キックボクシング
インタビュー

【岡山ジム】山田航暉「逆に強いから穴はある」vs.花岡竜「自分がどう動いて優勝するか」

2023/05/17 17:05

花岡「1日2試合、僕の試合が見られるから今回はお得だよ」


――2月の一回戦、サンチャイ・TEPPENGYM戦では判定2‐1の僅差で勝利しました。


「あまりいい内容ではない勝ち方だったので色々と反省する箇所が出てきました。実はヒジの距離感を忘れていて、3Rにヒジで斬られて鼻も折られてしまったので、今は距離感を修正しています。一回戦が終わってから何となくヒジの距離感は戻っているのを感じます」

――次の試合に向けての調整具合はどうですか?

「いい感じで調整はできています」

――今回勝てば1日2試合になりますが、練習ではどういうところを強化していますか?

「ワンデートーナメント出場は3度目ですが、準決勝が3R制、決勝戦が5R制とめちゃくちゃハードなトーナメントなので特にスタミナ面を一番強化しています」

――スタミナ強化はどのような練習で付けているんですか?

「今は低酸素室で走り込みしたり、ミット打ちのラウンドを増やしたりと練習量が結構増えています」

――初戦はサクッと終わらせることも考えてますか?

「ダメージ、スタミナを気にしながらなるべくKOを狙いたいのですが、僕はKOするタイプの選手ではないので初戦をサクッと終わらせることができないんですよね……(苦笑)。あくまでも勝つことを第一にしつつ怪我にも気を付けたいと思います。でも、初戦が終わって開放感がないのは凄くストレスですね……」

――準決勝の相手、山田航暉選手に関してはどのような印象がありますか?

「特にこれといった印象はなく、首相撲が強いぐらいでしょうか?」

――一度引退している選手ですが、一回戦の動きなどを見て山田選手の調子は戻っていると感じますか?

「どうなんでしょう。僕がアマチュア時代から見ていた選手で長く現役を続けているのは凄いことだと思います」

――以前から対戦を意識したことはあったのでしょうか?

「引退されていたので対戦することはないと思ってました」

――引退した選手に負けたくないという意地はあります?

「誰が相手でも負けたくないというのはあるので、そこは特に意識してなく、相手どうこうよりも自分がどう動いて優勝するかということしか考えていません」

――決勝戦はどちらが上がってくると予想してます?

「その予想は難しいですね。5R制なら麗也選手で、3R制なのでHIROYUKI選手が勝ち上がってくるのかなと。地味に相手を崩していくスタイルの麗也選手は3R制があまり得意ではないと思います」

――どちらとやりたいという希望はあります?

「どっちも強いのであまり希望はないですね。初戦で自分がどう動けるかによって決勝戦の動きも変わってくるので、いかに初戦をどううまく戦うかを意識してその後に結果は付いてくると思います」

――賞金トーナメントですが、優勝してゲットする賞金の使い道は考えていますか?

「パーソナルトレーニングなどの料金がかかっているので自己投資に使ったり、自分へのご褒美として服とかに使ったり、車を買うための貯金にしたいです」

――トーナメント優勝後に考えている目標はありますか?

「今回優勝すればヒジ打ちありルールで日本一と言ってもいいので、次はヒジなしの舞台でもっと活躍したいと思います」

――二刀流でいきますか!?

「二刀流だと距離感が違って大変なので、次からは一本に絞っていきたいと思います」

――ヒジ打ちあり・なしのルールの違う試合を交互にやっていくことなど、同門の安本晴翔選手はあまり気にしていないようです。

「そうですね(笑)。でも僕の目標はRISEのベルトなのでそこに絞ってやっていきます」

――最後にファンにメッセージをお願いします。

「今回は1日2試合の過酷なトーナメントですが、僕が優勝して花岡竜は強いところを見せたいと思います。ちなみに『1日2試合、僕の試合が見られるから今回はお得だよ』と言ってチケットを売っています。1回戦で終わったらシャレにならないのでプレッシャーを感じてます(苦笑)」

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