やりやすい方向に自分の身体が反応する
「はい、なりました(笑)」
――やっぱり気持ちもMAXで張りっぱなしになりますか?
「それはずっとどの試合も変わらないです。全試合そういうつもりでいってるので。そこにちょっとRISE関係者の顔がフワーッと試合中に出ます(笑)。それの違いですね(笑)。RISEの選手とやる時には別に出てこないですけど。入場前とかに裏とか来るんですよ。それがちょっと嫌で(笑)」
――RISE Fight Partyでも発言してましたが、対抗戦となったら試合前に伊藤隆代表のグータッチのグーが強いとか?
「重いですね、あれ。ヘビー級でした(笑)。すごかったです」
――そういったところで「団体を背負う」という気持ちが強くなるのでしょうか?
「もちろん対抗戦で団体としても負けられないので、そこはめちゃくちゃ意識しますね」
――以前から門口選手は「RISEで育った選手」と発言していますが、その部分でも団体を背負う意識は高くなる?
「僕が空手を辞めて宙ぶらりんになってるところをRISEに声をかけてもらってデビューして、僕の人生を作ってくれた一つの団体だと思うので、格闘技人生これから何年やるか分からないですけど、ずっと僕はRISEでやって、他の団体に出たとしてもRISEの代表として出て行きたいと思います」
――対戦カード発表記者会見の時に川上選手も登壇されて、お互いご近所さんというお話をされてましたが。
「近いです、一番近いですよ。僕のジムのメンバーより近いです(笑)」
――あれから遭遇したことは?
「遭遇はしてないです。でも後輩が近くで遭遇したらしいです(笑)」
――これから遭遇したとしても会釈だけになりますか?
「どうですかね? 別に敵対心とかはないので。今回対戦相手ですけどリスペクトはしてますし、僕は別に口を聞かないとかはないです(笑)。どれだけ仲良くても試合では思いっきりやるのでそこは全然気にしてないです」
――地元で試合をやることに関してはモチベーションはいつもと違いますか?
「応援に来てくれる人数も桁違いですし、地元での開催が少なくて毎回東京なのでそこは意識してますね」
――大阪大会の開催が少ないから貴重価値度が高まる?
「もちろん高いと思います」
「大阪大会が次またいつあるかわからないので、今回出し切ってしっかりみんなに面白い試合を見せたいと思います」
――ちょっと気の早い質問かもしれませんが、今回の川上選手との対抗戦を制した後はどの様に考えていますか?
「全然考えてないですけど、やっぱり同じ団体でも安本くんと魁斗くんが日にちは変わりますけどやりますよね。その勝者との防衛戦なのか、間に一戦挟んでもいいし、いつでもどこでも誰とでもって感じです」
――先程シャドウなどを見せてもらいましたが右足を怪我してるのですか?
「怪我って言うほどでもないですけど、若干突き指みたいなのがあるくらいで、テーピング巻いてるのは動きやすくなるので貼ってもらってるだけです」
――両構えどちらも出来ると思いますけど、今回はオーソドックスで行くとかは決めてますか?
「全然決まってないです。試合の当日に対面してから自分が反応した方向です」
――それはもういつもその場で構えは決めてるのですか?
「そうですね、対策も本当に全くしないので。やりやすい方向に自分の身体が反応するので、それで決めています」
――対戦相手の川上選手はサウスポーで結構ステップを使う選手ですが、どの様な印象ですか?
「安本くんがあれだけやりにくそうにして苦戦したので、やりにくいんだろうなーくらいです(笑)」
――対策は特にしないでそのまま?
「やりにくいのは変わらないと思うので、そこでも勝てるように自分の力をつけてます」
――キックになってからはガチンコでグイグイ行くイメージですけど、空手時代にはステップとかも結構遣われてて、もしかしたら素早いステップ合戦みたいな展開になる可能性もある?
「空手時代は割とヒットアンドアウェイをしてたので、キックになってからは体重が一緒というのも大きいですね。空手時代は体重上の選手とやってたので、足を使ってましたね。でもこの前の試合はああいう戦い方になりましたけど、もし自分がそれでやりやすかったら急にステップを使います。スパーでは使うんで全然あると思います」
――対戦相手もスタイルを予測できないですね。
「対策の仕様がないかなと思いますけど、映像を見るとその中でクセとかはあると思うので、その辺は対策してくれても全然いいよって感じです」
――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「対戦相手がシュートボクサーということで、今回もしっかりRISEを背負って、王者の誇りを持って戦おうと思っているので、みなさん応援よろしくお願いします」