キックボクシング
インタビュー

【RISE】3試合連続で対抗戦に臨む“RISEの門番”門口佳佑「RISE関係者の顔がフワーッと試合中に出ます(笑)」

2023/06/30 15:06
【RISE】3試合連続で対抗戦に臨む“RISEの門番”門口佳佑「RISE関係者の顔がフワーッと試合中に出ます(笑)」

シュートボクシング2階級制覇の川上を迎え撃つ門口(C)RISE

 2023年7月2日(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)『RISE WORLD SERIES 2023 1st Round』にて、Super Fight!のフェザー級(-57.5kg)3分3R延長1Rで、元シュートボクシング日本フェザー級&バンタム級王者・川上叶(龍生塾)と対戦するRISEフェザー級王者・門口佳佑(EX ARES)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 門口は『ABEMA』で行われた企画『VS 那須川天心』でトーナメントを勝ち上がり那須川天心と対戦したことで名をはせた空手出身の選手。その後、RISEで2018年7月にプロデビューすると、攻撃力の高さを活かして9戦無敗(1引き分け)を誇っていたが、2020年12月のフェザー級王座次期挑戦者決定戦で竹内将生に敗れ、挑戦権を逃した。2022年8月のRISEフェザー級タイトルマッチに臨むと梅井泰成から2度のダウンを奪い王座を奪取。12月にはSBの山田彪太朗と好勝負を演じて2度のダウンを奪っての判定勝ち、2023年3月には元Krush王者の新美貴士にも判定で勝利した。戦績は13勝(2KO)2敗1分。

キックボクシングの舞台で戦っているだけで、キックボクシングをしているつもりはない


――6月9日のファン感謝イベント『RISE Fight Party』ではノリノリでしたね。


「そんなノリノリでした? あれいつも通りの感じで、一緒に登壇したのも(原口)健飛くんだったので、いつも通り友達と喋るような感覚で上がりましたね」

――原口健飛選手とはいつ頃から仲が良いのですか?

「THE MATCH(2022年6月)の辺りからです」

――1年くらい?

「仲良くなったのは最近ですね。でも昔から知り合いというか知ってはいて、空手時代は一緒の大会に出てたので。でも仲良くなってご飯に行くようになったのは最近ですね」

――どの辺りで気が合いますか?

「何ですかね? THE MATCHまでは深く喋る機会がなかったので、話してみてという感じですね」

――お互いの向上心や波長が合ってるんでかね。

「そんなのもあると思います。やっぱり健飛くんの方が先にチャンピオンでしたし、今も世界と戦って、僕より歳は下なんですけど前を走ってくれているので、負けないように」


――RISE WORLD SERIESで同じ大会に出ますが、その辺については何か話してますか?

「でもそれは有明大会も一緒だったので、試合順的に健飛くんが僕の後ろなので毎回繋ぐよという話をしています」

――『RISE Fight Party』でも関西コンビということで一緒に出てきましたが、関西出身の同士という意識は深くなりますか?

「関西出身をそんなに意識してないですけど、本当にイベントでは自然にフラットに楽しみました」

――次回もああいう機会があったらフラットに。

「喋りは割とできると思うので(笑)」

――その喋りですが先日YouTubeも開設されて。

「そうですね、地元の友達と一緒に何かできることないかなということで。僕は何もしてないです。全部スタッフがやってくれてます」

――先月5月25日に誕生日を迎えて28歳になられたということで心境の変化とかありますか?

「特にないです。割と年齢的には上の方かなと思いますけど、キック界にきたのが23とか24なので、まだまだ新人の気持ちでやってます(笑)」

――でもその気持ちが逆に大切じゃないですか?

「僕は年齢関係ないと思ってるので、今もずっと身体能力は伸びてますし、全然衰えとかも感じないです」


――先ほど喋りは出来るという話もありましたが、チャンピオンの中で門口選手は意識が高い方だと思います。

「意識高い方なのかな? そんな意識を意識したことがないので分らないですけど(笑)、僕はただ強くなりたいと思っているだけなので。その気持ちが他から見れば意識高いと思われるかもしれないですね」

――SNSでも載せてましたが「指導者をこれからもつけない」でやると?

「そうですね、指導者はつけない。つけないって言ったらおかしいですが、もちろん他にアドバイスしてくれる人はいるのでそういった人の知識も取り入れながら、自分のオリジナルを作っていきたいなという感じです」

――トレーナーとしての第三者的な視点が必要になってくる時もあると思いますが、それは同門の選手たちの目に頼る?

「もちろんそれもありますし、他のジムの人とかにアドバイスをもらったり、指導者をつけないからと言って我儘じゃなくて、他の意見も取り入れながら全部吸収するつもりでいます。そういった中で特定の指導者や毎日教えてくれる人がいないだけです」

――それは門口選手が自分で自分の尻を叩けるから強くなれる?

「僕はただそれが好きなだけですね。自分で考えたり自分のオリジナルでどう強くなるか、マニュアル通りじゃないですけど、そういうのがないのが好きなだけです」

――マニュアル通りじゃないのが好き?

「マニュアルがあったらそのマニュアルまでの動きしかできないと思うので、無限の可能性があるのは自分のオリジナル。ずっと言っているのですがキックボクシングの舞台で戦っているだけで、キックボクシングをしているつもりはないっていつも言っているので、そういう意味も込めて」

――今回の川上叶戦もマニュアル通りじゃない自分で挑む?

「そうですね、僕がどんな動きをするのか試合中は自分に任せているので分からないですけど、対策もしてないので。上手い選手なのでそういった選手に僕のレベルでどこまで戦っていけるのかなという感じです」

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