第一回国際親善大会KICK BOXING WORLD CUP in JAPAN/TOKYO2023年5月14日(日)東京・大田区総合体育館
▼メインイベント(第12試合)WORLD CUP国際戦 スーパーフライ級 ムエタイルール 3分5R〇名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム/ムエタイ10冠王)KO 1R 1分37秒 ※左ヒザ蹴り×ペットナコン・ソーペッタワン(タイ/2020年TOYOTA CUPライトフライ級優勝)
“ハマの神童”名高はジュニアキック出身で、日本とタイで試合経験を重ねてきた。2017年4月にWMC世界ピン級王座を獲得すると、2018~2019年にはムエタイの二大殿堂タイトル 「ラジャダムナンスタジアム」と「ルンピニースタジアム」のミニフライ級(47.63kg)でタイトル統一し、外国人で2人目、日本人初の快挙を成し遂げた。2022年7月にはペットニポンをヒジでKOし、タイ国プロムエタイ協会フライ級&WPMF世界フライ級の二冠を奪取して“10冠王”を達成。今年2月には『ラジャダムナン・ワールド・シリーズ』に参戦し、見事なKO勝ち。4月にはソンチャイノーイもKOして現在破竹の20連勝中。戦績は45勝(28KO)5敗1分。
対戦相手のペットナコン2020年TOYOTA CUPライトフライ級優勝(トーナメント)の実績を持つが、前日計量では2kg近いアンダーと小柄。
なお、この試合は7月9日の『BOM』で行われる予定のラジャダムナンスタジアム認定フライ級タイトルマッチの前哨戦として行われる。いよいよ名高が、前人未到(タイ人以外で同スタジアムの2階級制覇を達成した選手はいない)のラジャダムナンスタジアム2階級制覇へ動き出す。
1R、まずはゆっくりとしたスタート。相手の出方を見ていく。吉成は左ボディストレート、右ロー、右ハイ、左ローとどの攻撃が有効かを探っていく。ペットナコンは右ミドル。吉成もすぐに左ミドルを返す。吉成がワンツーからヒザ。そして右フックから左ヒザを突き上げると、ペットナコンは右ハイを蹴り返すも遅れてダウンし悶絶。しばらく立ち上がれないほどのダメージを負った。
解説の武蔵は「キックボクシング界の井上尚弥、世界中から狙われる存在になって欲しい」と語った。
勝利者インタビューを受けた吉成は「今回相手選手の体重が軽くて自分の方がパワーがあったので、1Rから倒しに行くプランがハマりました。いつも練習している技なので作戦通りだと思います。自分は小学生の頃からムエタイをやってきて本当に誇りを持っているので、7月9日に自分の目標であったラジャダムナンスタジアムのタイトルマッチが決まっているので、そこへ向けていい弾みが付いた気持ちです。
自分あまりプレシャーを感じないタイプなので、いつも通り試合をすれば必ず勝てる自信があるので、硬くならずにいつも通り動けたと思います。これからもずっと連勝して自分の強さを証明したいと思います。今回KOで勝つことが出来たんですが、次戦、試合が決まっていてその相手が本当に強い相手で、これから練習しないと勝てないような相手なので、ラジャダムナンの二階級王者はタイ人以外誰も成し遂げたことがないので、必ず自分が成し遂げたいと思うので応援してください」とアピールした。
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▼第11試合 WORLD CUP国際戦 LEGEND DNA FIGHT 60Kg契約 3分3R〇泰良拓也(PFP/HOOST CUP日本ライト級王者/武蔵DNA)判定3-0 ※29-27×2、29-26×ジン・フー(中国/CFP推薦/タイBangla Boxingジム61kg級王者)
3月のホーストカップ京都大会で、HOOST CUP日本ライト級王座決定トーナメントを制し新王者となった、LEGEND武蔵率いるパウンド・フォー・パウンド所属の泰良拓也が、中国選抜のジン・フーと対戦。フィジカルの強さから来るアグレッシブな攻撃を信条とするジン・フーだが、泰良もたくましくなった精神力と技術でどうさばくか。
