勝利に絶対の自信を持っている朝倉に対し、「3Rが終わる前にフィニッシュしたい」と話したケラモフ
2023年7月30日(日)さいたまスーパーアリーナにて『超RIZIN 2 powered by U-NEXT』が二部構成で開催されることが決定した。5月27日(土)にRIZINとBellatorが新宿で合同会見、榊原信行CEOとスコット・コーカー代表が明かしたもの。
第2部のRIZINで朝倉未来(トライフォース赤坂)vs.ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)のフェザー級(-66.0kg)5分3Rが決定。
朝倉は4月29日『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』での牛久絢太郎戦から、約3カ月というスパンでの試合となるが「怪我は全くなかったので、追い込んでいるまま継続できるのでよかったんですけれど、(榊原)社長がね、超RIZINを立ち上げたものだからもう俺が出ないといけないのかなと思って(笑)出てきました」と、笑いを交えて出場することを決めた理由を話した。
榊原信行RIZIN CEOは、朝倉がケラモフを対戦相手に指名したことについて、「本気モードだなっていう。その前から本人、格闘技に凄く前向きに、やらされている感ではなくて格闘技にこんなに真剣に向き合ったことはないかなっていうくらいだってことも聞いていたし。僕らがケラモフとやらないかと聞いても、断られる側に回りそうな相手だと思うんです。本人が聞いたら起こるかもしれませんが、一番地味強な感じ。でも、そこであえて本人も言っていますが険しい道を行って、ベルトへ向かって一気に集中してRIZINのベルトを奪取したいって想いが伝わって嬉しかったですね。本当にそういうモードに入っている未来に向き合えたことを…ちょっと感動しました」との感想を語った。
そして、朝倉がケラモフに勝ったら次はタイトルマッチを用意するかと聞かれると「そうですね」と認める。
ケラモフは朝倉について「朝倉選手はスタンディングでもグラウンドでも、全局面で強い選手だと私も認識している。しかし、私もレベルは負けてはいないと思っている。だから試合自体がどのような形で終わるのかは誰にもわからないが、私は全力を尽くすし、3Rの試合が終わる前にフィニッシュしたい。皆さんをアッと言わせたいと思います」と、朝倉の実力は認めるがフィニッシュして3R以内に勝つと宣言。
さらに「朝倉未来という選手の名前は日本でも、世界でもビッグネームだということは知っている。彼に勝つためには周到な準備が必要だと思うし、そのために準備をしてくる。どのような形でも一生懸命に戦い、自分の実力を最高に出す以外に方法はない。ぜひこの試合にご期待ください」と全力で朝倉に立ち向かうとした。