キックボクシング
インタビュー

【RISE】山本“魂武羅”知美「コブラのように相手を丸飲みにする」、16歳のJKファイターきたりこ「攻撃力とか前に出る姿勢とか気持ちの強さとかを見て」

2023/06/07 21:06
 2023年6月9日(金)東京・新宿FACEにて、RISEがファンイベントと試合を融合した新イベント『RISE Fight Party』を開催する。  第1試合のフライ級(-52kg)3分3R延長1Rで対戦する、山本“魂武羅”知美(FAITH/同級7位)ときたりこ(FASCINATE FIGHT TEAM)のインタビューが主催者を通して届いた。  山本は2019年KAMINARIMON全日本女子-57kg級準優勝で、2020年9月にプロデビュー。今回からミドルネームに“魂武羅(こぶら)”を付けた。3戦目で辻井和奏と引き分けたが、3勝(1KO)1分で現在無敗。前戦は2022年4月にエミNFCに判定勝ち。 山本“魂武羅”知美「魂武羅パーティにしますよ」 ――RISEへの登場は1年2ヶ月ぶりになりますね。「そうですね」 ――その間、先日RISEでも試合をしたMelty輝選手と連戦で試合(2022年9月、12月に対戦し山本の1敗1分)をしましたがどうでしたか? 「結果の通りですね、何も言うことはないです」 ――Melty輝選手との3度目はありそうですか? 「3度目はRISEでやりたいですね」 ――雪辱戦に臨みたいですか? 「それはありますね。あとは様子を見つつですね」 ――ミドルネームに「魂武羅(コブラ)」を入れたのは今回からですか? 「そうですね、名前変えました」 ――何か理由があったのですか? 「心機一転というのと、ここからみんな丸飲みしてやろうかなという意気込みで変えました」 ――ちなみに「魂武羅」の当て字はご自分で考えたんですか? それとも(FAITH)スネーク加藤会長が考えたんですか? 「これは会長がスネークっていうのと、自分の周りの応援団の人たちが『お前もうスネークの上を行けよ』みたいな感じで当て字を色々考えてくれて、それで付けた感じですね(笑)」 ――まずは最初にスネーク会長を一飲みですね。 「そうですね、そこからですね。もう丸飲みしちゃいますよ(笑)」 ――改名して加藤会長びっくりしてませんか? 「なんか爆笑してました、一人で」 ――でもこれで一気に運が開けるといいですね。 「開きに行きますよ、飛躍します」 ――今回6月9日新宿FACEで「RISE Fight Party」ということでファンフェスの中での試合になりますけどいかがですか? 「魂武羅パーティにしますよ(笑)」 ――毒を撒き散らしますか? 「撒き散らしちゃっても良いですかね?」 ――いいと思います。 「ありがとうございます(笑)」 ――今回の対戦相手は大阪からやってくるきたりこ選手ですが、きたりこ選手の印象はどうですか? 「自分より背がちょっと低いイメージがありますが、ジムもパワフルな女子選手が多いのでガンガン前に詰めてくるのはもうイメージが沸いてます」 ――きたりこ選手が前にどんどん詰めてきたとき自分がどうするかってことを考えてますか? 「そこはめちゃくちゃイメージしつつ、あとは自分が積極的に焦らずポイントをとっていくっていうのが今回の課題ですね」 ――去年の自分と比べたらここが進化してる部分はどこですか? 「やっぱりメンタルの部分も大きいですし、あとは周りの環境が自分的に整ってきてゾーンに入ってこれるようになりました」 ――ちなみに試合が決まったらゾーンに入れるんですか? 「入りますよ(笑)。相手が決まったら仕留めに行かなきゃいけないんで入ります。完全に女版のコブラになります」 ――それはやっぱり去年計量に失敗してしまったり、Melty輝選手に1敗1分という成績で終わってしまったことで、新しく変わらなきゃというのが大きいですか? 「逆にMelty選手が何かきっかけをくれた感じかもしれないですね。“今のままじゃ”というのを感じさせてくれました」 ――新しい山本“魂武羅”知美選手が見れそうですね。 「めっちゃ恥ずかしいんですけど見ててください(笑)」 ――最後に山本“魂武羅”知美選手のファン、RISEのファンの皆様に熱い再起のメッセージをお願いします。 「コブラ並みの仕留め方を見せて相手を丸飲みにします。コブラパーティですね。