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【GLADIATOR】王者チェンが防衛戦困難で「PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定トーナメント」開催=6月11日(日)準決勝2試合

2023/05/30 19:05
【GLADIATOR】王者チェンが防衛戦困難で「PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定トーナメント」開催=6月11日(日)準決勝2試合

(C)GLADIATOR

 2023年6月11日(日)『GLADIATOR 022』(大阪・176BOX)にて「PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定トーナメント」開催が決定。準決勝2試合が行われることが発表された。

 同級王座には、2023年1月に森戸新士を下したジョセフ・チェンがついているが、チェンから主催者に、「来年のADCC世界選手権出場を目指しており、11月に実施されるオセアニア・アジア予選まで、PROGERSS王座の防衛戦を行うために来日することは困難で、再来日は2024年になる」との連絡があり、PROGRESS実行委員会が「暫定王座」の制定を決定。『GLADIATOR 022』より4人参加の王座決定トーナメントを実施することになった。

 トーナメント出場は、森戸新士、網藤雄太、世羅智茂、網藤雄太の4選手。6月11日の準決勝(5分2R。決勝は5分3R)では、森戸vs.網藤、世羅vs.網藤の2試合が組まれ、決勝戦は10月1日の『GLADIATOR023』での実施が検討されている。

▼PROGRESSフォークスタイルグラップリング・ウェルター級挑戦者決定T準決勝 5分2R
森戸新士(LEOS JIU JITSU ACADEMY/藤田柔術)
網藤雄太(SPARK)

▼PROGRESSフォークスタイルグラップリング・ウェルター級挑戦者決定T準決勝 5分2R
世羅智茂(CARPE DIEM)
加賀谷庸一朗(創道塾)

 森戸は、2019年JBJJF黒帯ランキング1位、2021年JBJJF全日本選手権黒帯ライト級優勝の国内トップクラスの柔術家。2022年1月よりPROGRESS提供グラップリングマッチをリードし、これまでタイトル戦を含め3勝2敗という戦績を残している。また、5月28日に行われたJBJJF全日本ノーギ柔術オープントーナメントでも、エキスパート・ミドル級と無差別級を制し、ダブルゴールドに輝くなど国内トップの力を見せつけている。

 今回のトーナメント出場に向け、「暫定王座を懸けたトーナメントに参戦できて光栄です。しっかり優勝して、もう一度ジョゼフ・チェン選手に挑戦したいです。新しく鍛えてきた技術もたくさんあるので、GLADIATOR/PROGRESSの舞台で披露します」と、正規王者に挑戦するために、トーナメントを勝ち抜き暫定王座を獲得する意気込みを主催者に送っている。

 対する網藤雄太は、4月の「GLADIATOR CUP」でエキスパート77.1kg級で優勝した鹿志村仁之介に2回戦で敗れたものの、運営陣の評価も高く、今トーナメントに抜擢された。アマMMAで13勝6敗、プロでは1勝3敗ながらケージでの試合経験は豊富で、三角絞めを得意とする。

 網藤は、「今回、PROGRESSトーナメントに参戦させて頂きます感謝します。対戦相手の森戸選手は柔術界のビックネームですが、PROGRESSルールなら僕の方が強いと思っています! 無名の僕ですが今回の試合で皆さんに名前を覚えて頂けるような熱い試合をするのでよろしくお願いいたします! 森戸選手、熱い試合をしましょう!」とのコメントを寄せている。

 世羅は、GLADIATOR CUPエキスパート77.1kg級準優勝者。森戸同様に国内柔術&グラップリングシーンをリードしてきた。PROGRESSフォークスタイルグラップリングでは、3月大会でスーパーティーンエイジャーこと大嶋聡承と戦い、アームドラッグからシングルレッグでテイクダウンという妙技を披露し、8-4で勝利。また、5月第3週にはタイで開かれたADCC東南アジアオープンで表彰台の頂点に立つなど、好調をキープしている。

 世羅は、「今回ウェルター級暫定王座決定トーナメントに出ることになりました。前回の試合(大嶋戦)は消極的になってしまったので、今回は一本で極めて次の決勝に進みたいと思います」と初戦から積極的に戦うとした。

 世羅と対戦する加賀谷は、2017年フリースタイルレスリング全日本選手権79kg級5位を筆頭に、全日本社会人選手権グレコ82kg級2位、JOC杯ジュニアで優勝、世界ジュニア選手権にも出場経験のあるエリートレスラーだ。MMAはアマで2戦2勝、GLADIATOR CUPでは初戦敗退も、ポイント制の同ルールではレスリングベースの実力がより発揮されやすいともいえる。

 加賀谷は、「今回、プロの方々が戦うGLADIATORの舞台で試合をさせていただく機会を与えて頂きました、櫻井会長をはじめ、大会関係者の皆様ありがとうございます。対戦相手の世羅選手は柔術やグラップリングでの実績が素晴らしく、手合わせできることだけでも大変貴重な機会だと思っています。私は元々レスリング出身で世羅選手とは戦う土俵が違いますが、それでもレスリングは強いぞということを証明できればと思っています」と、ベースを活かした戦いで臨む意気込みを記している。

 その先にジョセフ・チェンが待つ「PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定トーナメント」を制するのは誰か。

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