2010年2月7日、PANCRASEミドル級暫定王座戦で近藤有己と佐藤豪則が対戦。このときは判定で近藤が勝利し王座を獲得している。(C)ゴング格闘技/PANCRASE
2023年7月9日(日)東京・ニューピアホールで開催される『PANCRASE 335/336』(※2大会にカード振り分け)の追加カードが発表された。
▼ウェルター級 5分3R
近藤有己(パンクラスイズム横浜)第5代・8代 無差別級K.O.P./64勝38敗9分
佐藤豪則(Battle-Box)第6代同級K.O.P./19勝12敗7分2NC
13年5カ月ぶりに近藤有己と佐藤豪則がPANCRASEで対戦する。近藤と佐藤は2010年2月にミドル級暫定王座戦で対戦し、佐藤が判定負けで戴冠ならず。佐藤にとって13年越しの雪辱戦となる。
“アームロッカー”佐藤豪則は37歳で、10年ぶりのPANCRASEカムバック。10年前のPANCRASE最後の試合は現DEEPウェルター級王者・鈴木慎吾にアームロックを極めて勝利している。その後、2014年2月にUFCに参戦。エリック・シウバとイム・ヒョンギュに1R KO負けでリリースされると、2015年5月にPRO FCウェルター級王者に。韓国のTop FCにも参戦し、ホン・チャンソンとの2つのノーコンテスを経て、2017年12月のMFPで現UFC同級8位のアルマン・ツァルキヤンに判定負け。以降は試合から遠ざかり、近年はBattle-Boxで宇佐美正パトリックや芦澤竜誠らを指導してきた。
対する47歳の近藤は、2連勝中。2022年2月に鈴木一史に判定勝ち後、同年4月にGLEAT MMAに参戦し、BreakingDownミドル級ワンデイトーナメント優勝のプロレスラー・井土徹也に判定勝ち。パンクラスイズム横浜に所属し、円熟のMMAを見せている。
柔道から髙田道場を経て桜庭和志に師事した佐藤と、少林寺拳法からPANCRASE一筋で戦ってきた近藤は、ともにU系の技術を持ち、さらにMMAへと進化を遂げてきた。13年5カ月ぶりの再戦は、ケージの中でどんな動きを見せるか。設立30周年となる9月大会に向け「プレ30周年記念マッチ」となる。