1R、サウスポーの泰良は強いジャブから右ストレートでフーのガードの隙間を塗っていくが、左フックが相打ちになったところで大きくグラついてしまう。フーはすかさず左ストレート、左フック、左右フックを攻め込み、泰良はジャブとワンツーを返すがヒザをもらう。フーはすぐにワンツー。泰良は左右ストレートをまともにもらう。パンチの回転を強めるフー。泰良は右カーフを連発してフーを止めにかかる。
2Rが始まってすぐ、泰良がワンツーで逆転のダウンを奪う。泰良は左右ストレートの連打、左ボディで仕留めに行くがフーも右強打で対抗。泰良のストレート連打にフックを被せるフー。大振りになったフーにオーソドックスになった泰良の右フックがヒットする。フーは右ヒザを突き刺すも、その直後に泰良が右ストレートでダウンを奪う。
3R、泰良は右カーフ、フーは逆転を狙ってワンツー、左右フックで打ち合いに来る。泰良はそのパンチを被弾しながらもジャブ、ワンツーを返す。互いに被弾が多く、どちらが倒れてもおかしくない。泰良の右ボディストレート、右カーフ。フーのヒザにも右を合わせる。最後は両者足を止めての打ち合いとなり、ここでも両者被弾しながら相手にも当てていく。
大差の判定3-0で泰良が男子選手初の勝利を日本にもたらした。
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▼第10試合 WORLDCUP国際戦 LEGEND DNA FIGHT ヘビー級3分3R延長1R×ジャイロ・楠(ブラジル/TEAM JAILO/HOOST CUP 日本ヘビー級王者)KO 1R 1分07秒 ※3ノックダウン〇ブライアン・ドゥエス(オランダ/2015巌流島トーナメント優勝/HOOST選抜)
ジャイロ楠は日系ブラジル人ファイターとして活躍、プロボクサーとして活躍した後、キックボクシングに転向。ハンマーパンチを武器に、J-NETWORKヘビー級王者、アクセルヘビー級王者を経て、昨年12月にはホーストカップ ヘビー級タイトルを獲得している。
対するドゥウェスは、旧K-1時代からキャリアを誇るベテランで、GLORY、Enfusion、WFLで活躍。2016年10月に現GLORYヘビー級王者リコ・ヴァーホーベンに判定勝ちした戦績が光る。2015年2月には『巌流島』のトーナメントに参戦し、決勝で星風をKOして優勝。同年7月の『巌流島』ではマイティ・モーと対戦し、3度の押し出しで勝利を収めている。LEGENDアーネスト・ホーストがその活躍を長年見続け、今大会に選抜ファイターとして推薦した。
1R、いきなり打ち合いとなったが、右のカウンターを決めたドゥエスが右ローで2度のダウンを奪う。両腕ブロックを固めて棒立ちとなる楠に右ローを蹴りまくり、ドゥエスが3度目のダウンを奪って今大会本戦で初のKO勝ちを飾った。
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▼第9試合 WORLDCUP国際戦 LEGEND DNA FIGHT 60kg契約 3分3R延長1R×麻原将平(PFP/元HOOST CUP日本ライト級王者/武蔵DNA)判定0-3 ※28-30×2、29-30〇テーパプット・シンコウムエタイ(タイ/NJKF新興ムエタイジム)
武蔵の愛弟子・麻原は元HOOST CUP日本スーパーライト級王者、今年2月のRISE 20周年記念大会でKO勝利し好調をアピール、今回の勝利に意気込んでいる。対するコーベルはかつてラモン・デッカーに師事していたこともあり、ファイトスタイルが酷似している。2019年HOOST CUP KINGS NAGOYA6で日本初登場、前ISKA世界王者の大石駿介と対戦し、序盤こそらしい動きを見せたが、ボディブローで不覚をとって敗戦。今回は適正体重に近い60Kg契約で本領発揮か。
