きたりこは16歳の高校生。空手出身で第26回全日本空手選手権大会グランドチャンピオン決定戦優勝の実績を持つ。2022年7月にDEEP☆KICK ZEROでプロデビューし、2戦目も勝利したが3戦目で体格差のあるモンタナ・アーツに判定で敗れた。戦績は2勝(1KO)1敗。
きたりこ「倒せる選手にこれからもなっていきたい」
――「きたりこ」はリングネームですか? 本名ですか?
「本名を平仮名にしただけです。親が平仮名にしようかって提案して、そっちの方が覚えやすいかなっていうのもあって平仮名にしました」
――今16歳ということですが昼間は高校ですか?
「高校行ってます」
――空手の話はまた後ほど聞きますが、何故キックを始めたんですか?
「最初は趣味でやってみたくてやったんですけど、途中からアマチュアの試合とか出てたらもっと上目指したいなと思うようになりました」
――何歳から始めたんですか?
「中2の時です」
――それまではずっと空手をやっていたということですが空手はいつからやってたんですか?
「5歳か6歳の時に始めました」
――ご両親か誰かの影響ですか?
「最初はお兄ちゃんが空手をやっていて、それを見に行って始めました」
「最初からフルコンです」
――空手は空手で楽しかった?
「はい、楽しいです」
――そんな小さい頃からやっていたら周りからいじめられるようなこともなかったですよね。
「いじめられたことはないです(笑)」
――空手よりキックの方が楽しそうと思って転向しましたか?
「結構キックが楽しくて、先のこととか将来性があるのはキックやなと思って。空手は道場開くとかしかないので、プロがあるキックの方がいいと思って」
――いま所属してるFASCINATE FIGHT TEAMには同性の選手もいますが、ここに入ったのは女子の選手もいるのが大きかったですか?
「小林愛理奈ちゃんのことがキックを始める前から好きで、最初はキックも違うジムでやってたんですけど、色々あって辞めた時に愛理奈ちゃんと一緒に練習したいと思って入りました」
――実際に一緒に練習してどうですか?
「すごい強いし一緒に練習して今もだいぶ差はあるんですけど、こんな風になりたいなって常に思ってます」
――昨年7月のDEEP☆KICKでのデビュー戦をリングサイドで取材させていただいて非常に動きが良くてパンチ力ある選手だなと思って年齢を聞いてさらにびっくりしたのですが、自分でデビュー戦はどういう風に捉えてますか?
「良いデビュー戦になったと思ってます」
――デビュー戦で女子でKO勝ちできる人ってなかなかいないですけどその辺りはどうですか?
「倒せる選手にこれからもなっていきたいです」
――今年3月のRISE ELDORADOで初参戦してモンタナ・アーツ選手と戦いました。体重差は問題なかったですか?
「体重差というか身長差が結構大変やったなと思いました」
――結果的に負けてしまいましたが最後まで前に出る姿勢を貫いたと思います。
「気持ちで行くしかなかったすね、最後は」
――それからすぐに今回のvs山本“魂武羅”知美戦が組まれましたが山本選手の印象はどうですか?
「気持ちも強いし前に出てくるタイプなのでジムの人には噛み合うんちゃうか? とは言われてます」
――この試合に関して原口健飛選手はどんな風に言ってますか?
「まぁ勝てるやろって(笑)」
――小林愛理奈選手はどんな風に言ってるんですか?
「同じ感じですけど、一緒に練習してアドバイスを貰って対策しました」
――試合までカウントダウンが始まってますけど減量は順調ですか?
「だいぶ順調です」
――16歳だったらまだ背は伸びてるんじゃないですか?
「いや、もう止まりました(笑)。これからはフライ級でやっていきたいと思います」
――今回初めてきたりこ選手の試合を見る人も多いと思うのですが、初めて見る人には自分のどんなところをアピールしたいと思いますか?
「技術がまだ全然ないので、攻撃力とか前に出る姿勢とか気持ちの強さとかを見てもらいたいです」
――最後にRISEファンの皆様に今回の試合に懸けるメッセージをお願いします。
「今回はしっかり勝っていい試合ができるように頑張るので、応援よろしくお願いします」