また、-62kg契約3分3RではRyuki(フリー)vs.イリアス・バニス(モロッコ)も決定。
Ryukiは6歳から格闘技を始め、アマチュアで130戦以上を経験して2015年にキックボクシングでプロデビュー。2017年に中国で行われた英雄伝説2017の60kg級でアジア王者に輝いた。プロデビューから18戦無敗の戦績を引っ提げ、2019年2月にRISE初参戦を果たしたが、篠塚辰樹に初黒星を付けられた。しかし、同年7月には中村寛を判定で破っている。その後はMMAに転向してRIZINにも出場し、3勝1敗の戦績をあげているが今回キックボクシングにカムバック。戦績は18勝1敗1分。
バニスはアーネスト・ホースト、ギルバート・バレンティーニ、イワン・ヒポリットら歴史に残る名キックボクサーを輩出したオランダの名門ジムであるボスジム所属。フック&ローの対角線コンビネーションを駆使し、右ロー、右フック、右アッパーに威力を持つ。特に下から潜り込むようにして打つ右アッパーは怖い武器。二回転回し蹴りといった派手な技も持っている好戦的なファイターだ。ENFUSIONを主戦場とする選手で、2022年12月のRISEにアブデラ・エズビリの欠場を受けて緊急参戦。-65kg契約の試合だったにも関わらず白鳥大珠と熱戦を展開し、判定で敗れるも「ベストウェイトだったらどれだけ強いんだ」と言われた。今回は本来の階級での出場となる。戦績は24勝(12KO)7敗2分。ISKA欧州ライト級王者。
Ryukiは「4年ぶりにRISEに上がること感謝します。4年前にRISE大阪大会で与えた衝撃(中村戦)を超すくらいの試合をしたいと思います」と挨拶。バニスについては「まだ映像を見ていないので分かりませんが、写真で見る限りでは強そうですね」とした。
キックボクシングの試合をするのは「MMAの練習をしているにあたって、打撃の感覚がめっちゃ良くなってきて。今キックボクシングの試合をしても面白いと思ったのと、僕の格闘技人生もそんなに長くないと思っているので、最後はあと何年かは分かりませんが悔いがないように楽しいことをしたいなと思って参戦を決めました」との理由からだという。
伊藤RISE代表からはOFGマッチに挑んでもらいたいとのリクエストがあり、Ryukiは「いい相手がいればやってみたい」と乗り気だった。
また、Super Fight!のウェルター級(-67.5kg)3分3R延長1RでRISEウェルター級王者・中野椋太(誠至会)vs.イ・ソンヒョン(韓国/RAON)も決定。
中野は2018年12月にNJKFウェルター級王者になった左フックを得意とするアグレッシブファイター。RISE初参戦となった2019年7月、憂也に初回KOで勝利。10月には65kg級のS1ジャパントーナメントで優勝。RISE2度目の参戦となった2020年2月にはスーパーライト級王者・山田洸誓に判定負けを喫するが、11月のRISEでは山口裕人から左フックでダウンを奪って勝利した。2021年7月にはWBCムエタイ日本ウェルター級王座を獲得。2022年3月、5月の「第3代RISEウェルター級(-67.5kg)王座決定トーナメント」を制して王座に就いたが、8月にチャド・コリンズに初回TKO負けを喫した。今回はそれ以来の試合となる。戦績は21勝(10KO)7敗。
“コリアンモンスター“ソンヒョンは日本ではRISEで活躍、世界を股にかけて試合をするトップファイターで、戦績は67勝(17KO)10敗2分。ブアカーオ・バンチャメーク、佐藤嘉洋とも対戦経験があり、RISE三階級制覇の裕樹、シュートボクシング世界王者の鈴木博昭、HOOST CUP王者の麻原将平など国内トップファイターを次々と撃破。2019年7月には松倉信太郎と第4代RISEミドル級王座決定戦を争い、第2代ライト級王座に続いての2階級制覇を達成。2021年11月には北アイルランドでWKN世界ウェルター級王座も獲得している。今年3月、RISEミドル級王座の初防衛戦に臨んだが、海人に敗れて王座を失った。4月には韓国でKO勝ちし、KTK-70kg王座に就いている。今回からウェルター級に階級を下げて臨む。
<決定対戦カード>
▼スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
数島大陸(及川道場/RISEフライ級1位)
松岡宏宜(H・K・A gym/第3代KOSスーパーフライ級王者)
▼スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
塚本望夢(team Bonds/RISEフライ級3位、初代DEEP☆KICK -51kg級王者)
山川敏弘(MaynishKickBoxingGym)
▼バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
京谷祐希(TEAM TEPPEN/同級8位)
翔磨(多田ジム/第6代DEEP☆KICK-55kg級王者、HOOST CUP日本バンタム級王者)
▼オープニングファイト スーパーライト級(-65kg) 3分3R
将太(KSS健生館/2022年RISE Nova 全日本大会 -70kg級トーナメント優勝)
剣心(誠輪GYM)
▼オープニングファイト フライ級(-52kg) 3分3R
Hotaru(Continue)
河埜留奈(TEAM TEPPEN)