テーパプットは、昨年7月の『ホーストカップ』名古屋大会でHOOST CUP日本スーパーライト級王者・小川翔と引き分け、今年4月の『MuayThaiSuperFight』ではWBC日本統一スーパーフェザー級王者HIRO・YAMATOに1RでKO勝利している。
1R、サウスポーのテーパプットは左ミドルと左前蹴り。麻原はじりじりと前へ出てワンツーでボディを狙い、右ローを蹴るがテーパプットは左ミドルを合わせてくる。麻原がボディからのコンビネーションを繰り出すと、テーパプットはこれを嫌がって後ろへ下がる。
2R、ロープを背負いながら移動するテーパプットは、麻原がじりじりと距離を詰めると左ミドルを蹴って距離をリセットしてしまう。麻原はこれに右ローを軸足に合わせる。右へ回り込むテーパプットに麻原はパンチを繰り出しながら距離を詰めるが、なかなかヒットを奪えない。
3Rもテーパプットが左ミドルで距離を保ち、麻原が左フックで飛び込んでも距離があるためかわす。麻原は右ボディをヒットさせたが、テーパプットはよく動いて麻原の追撃を許さない。テーパプットの左ミドルに左へ大きくよろける麻原。テーパプットの左ミドル連打にパンチを返したい麻原にテーパプットは組んでのヒザ。離れるとまた左ミドル。最後に後ろ蹴りを繰り出し、左右フックで前へ出た麻原だったが、テーパプットは組み付き倒す。この際、テーパプットの頭が麻原の口付近に当たったようだ。
判定3-0で距離を支配したテーパプットが勝利した。
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▼第8試合 WORLD CUP国際戦 LEGEND DNA FIGHT ヘビー級 3分3R×山下力也(道真会館/MA日本ヘビー級王者)判定0-3 28-29、28-30×2〇ネナト・コージック(セルビア/HOOST選抜)
1R、コージックが強烈な右フックと右アッパーで山下をグラつかせるが、山下は構えを左右にスイッチしながら左右ローを蹴っていく。右ボディを連打するコージックに山下はサウスポーからの左ストレート、続いて左ロー。そして得意の左ハイでコージックが倒れるがこれはスリップ判定。コージックは飛びヒザ蹴りから左右フックで攻め込むが、山下はすぐに体勢を立て直して前へ出る。コージックのパワーにフラつきながらも蹴りを繰り出す。
2R、山下の左ローにコージックは飛びヒザ蹴りからの左右福で応戦。さらに右アッパー。山下のお株を奪う右ハイも。コージックは右フックからの左ボディを決めるが、山下はもらいながらも前へ出る。さらに左ロー、左ストレート。コージックは左右ハイ、山下は頭を振りながら顔色変えずに前へ出て左ストレートを打つ。
3R、山下が左ハイでコージックをグラつかせるが、コージックもすぐに左右フックで応戦。コージックが右アッパーから飛びヒザ、さらにワンツー。山下はものともせず前へ出て左フックを打つ。しかし、前へ出るも山下は手が出ない。逆にコージックは強い左右フックと右アッパーを放つ。さらにガードを固める山下に左右ボディ。口を大きく開ける山下はワンツーを打つが力がない。コージックが飛びヒザから右フック、左ハイ、右ボディと攻撃をまとめて試合を終えた。
コージックの強力な攻撃に耐えた山下だったが、判定3-0でコージックが勝利。アーネスト・ホーストとの記念撮影に収まった。
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▼第7試合 WORLD CUP国際戦 LEGEND DNA FIGHT 56kg契約 2分3R×モンタナ・アーツ(オランダ/ピーター・アーツDNA)判定0-3 ※29-30×3〇MARIA (PCK大崎/TeamRing/ミネルヴァ スーパーバンタム級9位)
MARIAは小学校低学年から宮城の『聖域』でアマチュアファイターとして活躍し、聖域チャレンジのミニフライ級とフライ級王座を獲得。2021年11月に16歳でプロデビューし、10月には和乃から勝利を収めて4連勝。2023年1月に韓国遠征でチェ・ウンジに初黒星を喫した。6戦目にしてミネルヴァ スーパーバンタム級王座挑戦のチャンスをつかんだが、ドローで王座奪取ならず。
