を売る、飛躍の年になると思います。格闘技を通して世界を回りながら己を高める挑戦をしていきたいと思っているので、日本で、日本のお客さんの前で試合ができる事を嬉しく思います。私はバットガールをモチーフとしたキャラクターを持っているので、日本の皆さんに喜んでもらえると思います。私を信じてくれた皆さんをがっかりさせないようなパフォーマンスを約束します」
【放送概要】RIZIN.18~格闘技新時代 名古屋の陣~(仮)フジテレビ(関東ローカル)2019年8月24日(土)深夜26:00~27:30(予定)