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【修斗】平良達郎の王座返上でフライ級が大きく動く、世界1位・山内渉vs.3位・ヤックル真吾、2位・関口祐冬vs.5位・内藤頌貴、バンタム級で加藤ケンジvs.スソン、格闘DREAMERSオーディンも初参戦=7.23 後楽園

2023/07/01 02:07
【修斗】平良達郎の王座返上でフライ級が大きく動く、世界1位・山内渉vs.3位・ヤックル真吾、2位・関口祐冬vs.5位・内藤頌貴、バンタム級で加藤ケンジvs.スソン、格闘DREAMERSオーディンも初参戦=7.23 後楽園

(C)サステイン

 新井丈vs.安芸柊斗の世界ストロー級チャンピオンシップが決定済みの7月23日(日)プロ修斗・後楽園ホール大会。追加5カードが発表されている。

 今大会の大きな軸となるのがフライ級トップコンテンダー4人によるサバイバルマッチ。UFC3連勝中の“スーパーノヴァ”平良達郎が返上したフライ級タイトルを巡り、世界ランカー達の生き残りを懸けた戦いの火蓋が切って落とされる。

▼フライ級 5分3R
山内 渉(同級世界1位/FIGHT FARM)
ヤックル真吾(同級世界3位/T-REX柔術アカデミー)

 まずはこの階級のトップに立つのがデビュー以来負けなしの5連勝で世界1位の山内渉だ。

 2021年7月に植木令和新を三角絞めで極めると、11月に高橋 SUBMISSION 雄己に判定勝ち。2022年3月に大竹陽、7月に内藤頌貴をいずれも判定で下すと、2022年11月の清水清隆戦では1R 44秒 KOで引導を渡している。

 フライ級を代表する選手を立て続けに撃破し、文句なしにタイトルに最も近いファイターといえる。


(C)GLADIATOR

 その山内の前に立ちはだかるのが九州・宮崎から参戦する世界3位のヤックル真吾。

 GLADIATORでは苦杯をなめたものの、4月の沖縄大会では上位ランカーの宮城友一(DROP)を右アッパーを効かせてからのパウンドでKO勝利し、一躍トップ戦線に躍り出た。“アウェー上等”の意地で“聖地”後楽園行きを掴み取ったヤックルが山内の首を狙う。

▼フライ級 5分3R
関口祐冬(同級世界2位/修斗GYM東京)
内藤頌貴(同級世界5位/パラエストラ松戸)

 そして、修斗フライ級を代表する同級世界2位の関口祐冬と、同級世界5位の内藤頌貴のマッチアップも決定。

 変則的な打撃スタイルで人気の関口は「ROAD TO UFC」で勝利を挙げた内田タケルを腕十字に極めて5連勝を飾るも、前戦ではストロー級世界王者・新井丈から売られた喧嘩を買って判定負け。2019年6月に平良達郎に敗れて以来、約4年ぶりの敗北を味わった。今回は4カ月ぶりの再起戦となる。

 対するは、虎視眈々と王座を狙う内藤頌貴が約7カ月ぶりに復帰。2021年7月に階級上で戦ったRIZIN、2022年7月の山内渉戦の判定負けから、2022年11月の前戦では高岡宏気に判定勝ちを収めている。前後左右の動きで相手を誘い込み、右利きサウスポーから繰り出す前手、さらに左ストレートで仕留めるカウンターを得意とし、試合の流れを計算出来る試合巧者だ。

 意外にも今回が初対決となる両者。関口は頭を振って相手のパンチをかいくぐりながら、パンチとレスリングを織り交ぜて戦うスタイル。内藤はより打撃よりで相手のテイクダウンを切って削り、勝利のうち半分をKO・TKOで仕留めている。スタイルは全く異なるがハイレベルな試合展開に期待がかかる。

 山内vs.ヤックルの勝者と関口vs.内藤の勝者が次戦で当たることは必至。このサバイバルマッチを勝ち抜いた者だけが次のステージに立つ資格を得る。ここで勝たなければ意味がない。“見えないトーナメント”を制するのは誰か? 死に物狂いで勝ちをもぎ取りにいく姿に注目だ。

 その他にも世界ランカー、注目の選手が今大会に参戦する。

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