キックボクシング
ニュース

【KNOCK OUT】重森陽太が約2年ぶり参戦でONE出場のバットマンと対戦、日本で大活躍してきたムエタイ戦士スアレックが引退

2023/06/29 22:06
 2023年8月6日(日)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.3』の追加対戦カードが発表された。  3大タイトルマッチに続いて発表されたのは、KNOCK OUT-REDライト級王者・重森陽太が一昨年7月以来、2年ぶりのKNOCK OUT参戦。「Eight Weapons」所属として新たなスタートとなる重森の対戦相手は、元タイ国BBTVスタジアム・ライト級王者のバットマン・オー.アッチャリヤー(タイ)に決まった。  重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレック・ルークカムイから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者にも輝いた。2023年2月、悲願であったラジャダムナンスタジアム王座に挑戦したが、判定負けで奪取ならず。この試合が新日本キックボクシング協会所属選手としては最後の試合となった。KNOCK OUTの6月大会ではリングに上がり、「今後はKNOCK OUT-RED王者としてこのKNOCK OUTのリングで試合をして行きたいと思っております」とKNOCK OUTを主戦場にしていくことを宣言していた。 【写真】バットマンのマスクを被って入場するバットマン(C)ONE Championship バットマンは9歳でムエタイを始めて高校卒業後、ヌアソラニー・サムチャイヴィセツクという名前でルンピニースタジアムデビュー。スパイダーマンに扮したセコンドと一緒にバットマンのマスクを被って入場したことが話題となり、“バットマン”のニックネームが付いた。2019年11月にはルンピニースタジアム認定ライト級王座を獲得。2020年は無敗で7チャンネルスタジアムのファイター・オブ・ザ・イヤー(MVP)を獲得し、2021年3月にはタノンチャイ・フェアテックスを破り、7チャンネルスタジアム認定ライト級王座に就いた。  2016年1月にはロッタン・ジットムアンノンとも対戦しており、2RでKO負け。『ONE Friday Fights 2』でシャーゾット・カブトフに勝利したナックロップ・フェアテックスには2022年に3連勝。2022年11月と12月はコンスックに連敗しており、2023年初ファイトとなった2月の『ONE FRIDAY FIGHTS 4』ではドゥワンソンポン・ジットムアンノンに判定2-0で敗れている。重森と同じ28歳で、重森の倍以上のキャリアを持つ。  また、『REBELS』と『KNOCK OUT』を主戦場に活躍してきたムエタイファイターのスアレック・ルークカムイが引退を表明。今大会で「引退記念セレモニー」が行われることも決まった。  スアレックはタイのラジャダムナンスタジアムで活躍後、2015年からは日本で試合を行ってきた。“超攻撃型ムエタイ”と称される、パンチを主体としたアグレッシブなスタイルで国内トップクラスを次々と撃破し、2017年11月にREBELSーREDスーパーライト級王座を獲得。2019年10月にはREBELS-REDライト級暫定王者となり二階級制覇。  さらに、2020年9月のKNOCK OUTではワンデートーナメントを制し、KNOCK OUT-REDライト級王座に君臨。しかし、2021年2月にシュートボクシングで笠原弘希に2RでKO負けを喫し、7月の初防衛戦では重森に敗れて王座を失った。2022年4月にはREITO BRAVELYにKO負けを喫したが、2023年3月に渡部太基から判定勝利を収めていた。生涯戦績は106勝(33KO)38敗11分。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア