日本のDREAM、K-1、米国のStrikeforceでベルトを巻いたアリスター ・オーフレイム(オランダ)が、『Lovin Dubai』チャンネルに出演。引退を表明した。
番組の中で、オーフレイムは、最近の体重減少につながったデトックスなどライフスタイルの変化について説明し、「これは実際に僕がやりたいことと結びついている。なぜなら、僕は実際に戦いをやめる決意をしたところだから」と語った。
6月24日の『RIZIN.43』北海道大会にも来場した43歳のオーフレイムは、かつて戦場とした日本を息子とともに訪れ、スリムになった姿を見せていた。
番組でオーフレイムは。1999年に始まったプロファイターとしてのキャリアを振り返り、その過程で引退をさりげなく口にした。
「というのも、試合をやめることを決めたからだ。これはもう僕の仕事じゃないんだ」。引退についてあらためて問われると、「もう25年も経つんだよ? 僕たちはこれから他の素晴らしいことをするつもりだ」と話した。
オーフレイムはこれから行うことのために、肉体改造を始めていたようだ。
「僕は健康のために多くの新しいことに取り組んできた。これは僕の次の章であり、健康促進になる。僕はベジタリアンになった。いまはミックスナッツ1袋が朝食だ。もう肉を食べたいという欲求はなくなった。肉は身体に良くない。美味しいし、今でも肉を食べることはできるけど、僕は食べないことにした」
オーフレイムは“特別な栄養士”から「肉ばかり食べているのは体内に寄生虫がいるからだ」と指摘されたと語る。
「デトックスを始めたんだ。特別な栄養士がいて、サプリメントを毎朝、それなりに多めに摂るようにした。身体を寄生虫が嫌がるアルカリ性にするためだ。そうすれば味覚も変わる。肉を食べる必要があるのは僕ではなく、寄生虫がそう仕向けている」
【写真】6月にRIZIN事務所を訪れたアリスター。
UFCではブロック・レスナーをKOし、キックボクシングではバダ・ハリと3度戦った“The Demolition Man”(破壊者)は、現時点で引退をソーシャルメディアで発表はしていない。番組中で、オーフレイムはそのことについて、最近は意図的にあまりインターネットを利用していないことも明かしている。その行動のすべてが健康とより高い意識を促進するという彼の次の章につながっているのだという。
2021年6月にGLORYと複数試合契約を結んだアリスターは、2022年10月の「GLORY: Collision 4」で、約12年ぶりにキックボクシング復帰。バダ・ハリとのラバーマッチで、3Rに2度のダウンを奪い、判定3-0で勝利も、11月21日に禁止薬物の陽性反応が出たことが発表され、その後のBサンプルも陽性反応が出たため、2023年3月14日に裁定がノーコンテストに変更され、「1年間の出場停止処分」が下されていた。