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【シュートボクシング】西岡蓮太が引退セレモニー「悔いが全くないとは言い切れない」が「充実した格闘技人生を送ることが出来た」引退後はTEPPEN GYM大阪のトレーナーに

2023/06/27 14:06
【シュートボクシング】西岡蓮太が引退セレモニー「悔いが全くないとは言い切れない」が「充実した格闘技人生を送ることが出来た」引退後はTEPPEN GYM大阪のトレーナーに

引退セレモニーを行った西岡

 2023年6月25日(日)東京・後楽園ホールで開催された『SHOOT BOXING 2023 act.3』にて、第2代シュートボクシング日本ライト級王者で、KNOCK OUT無法島GP 64kgトーナメント王者の西岡蓮太(龍生塾)の引退セレモニーが行われた。


【写真】鈴木千裕(左)にキックボクシングで唯一の黒星を付けた

 24歳の西岡は極真空手をバックボーンに、2015年5月に高校2年生でプロデビュー。2018年9月にSB王座を獲得し、大月晴明や不可思といった格上選手から勝利して名を挙げ、2020年2月に開催されたKNOCK OUT無法島GP 64kgトーナメントで優勝。準決勝では、鈴木千裕にキックボクシングで唯一の黒星を付けた。

 2020年10月の原口健飛戦に敗れ、長年痛めていた左手首の2度に亘る手術、リハビリのために戦線離脱。2022年4月に約1年5カ月ぶりに復帰したが、笠原弘希にKOで敗れSB日本ライト級王座から陥落。しかし、10月のKNOCK OUTではボクシングからキックボクシングに復帰した鈴木宙樹にプロ初黒星を付け、健在ぶりを示していた。これが最後の試合となった。2023年4月2日、自身のSNSにて引退を発表。生涯戦績は20勝(6KO)6敗。


【写真】鈴木宙樹にもプロ初黒星を付けた。この試合が最後の雄姿となった

 リングに上がった西岡は次のように挨拶。

「自分は5歳から極真空手を始めて12歳でシュートボクシングに転向して23~24歳まで約18年間格闘技を続けてきました。でも17歳で痛めた左手首、注射を打ち続けて痛みを紛らわせて頑張ってたんですけれども、最近悪化して手術も2回したんですけれども、それでもダメで病院へ行くともう手術をしても痛みをとることは出来るけれど格闘技を続けさせることは出来ないというドクターストップをかけられてしまい、格闘技を続けることが出来なくなってしまいました。


 悔いが全くないとは言い切れないですけれども、本当に沢山の人に応援していただいて支えていただいて本当に充実した格闘技人生を送ることが出来たと思っています。特に自分のトレーナーの川上さん、龍生塾の塾長、龍生塾の仲間、吉鷹さん、チーム吉鷹で一緒に練習してくれたみんなには本当に僕を強くしてくれて感謝でいっぱいです。他にも僕を支えてくれたスポンサーさんやいろいろな方がいますけれど、本当に感謝しています。ありがとうございました。

 この格闘技を辞めて次なんですけれども、ちょうど格闘技を続けることが出来なくなったタイミングでTEPPEN GYMの那須川会長とご縁をいただいて、TEPPEN GYM大阪のトレーナーとして頑張って行くことになりました。那須川会長、本当にありがとうございます。TEPPEN GYMの皆さんも本当にありがとうございます。シュートボクシングに感謝を込めて、最強の刺客を送り込めるように、そんなトレーナーになりたいと思います。皆さん、応援よろしくお願いします。


 本当にシュートボクサーとしてKNOCK OUTとかRISEさんとか他団体にシュートボクシングのロングスパッツを履いて出れたことを本当に誇らしく思って嬉しく思います。送り込んでくれたシーザー会長、本当にありがとうございました。

 最後に家族に…(声を詰まらせる)泣き虫だった僕を5歳で格闘技の世界に入れてくれて…本当に感謝しています。たくさん迷惑をかけたんですけれども、本当に2人のもとに西岡蓮太として生まれて嬉しく思います。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました」


 続いてシーザー武志SB協会会長がリングイン。記念の盾を贈り、「シュートボクシングに命を懸けて戦ってくれた西岡が私は大好きです。そして本当にもったいないなと思っています。日本の医学の中で治せないことは絶対にないと思うんです。今日はここでけじめをつけますけれども、必ず見つけて彼の手を治してやりたいと思っています。その時は皆さんまた新たな応援をよろしくお願いします。西岡くん、ご苦労さん」と、西岡の復帰を望んだ。


 最後に所属する龍生塾の関係者との記念撮影が行われ、10カウントゴング。西岡は現役に別れを告げた。

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