よろしくお願いします(笑)」 [nextpage]  きたりこは16歳の高校生。空手出身で第26回全日本空手選手権大会グランドチャンピオン決定戦優勝の実績を持つ。2022年7月にDEEP☆KICK ZEROでプロデビューし、2戦目も勝利したが3戦目で体格差のあるモンタナ・アーツに判定で敗れた。戦績は2勝(1KO)1敗。 きたりこ「倒せる選手にこれからもなっていきたい」 ――「きたりこ」はリングネームですか? 本名ですか?「本名を平仮名にしただけです。親が平仮名にしようかって提案して、そっちの方が覚えやすいかなっていうのもあって平仮名にしました」 ――今16歳ということですが昼間は高校ですか? 「高校行ってます」 ――空手の話はまた後ほど聞きますが、何故キックを始めたんですか? 「最初は趣味でやってみたくてやったんですけど、途中からアマチュアの試合とか出てたらもっと上目指したいなと思うようになりました」 ――何歳から始めたんですか? 「中2の時です」 ――それまではずっと空手をやっていたということですが空手はいつからやってたんですか? 「5歳か6歳の時に始めました」 ――ご両親か誰かの影響ですか? 「最初はお兄ちゃんが空手をやっていて、それを見に行って始めました」 ――最初からフルコンだったんですか? 「最初からフルコンです」 ――空手は空手で楽しかった? 「はい、楽しいです」 ――そんな小さい頃からやっていたら周りからいじめられるようなこともなかったですよね。 「いじめられたことはないです(笑)」 ――空手よりキックの方が楽しそうと思って転向しましたか? 「結構キックが楽しくて、先のこととか将来性があるのはキックやなと思って。空手は道場開くとかしかないので、プロがあるキックの方がいいと思って」 ――いま所属してるFASCINATE FIGHT TEAMには同性の選手もいますが、ここに入ったのは女子の選手もいるのが大きかったですか? 「小林愛理奈ちゃんのことがキックを始める前から好きで、最初はキックも違うジムでやってたんですけど、色々あって辞めた時に愛理奈ちゃんと一緒に練習したいと思って入りました」 ――実際に一緒に練習してどうですか? 「すごい強いし一緒に練習して今もだいぶ差はあるんですけど、こんな風になりたいなって常に思ってます」 ――昨年7月のDEEP☆KICKでのデビュー戦をリングサイドで取材させていただいて非常に動きが良くてパンチ力ある選手だなと思って年齢を聞いてさらにびっくりしたのですが、自分でデビュー戦はどういう風に捉えてますか? 「良いデビュー戦になったと思ってます」 ――デビュー戦で女子でKO勝ちできる人ってなかなかいないですけどその辺りはどうですか? 「倒せる選手にこれからもなっていきたいです」 ――今年3月のRISE ELDORADOで初参戦してモンタナ・アーツ選手と戦いました。体重差は問題なかったですか? 「体重差というか身長差が結構大変やったなと思いました」 ――結果的に負けてしまいましたが最後まで前に出る姿勢を貫いたと思います。 「気持ちで行くしかなかったすね、最後は」 ――それからすぐに今回のvs山本“魂武羅”知美戦が組まれましたが山本選手の印象はどうですか? 「気持ちも強いし前に出てくるタイプなのでジムの人には噛み合うんちゃうか? とは言われてます」 ――この試合に関して原口健飛選手はどんな風に言ってますか? 「まぁ勝てるやろって(笑)」 ――小林愛理奈選手はどんな風に言ってるんですか? 「同じ感じですけど、一緒に練習してアドバイスを貰って対策しました」 ――試合までカウントダウンが始まってますけど減量は順調ですか? 「だいぶ順調です」 ――16歳だったらまだ背は伸びてるんじゃないですか? 「いや、もう止まりました(笑)。これからはフライ級でやっていきたいと思います」 ――今回初めてきたりこ選手の試合を見る人も多いと思うのですが、初めて見る人には自分のどんなところをアピールしたいと思いますか? 「技術がまだ全然ないので、攻撃力とか前に出る姿勢とか気持ちの強さとかを見てもらいたいです」 ――最後にRISEファンの皆様に今回の試合に懸けるメッセージをお願いします。 「今回はしっかり勝っていい試合ができるように頑張るので、応援よろしくお願いします」
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