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【PANCRASE】近藤有己と復帰の佐藤豪則が13年5カ月ぶり再戦、フライ級で前田浩平vs.ジョセフ・カマチョ、大塚智貴vs.無敗の松井斗輝、バンタム級で高城光弘vs.川北晏生も=7月9日(日)ニューピアホール

2023/05/25 11:05
 2023年7月9日(日)東京・ニューピアホールで開催される『PANCRASE 335/336』(※2大会にカード振り分け)の追加カードが発表された。 ▼ウェルター級 5分3R近藤有己(パンクラスイズム横浜)第5代・8代 無差別級K.O.P./64勝38敗9分佐藤豪則(Battle-Box)第6代同級K.O.P./19勝12敗7分2NC  13年5カ月ぶりに近藤有己と佐藤豪則がPANCRASEで対戦する。近藤と佐藤は2010年2月にミドル級暫定王座戦で対戦し、佐藤が判定負けで戴冠ならず。佐藤にとって13年越しの雪辱戦となる。 “アームロッカー”佐藤豪則は37歳で、10年ぶりのPANCRASEカムバック。10年前のPANCRASE最後の試合は現DEEPウェルター級王者・鈴木慎吾にアームロックを極めて勝利している。その後、2014年2月にUFCに参戦。エリック・シウバとイム・ヒョンギュに1R KO負けでリリースされると、2015年5月にPRO FCウェルター級王者に。韓国のTop FCにも参戦し、ホン・チャンソンとの2つのノーコンテスを経て、2017年12月のMFPで現UFC同級8位のアルマン・ツァルキヤンに判定負け。以降は試合から遠ざかり、近年はBattle-Boxで宇佐美正パトリックや芦澤竜誠らを指導してきた。  対する47歳の近藤は、2連勝中。2022年2月に鈴木一史に判定勝ち後、同年4月にGLEAT MMAに参戦し、BreakingDownミドル級ワンデイトーナメント優勝のプロレスラー・井土徹也に判定勝ち。パンクラスイズム横浜に所属し、円熟のMMAを見せている。  柔道から髙田道場を経て桜庭和志に師事した佐藤と、少林寺拳法からPANCRASE一筋で戦ってきた近藤は、ともにU系の技術を持ち、さらにMMAへと進化を遂げてきた。13年5カ月ぶりの再戦は、ケージの中でどんな動きを見せるか。設立30周年となる9月大会に向け「プレ30周年記念マッチ」となる。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R前田浩平(GRABAKA)2018年IMMAFオセアニア選手権優勝・7勝5敗ジョセフ・カマチョ(Spike22)5勝1敗  28歳の前田浩平は、2018年IMMAFオセアニア選手権優勝者でMMA7勝5敗。2022年3月に田代悠生に2R TKO勝ち後、7月に大塚智貴に判定負け。11月にグアムのBrawl Internationalでジョーイ・クリソストモJrにリアネイキドチョークで一本勝ちし、2023年3月の前戦で今井健斗にスプリット判定勝ちで2連勝中。  対するカマチョはグアム在住。2017年に後のコンテンダーシリーズ出場のデズモンド・ト-レスをギロチンチョークで秒殺すると、2022年3月にDEEPファイターの中村真人にもTKO勝ち。2022年6月からLFAに参戦し、アルデン・コリアに判定勝ち。2023年3月の前戦ではコディ・デヴィスの肩固めに一本負けしている。戦績は2つのKO・TKO勝ちと2つの一本勝ちと1判定勝ち。身長174cm。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R大塚智貴(CAVE)5勝2敗・#8位 /2021年NBTストロー級優勝松井斗輝(パラエストラ柏)5勝0敗  5戦無敗の若手有望株、パラエストラ柏の松井斗輝が早くもランカー戦。松井はGRACHANで松本大輔にTKO勝ち、二之宮徳昭に判定勝ちなど4連勝後、2023年3月にPANCRASEに初参戦し、佐々木亮太に3R TKO勝ち。  CAVEの大塚智貴は5勝2敗で、現フライ級8位。プロデュー戦で後の王者・山北渓人(ONE参戦中)に判定負けも、第27回ネオブラで石井涼馬、朝日向大貴、孫悟空DATEを下して優勝。2022年5月に谷村泰嘉に一本負けも、7月に前田浩平に判定勝ち。2023年3月に赤崎清志朗に2R 一本勝ちと2連勝中。  公式では「大塚がテイクダウンを取れるかが運命の分かれ道」と見どころを記している。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R高城光弘(リバーサルジム横浜グランドスラム)#7位・7勝2敗 61.65kg川北晏生(TRIBE TOKYO MMA)7勝3敗3分 61.1kg  3連勝中でバンタム級7位の高城光弘が、ノーランカーながら6戦負け無しの川北晏生に胸を貸す一戦。  2017年3月のプロデビュー戦で三村亘に判定勝ちしている高城は、2019年のワン・リザマ戦でスプリット判定負けも、2021年12月に復帰し、水永将太にスプリット判定勝ち、鬼神光司に2R ヒジ打ちカットによるTKO勝ち、2023年3月の前戦でサイバー遼に判定勝ち。横浜グランドスラム所属。  TRIBEの川北は、PANCRASEからプロ修斗に参戦し、1勝3分と負け無し。大悟、南風原吉良斗、伊集龍皇にドロー後、2022年10月に中野剛貴に判定勝ち。PANCRASEでは2021年のネオブラで内山拓真に判定勝ち後、小川隼也に一本勝ち。決勝で現UFCの風間敏臣に判定負けも、2023年3月のデカゴン復帰戦で鬼神光司に判定勝ちしている。  勝てばバンタム級ランク入りも見えてくる川北を、ランカーの高橋が止めるか。 川北「TRIBE TOKYO MMAの川北です。明日、覚悟を持って戦いに行きます。お願いします」 髙城「明日は強さを見せて勝ちます」 [nextpage] ▼ライト級 5分3R余 勇利(マッハ道場)#9位・2勝2敗貞永大輔(パラエストラ広島/初参戦)1敗  余は、望月貴史、DARANIに勝利も、2023年3月の平信一戦で判定負け。ここが正念場か。山口出身で修斗TORAOでデビュー戦黒星の貞永(1991年7月22日生まれ、177cm)は、9位の余を相手にチャンスを掴むか。 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3Rライカ(RIGHT THING ACADEMY)#3位・11勝9敗2分ナギ(Hプロダクション/千葉市ねわざワールド)1勝2敗/初参戦  2022年9月に修斗に参戦し、階級下の杉本恵とドロー。11月にキム ソ ユルに一本負けしたライカは、2023年3月大会にPANCRASEに戻り、渡邉史佳にスプリット判定勝ち。対するナギは京都府出身、163cmの「謎の覆面レスラー」だという。
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