ハム・ソヒがデビューの地でもある日本に帰ってきた
2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.17』の第3試合49.0kg契約5分3Rで、DEEP JEWELSアトム級王者・前澤智(リバーサルジム立川ALPHA)と対戦するROAD FC女子アトム級王者ハム・ソヒ(韓国/TEAM MAD)が、26日(金)都内ホテルにて事前インタビューに答えた。
ソヒはキックボクシングや散打で培った打撃を持ち、2007年2月に初来日して『DEEP』でプロデビュー。そのデビュー戦でDEEP女子ライト級王者・渡辺久江から勝利をもぎ取り一気に注目を集めた。日本を主戦場にし、2008年のスマックガールライト級トーナメントでは準決勝で藤井惠に敗れ、2010年のJEWELS初代ライト級王者決定トーナメントでは決勝で浜崎朱加に敗れるなどタイトルに手が届かなかったが、2013年5月にスギロックを破りDEEP JEWELSフェザー級(-48kg)王座を奪取。
その後、2度の防衛を果たして2014年からは韓国人女性ファイターとして初めてのUFC参戦を果たすと、1勝2敗の戦績を残した。2017年6月からは韓国『ROAD FC』に舞台を移し、初代ROAD FC女子アトム級王座決定戦で当時のDEEP JEWELS同級王者・黒部三奈からTKOで勝利して初代王者となった。さらに12月の初防衛戦では『RIZIN.16』で浜崎と一進一退の攻防を演じた現Invicta FC同級王者ジン・ユ・フレイに1RでKO勝利を飾っている。
シュートボクシングルールでRENAと対戦しているソヒ
また、2011年にはシュートボクシングの『Girls S-cup』トーナメントに出場して決勝で神村エリカと、2012年の同トーナメントでは準決勝でRENAとも対戦している。
日本での試合は2014年11月の石岡沙織戦以来となるソヒは、「コンディションはいいです。5年ぶりの日本でのカムバック戦ということもありますので、皆さんにいい姿をお見せしたいと思っています。以前よりもバージョンアップしたハム・ソヒを見せたいと思います」と意気込む。
今回の試合では「5年ぶりの日本での試合ということもあり、RIZINでのこれが新人としてのデビュー戦のつもりで臨みたいと思っています。昔のことをいろいろと思い出しつつ、また初心に帰って頑張ろうと、そういう気持ちでデビュー当時のコスチュームを選びました」と、原点回帰の意味でデビュー当時のコスチュームで試合を行う。
対戦する前澤については「とても小柄で可愛い選手ですけれども、試合に関しては粘り強く最後まで諦めないタイプだと思っています」と評価。「いつも試合の時は自信を持って臨んでいますが、今回はいつも以上の自信を持って臨みたいと思います」と、RIZINでのこれからの活躍が期待できる強気なコメントを残した。