2023年6月23日(金)東京・後楽園ホール『RISE 169』の追加対戦カードが発表された。
ミニフライ級(-49kg)3分3Rで登島優音(NEXT LEVEL渋谷)vs.奥村琉奈(OISHI GYM)が決定。
登島は王者を多数輩出した女子キックボクシングの名門NEXT LEVEL渋谷所属で、今春高校生になったばかりのJKファイター。アマチュアでは2022年Amateur RISE Nova全日本女子トーナメント-52kg級優勝の実績を持つが、彼女を有名にしたのは人気深夜番組『月曜から夜更かし』への出演だった。
今年の元旦に放送された『月曜から夜更かし~2023元日SP』の中で、フェフ姉さんがライバルとして紹介し、スパーリングも行い、女子会では「優音ちゃんの夢は何?」と聞かれて「世界に行ってベルトを獲りたい」との夢と共に「あとは歌うことが好きなので自分で作詞作曲してシンガーソングライター。自分で歌いたいなって」と歌を披露したことで話題となった。
かわいらしいルックスでもあり、ネットでは「才能のツインタワーかよ」「逸材すぎる」「才能の塊やな。しかも可愛い」と、“可愛くて歌が上手いキックボクサー”として知られるように。
2022年10月に『KROSS×OVER19』にて15歳の誕生日前にプロデビュー戦を行い、フェフ姉さんと2戦して2勝の宿敵Melty輝と対戦。判定勝ちを収めて白星デビューを飾るも、2戦目でRISEに初参戦してRINAとドローとなり悔し涙を流した。今回が3戦目。
対する奥村は愛知の名門ジムであるOISHI GYMの新鋭で、2022年11月のプロデビュー戦では風羽に判定で敗れたが、2戦目は『超S-BATTLE 2023』で沖縄初の女子高生チャンピオンとして話題となったDBSライトフライ級王者・山里真桜に判定勝ち。同じく今回が3戦目となる。
フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1Rでは、同級10位・都筑海杜(TEAM3K)と同級12位・松下竜之介(Team +1)が対戦。
都筑は極真会館関西総本部主催の空手選手権『オープントーナメントグランドチャンピオン決定戦』の第20回・第21回で優勝。2020年12月にACCELでプロデビューし、2021年2月からRISEに参戦。前戦は2023年2月に初回KO勝ちして、戦績を4勝(2KO)3敗1分とした。
松下はStand Up King of Rookie 2022 -57.5kg優勝で、海外買い付けのアパレル商品を販売するBig Apple Storeの若きオーナー。
ライト級(-63kg)3分3R延長1Rでは、同級14位・樋口知春(極真会館)がスーパーフェザー級12位・塩川琉斗(TOP STAR GYM)と対戦。
樋口は極真会館全日本ウェイト制空手道選手権2018中量級優勝の実績を持つ空手家で2021年5月の「RISE149」でプロデビュー。豊富なスタミナと攻撃力で2021年5月のプロデビュー戦から4連勝(2KO)を飾ったが、2022年12月の5戦目で基山幹太に判定負けで初黒星。今回はそれ以来の再起戦となる。
対する塩川もフルコンタクト空手出身で、2021年5月のデビュー戦から3連敗を喫したが、Stand Up King of Rookie 2022 -60kg優勝を果たし、2022年12月のRISEでは東蒼馬に判定勝ちで3連勝中。戦績は3勝(1KO)3敗。
両者は2021年5月のRISEで、共にデビュー戦同士で対戦しており、この時は樋口が判定で勝利を収めている。約2年ぶりの再戦で成長を見せつけるのはどっちだ。