モンタナはピーター・アーツの娘で、アマチュア時代に初来日して試合を行ったほか、2020年3月のNJKF岡山大会に来日、プロ2戦目を行って判定勝ちしている。2023年3月にはRISEできたりこから勝利を収めた。現在22歳で戦績は4勝1敗1分。174cmの長身だ。
1R、開始と同時に前へ出るMARIAは前蹴りから左右の連打で突進。サウスポーのモンタナも右フックで迎え撃ち激しい打ち合いとなる。モンタナのパワーのあるパンチに怯まず前へ出て連打を続けるMARIA。
2Rも突進するMARIA。モンタナの右フックもらっても構わず前へ出続けるMARIAに場内からはどよめきが起こる。モンタナは組み付いて体勢を入れ替えて離れるという上手さを見せるが、蹴ってもMARIAは突進を辞めず右をヒットさせた。バックハンドブローも繰り出すMARIA。
3R、ガムシャラにパンチを繰り出すMARIAは手数とアグレッシブさで優るが、左ストレート、右フックをヒットさせるのはモンタナ。さらに前へ出てくるMARIAを首相撲に捕まえてヒザ蹴りを見舞う。
判定は3-0でMARIAが全ラウンドのラッシュでモンタナを撃破した。
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▼第6試合 WORLD CUP国際戦 ムエタイルール 65kg契約 3分3R延長1R〇チャド・コリンズ(オーストラリア/WMC世界スーパーライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)延長R 判定2-0 ※10-10、10-9×2×ラーチャシン・ペッティンディーアカデミー(タイ/IBFムエタイ世界ウェルター級王者)※本戦の判定は29-29×3。
1R、左右のヒザを上げながら前へ出るコリンズは左ミドル&右ローを蹴りつつ、なぜかやたらと右フックを強振する。体格で劣るラーチャシンは前蹴りで様子を見て、中盤からは右ミドルを蹴っていく。
2R、さらに圧を強めるコリンズはミドルを蹴り合い、ラーチャシンにロープを背負わせてのパンチコンビネーション。ラーチャシンはヒジを繰り出す。前へ出て左右フック、1Rから打っていた右フックもヒットし、コリンズのペースになりかけるがラーチャシンがヒジでカットを奪い、コリンズは左目上から流血。ドクターチェックを受ける。
3R、コリンズはヒジを警戒してか、このラウンドはコンビネーションではなく一発一発強い攻撃をしっかり当てる。右ロー、右ミドル、ジャブ、左ボディとしっかりヒットさせ、ラーチャシンはロープを背負ってカウンターを狙うがコリンズが打っては離れる。
本戦の判定はドローで延長戦へ突入。このラウンドも3Rと同じく圧をかけてジャブ、右ストレートとパンチをしっかり当てていくコリンズ。しかし、流血が増えたためドクターチェックを受ける。再開後、コリンズが左右フック、左ボディを当てて攻勢に出るが、レフェリーはドクターチェックを要請。
攻勢だっただけに抗議するコリンズだが、ドクターチェック後に再開。コリンズが左右フックで次々とヒットを奪い、最後はヒジも放って試合終了。アグレッシブに攻めてヒットも多く奪ったコリンズが判定2-0で接戦を制した。
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▼第5試合 WORLD CUP国際戦 ムエタイルール 65kg契約 3分3R延長1R×健太(E.S.G/元NJKFウェルター級王者、元WBCムエタイ日本ウェルター級王者)判定0-3 ※28-29、29-30、28-30〇ソッガオ・ペッティンディーアカデミー(タイ/元ルンピニースタジアム認定ミドル級&ウェルター級王者、元WMC世界ミドル級王者)
1R、健太はジャブや手のフェイントから右ロー&右カーフ。ソッガオは左右のストレートを伸ばしていく。距離を詰めると縦ヒジを振り下ろすソッガオだが、健太はかわす。ソッガオがボディストレートを打てば、健太もボディストレート。
