鋭い眼光でミット打ちを行ったハイダ。トーナメント制覇に自信満々だった
2023年6月3日(土)神奈川・横浜武道館『K-1 WORLD GP 2023』に出場する、外国人選手たちの公開練習が1日(木)都内にて行われた。
「K-1 WORLD GP初代ミドル級(-75.0kg)王座決定トーナメント」の1回戦で、MIKE JOE(フィリピン/BATTLE FIELD/TEAM J.S.A)と対戦するムスタファ・ハイダ(イタリア/Fight Club Firenze)は、サウスポーから繰り出す左ハイキック、左ストレート、左ヒザ蹴りをひとつひとつ確認するようにミットに叩き込んだ。
「コンディションはパーフェクトだ」とハイダ。Kunlun Fight、Bellator、ONE Championshipと大舞台を渡り歩き、54勝(25KO)11敗2分の戦績を誇る。その中にはアンディ・サワーに勝利した試合も含まれている。今回のトーナメントの最有力優勝候補との声も多い。
「小さい頃からK-1を夢見ていた。今は優勝することだけを考えている」と、ようやくたどり着いたK-1で王者になることに意欲を燃やし、「75kgは自分にふさわしい階級。70kgはもう難しいと思っている」と75kgは自分のベスト階級だとした。
対戦するMIKE JOEの印象は「彼はとてもトレーニングしている。彼も優勝を目指してやってくると思うので十分に注意したい」と油断はしていない。準決勝・決勝は「誰が来ても関係ない。自分が勝ち上がるだけだ」と自信に満ちたコメント。
どんな戦いを見せたいかと聞かれると「土曜日は素晴らしい戦いを日本のファンに見せらえると思う」という。
トーナメントの経験は「1日2試合はあるが、3回は初めてだね」と言い、3試合を勝つためには「気持ちの強さと明確な考えが必要だ」とした。