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【UFC】6連勝トプリアがエメット下し、ヴォルカノフスキーに宣戦布告、女子戦バーバーがヒバスに左ハイ5連勝、元SEI☆ZAのタバサ・リッチが4連勝。アレンがシウバ極めて6連勝!

2023/06/25 12:06
【UFC】6連勝トプリアがエメット下し、ヴォルカノフスキーに宣戦布告、女子戦バーバーがヒバスに左ハイ5連勝、元SEI☆ZAのタバサ・リッチが4連勝。アレンがシウバ極めて6連勝!

(C)Zuffa LLC/UFC

 2023年6月24日(日本時間25日)米国フロリダ州ジャクソンビルのVyStarベテランズ・メモリアル・アリーナにて、『UFC on ABC 5: Emmett vs. Topuria』が有観客で開催された。

 メインイベントのフェザー級戦は、暫定王座決定戦でヤイール・ロドリゲスと戦ったジョシュ・エメット(米国)をイリア・トプリア(ジョージア)が判定で撃破。UFC6連勝を決めた。

 コメインの女子フライ級では、メイシー・バーバー(米国)がアマンダ・ヒバス(ブラジル)に左ハイを効かせてパウンドアウト、UFC5連勝に。

 プレリミナリーの女子ストロー級では、元SEI☆ZAのタバサ・リッチ(ブラジル)がジリアン・ロバートソン(カナダ)に判定勝ちでUFC4連勝。

 また、ミドル級では、ブレンダン・アレン(米国)がブルーノ・シウバ(ブラジル)と熱闘。1R 4分39秒 リアネイキドチョークを極めてUFC6連勝をマークした。

 なお、第2試合で予定されていた平良達郎(日本)は、対戦相手のクレジソン・ホドリゲス(ブラジル)が3ポンド(1.3kg)体重超過により、試合中止となっている。


▼フェザー級 5分5R
〇イリア・トプリア(ジョージア)14勝0敗(UFC6勝0敗)146lbs/66.22kg ※UFC6連勝
[判定3-0] ※50-44, 50-42, 49-45
×ジョシュ・エメット(米国)18勝4敗(UFC9勝4敗)145.5lbs/66.00kg


 フェザー級5分5R。5位のエメットと、9位のトプリアが対戦。

 26歳のトプリアは、13戦無敗・4KO・8一本勝ちのフィニッシャー。うち9試合で1ラウンド決着している。7歳でジョージアでグレコローマン・レスリングを始め、15歳でスペインでMMAを始めた。柔術黒帯でギロチンやリアネイキドチョーク、ブラボーチョークなど、絞め技を得意とする。2022年12月の前戦ではブライス・ミッチェルにパンチでダウンを奪ってからの肩固めで一本勝ち。

 対する38歳のエメットは、キャリア18勝3敗。2019年3月のマイケル・ジョンソン戦のKO勝ちから、ミルサド・ベキッチにTKO勝ち、シェーン・バーゴス、ダン・イゲ、カルビン・ケーターにいずれも判定勝ちと5連勝。しかし、2023年2月の『UFC284』のUFCフェザー級暫定王座決定戦でヤイール・ロドリゲスに三角絞めで一本負けしている。

 1R、ともにオーソドックス構え。左右を突いて前に出るエメット。左ジャブを刺し合うトプリア。エメットは右フックを振ってみせる。そこにトプリアは左右を内側から突く。

 レベルチェンジの動きから金網に詰めて左ボディを打ち込むトプリア。エメットは左ボディから右オーバーハンドも、バックステップでかわすトプリア。右カーフを当てる。ワンツーの飛び込みの打ち終わりに右を突くトプリアは右カーフを当てる。そこに右を合わせるエメット。トプリアの入りの打ち終わりに左前手で狙う。

 2R、先に詰めるトプリア。踏み込んで上下に散らす。さらにワンツー。右回りのエメットはダッキングでかわすと、エメットは右ロー。そこを詰めたトプリアは右ロー。ワンツースリーと詰めて右ストレート! 片ヒザを着いて崩れたエメットだが左を返して押し戻し。

 トプリアの右オーバーハンドに右を返すエメット。その突っ込みをさばいたエメットがサイドバックからパウンドする。

 3R、前に出るエメットに右カーフはトプリア。エメットも右カーフを返す。しかしパンチの精度はトプリア。顔を腫らすエメットに詰めるトプリアは右を当てて左ボディから右オーバーハンド。エメットの打ち返しはもらわない。トプリアの左ジャブで頭が上がるエメット。打ち返すが、トプリアはかわしてワンツーの右。エメットも右を返して左右の大振り。

 4R、ラウンドを取り返すべく先に前に出るエメットだが、そこに左ジャブを当てるトプリア。さらに右カーフでエメットはバランスを崩す。

 エメットがパンチの動きで踏み込んだところに右カーフを当てるトプリア。エメットは左ボディから右フックで前に出るが、さばくトプリアは右カーフ、打ち下ろしの右! 詰めるトプリアはエメットの左をかわして左フックでダウンを奪う!

 トプリアはパウンド連打でトプリアを詰めると、立ち上がったエメットに右カーフ。さらに右でダウンを奪うと、マウント&パウンド。エメットはゴングに救われる。

 5R、ドクターチェック後、最終Rがスタート。サイドステップで回り、両手を開いて殴りに行くエメット。その入りに左ジャブを突くトプリアは若干、手数が減る。

 左ボディから右フックで前に出るエメットに、トプリアはダブルレッグテイクダウン! 背中を着かせながらパウンド。片ヒザ片手を着いて半身のエメットにサイドバックからパウンドするトプリアは、前転しようとするエメットについていくとニアマウントでパウンド。スタンドバックまでつくとエメットが立ち上がるもゴング。

 判定3-0(50-44, 50-42, 49-45)で勝利し、UFC6連勝をマークしたトプリアは、「1R目からKOを狙っていた。次はアレックス(ヴォルカノフスキー)と戦いたい」と王座挑戦をアピールした。

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