2R、ソッガオは左右のパンチから組んでのヒザを繰り返す。健太は離れ際のヒジ、離れると右ローで応戦するが、ソッガオはしつこく組んでヒザを蹴る。さらにパンチでもボディを攻めるソッガオ。健太はパンチで勝負も組まれてしまう。
3R、疲れたかロープを背負うソッガオに健太は右カーフとジャブ。ソッガオがテンカオに来ると右フックを合わせる。攻める健太だがソッガオはクリーンヒットを許さず、残り30秒になるとジャブと前蹴りで完全に逃げ切り態勢。健太はそれを捉えることができず、ソッガオの判定勝ちとなった。
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▼第4試合 WORLD CUP国際戦 64kg契約 3分3R延長1R×小川 翔(OISHI GYM/HOOST CUP日本スーパーライト級王者)判定0-3 29-30×3〇チョ・ギョンジェ(韓国/JUNG WOO GYM/MAX FC-65kg 級王者)
1Rから小川のローが快音を発して決まる。小川は右インロー、左奥足ローをどんどん当て、サウスポーのギョンジェが高い蹴りを放つと軸足蹴りで転倒させる。負けじと蹴りを返し、ワンツーを打つギョンジェ。
2R、ギョンジェも強い蹴りを上中下に散らし、小川は入り込んでのボディも打つ。蹴りを放つギョンジェに小川はこのラウンドはパンチ主体で前へ出ていくが、ギョンジェはヒザ蹴りで対抗。テンカオ、ワンキャッチからのヒザが次々と小川のボディへ突き刺さる。小川はテンカオに右フックを合わせるもかなりのヒザを突き刺された
3R、ギョンジェのヒザ蹴りに小川は左右フックで応戦。ギョンジェが左ミドルを蹴ると右ボディストレートをリターンし、これを突き刺す。ギョンジェの動きが鈍り、小川が左右フックとヒザで攻勢をかけるが、ここでギョンジェは足を止めての打ち合いを挑む。小川も左右フックで打ち合うが、ヒットを奪うのはギョンジェ。
両者の持ち味が出たタフな好試合は判定3-0でギョンジェが制した。
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▼第3試合 WORLD CUP国際戦 ヘビー級 3分3R△滝上正太(聖空会館/アクセルヘビー級王者) ドロー 負傷判定0-0 ※20-20×3△MAMUTI(ブラジル/ブラジリアンタイ)
1R、近付いて左右フックを打ちたいMAMUTIに対し、滝上は蹴りを多用。ミドルキックとハイキックを放つ。MAMUTIは突進して左右フックも滝上は離れる。両者立ち止まって見合う場面も多かった。
2R、滝上の放った右インローがMAMUTIの急所を直撃。大きな音が響き渡り、MAMUTIは悶絶して倒れ泣き声をあげるほど。試合続行不可能は明らかで、2R11秒までの負傷判定となり、ドローとなった。
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▼第2試合 WORLD CUP国際戦 57.5Kg契約 3分3R×竹内賢一(テンクローバージム/元BigBangフェザー級王者)判定0-3 ※28-30×3〇ユン・ドクジェ(韓国/KTK57kg王者、元MAX FC55kg王者)
1R、ドクジェは左ボディをヒットさせるとそこからボディ狙い。竹内は右ローを蹴る。左ボディから左フックのダブルを打つドクジェが手数で優ったか。
2R、ストレートのようなジャブを打つ竹内はワンツー、ドクジェは左ボディ、前蹴り。竹内がハイキック、顔面前蹴りをヒットさせればドクジェはパンチのコンビネーションをフル回転させて応戦する。
3R、ヒットを奪うが単発の竹内に対し、ドクジェはパンチの回転力があり、蹴りまでつなぐ。顔面前蹴りをヒットさせる竹内だが、ドクジェの左フックで大きくグラつく。終盤、竹内は手招きして打ち合いを臨むと、ドクジェもこれに応じて足を止めての打ち合い。ここでもヒットを奪うのはドクジェ。竹内はハイキックを狙うが不発。
ドクジェが判定3-0でまずは日本勢から勝利を奪った。
