2023年7月17日(月・祝)東京・両国国技館『AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023』の前日計量&記者会見が、16日(日)都内にて13:00より行われた。
第19試合スーパーファイトの-69.5kg契約3分3R延長1Rで対戦する、K-1 WORLD GPウェルター級王者・野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は69.5kg、SUPERKOMBAT世界ミドル級王者アマンシオ・パラスキフ(ルーマニア/Amansio Fight Club)は69.5kgでそれぞれ計量をパス。
野杁は「前回は僕がいい形で(後輩の与座)優貴に繋いでベルトを獲ってくれて、今回は優貴がいい形で僕に繋いでくれると思うので、それ以上にいい形で終わらせて、後半タイトルマッチの2試合の選手にいい緊張感を与えて繋げたいなと思っています」と、第16試合に出場する与座からいいバトンを受け取り、第20試合と第21試合で行われるタイトルマッチ2試合にも影響するような勝ち方をしたいとコメント。
対戦するパラスキフに関しては「プロボクシングにも出ているだけあって、パンチの選手かなという印象ですね。どういう対策というか、パンチで行ってもいいし、蹴りで行ってもいいし、全てにおいて上回る練習はしてきたので、明日始まってみて決める感じですね」と、パンチで勝負するか蹴りで勝負するかは試合が始まってから決めるという。
パラスキフは「体調はいいし、気分もいい状態だ。今回この試合のために準備してきたことに凄く自信を持っているので、明日はいい試合がお見せできると思う。今回K-1という素晴らしい舞台で試合が出来ることはとても嬉しいし、興奮している。野杁に関しては以前にも話した通り、凄くいい選手ではあるけれど、今回は野杁の持っているものを全て奪うために来たので、それをリングで見せたい」と言い放つ。
野杁が「会場が静まり返るような残酷なKOを見せたい」と宣言していることについてどう思うかと聞かれると、「それに対しては何も意見はない」とし、「相手が誰であろうと、自分は常に準備を万端にして挑んでいくだけなので、他の試合と同様、明日の試合のための準備は出来ている」と話した。
自信をうかがわせるパラスキフのコメントを聞いた野杁は「自信がないより自信があった方が僕も戦い甲斐があるので、そうやって言っていただけるだけで。まず日本に来てこうやって計量もパスして、ちゃんと試合が出来るっていうことに関して、僕は感謝していますし、だからこそ明日はリング上で楽しんで倒そうと思っていますね」と、こちらは余裕を感じさせる返答。
最後に野杁は「明日の大会は僕を含めて6人チャンピオンが出るので、その中でも一番いい勝ち方、いい結果を残したいなと思っています。是非楽しみにしていてください」と、6人の王者の中で一番インパクトを残すと宣言。パラスキフは「日本に来ることができて本当に嬉しく思っている。自分もしっかり準備を重ねてきたので、皆さんも是非楽しみにしていて欲しい」と話した。