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▼第1試合 JAPAN LEAGUE 70kg契約3分3R△小原俊之(キング・ムエ/HOOST CUP日本EXミドル級王者)ドロー 判定0-0 ※28-28×3△稲井良弥(TARGET/DEEP☆KICK推薦/DEEP☆KICK70Kg王者)
1R、右ストレート&左フックを狙う稲井にサウスポーの小原は蹴りで応戦。右でけん制しながら前へ出た小原に稲井は下がり、そこへ小原が左ストレートを打ってダウンを奪う。立ち上がった稲井は左ロー、大きなフックを放つ。
2R、逆転を狙って前に出る稲井はフックは大振りでなかなかヒットを奪えないが、左インローはしっかり当てていく。小原はカウンター狙いも稲井の圧に押される展開が続く。
3R、前に出て思い切り左右フックを振り回す稲井に小原は組んでのヒザ蹴りで対抗。小原は離れると左ストレートのカウンター。それでも稲井は突進を辞めず前へ出ていき、追い上げた稲井がドローに持ち込んだ。
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▼オープニングファイト第4試合 63.5kg契約 3分3R×中尾 満(エイワスポーツジム/元新日本キックボクシング協会ライト級暫定王者)KO 1R 2分13秒 ※3ノックダウン〇櫻井祐斗(RichKickBoxingGym)
1R、サウスポーの中尾は左ストレートと右フックを思い切りよく放ち、櫻井も右ストレートで応戦する。打ち合いとなる中、櫻井が右ストレートでダウンを奪い、右ハイでダウンを追加。フラフラでコーナーを背にして立った中尾に櫻井が右ヒザを突き上げ、3ノックダウンで決着をつけた。
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▼オープニングファイト第3試合 51.5kg契約 3分3R×若月 快(TEAM TEPPEN)判定0-3〇雄飛(TEAM DRAGON)
1R、サウスポーの雄飛がボディを打つとするに若月がボディを返し、その後も右ボディを狙い位置して右ハイをかすめる。前に出る雄飛には右のカウンター。
2R、若月の飛びヒザ蹴りがヒット。雄飛を誘ってのカウンターを狙うが、雄飛は勢いよく左右フックで前へ出て行く。若月は入られるとクリンチが多い。
3R、左右フックで圧をかける雄飛が前蹴り、ワンキャッチのヒザでボディを攻める。さらに勢いよく左右フックで突進し、若月はクリンチを繰り返して注意をとられる。
判定3-0で盛り返した雄飛が勝利を収めた。
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▼オープニングファイト第2試合 セミプロルール 85kg契約 2分3R×マルシアーノ・アーツ(オランダ/TEAM AERTS)判定0-3〇野中大地(湘南格闘倶楽部)
1R、強い右ミドルを蹴る野中に、マルシアーノはサウスポーからの左ストレートを気合いを発して打つ。オーソドックスになると左フック。かなり力が入っている様子のマルシアーノ。
2R、強い左右ミドルを蹴り続ける野中にマルシアーノは後手に回る。蹴られてクリンチの展開が続き、野中はプッシュしてもミドルを蹴る。
3R、マルシアーノは大きな左フック、左ミドルで攻めるが、野中の左右ミドルに押され、クリンチしてしまう。野中は後ろ蹴りも命中させる。荒い息で前に出るマルシアーノだがすぐにクリンチになってしまい、判定3-0で野中が勝利した。
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▼オープニングファイト第1試合 JAPAN LEAGUE アマチュア 66kg契約 2分2R〇松田勇希(YSS ジム)判定3-0×小野寺琉翔(BOM スポーツジム八戸)
1Rはパンチの連打で相手をコーナーに追い詰めた小野寺だが、2Rになると手が出なくなり、松田のロー、パンチに攻められる場面が目立ち松田の判定勝ちとなった。