RISEvs.K-1対抗戦で斗麗に勝利した安本(左)が久しぶりにヒジありルールで出場
岡山県のキックボクシングジム・岡山ジムが創設50周年記念大会を、5月21日(日)東京・豊洲PITにて開催。追加対戦カードが発表された。
ライト級3分5R延長1Rで安本晴翔(橋本道場)vs.髙橋聖人(TRIANGLE)が決定。
安本は少年時代からアマチュアで150戦以上を経験し、24冠王に輝くなど活躍。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、6戦目でREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座、2018年12月にはINNOVATIONスーパーバンタム級王座、2019年2月にシュートボクシングのリングで迎えた14戦目で初黒星を喫したが、6月にKNOCK OUT-REDフェザー級王座、2021年9月にWBCムエタイ日本統一フェザー級王座も獲得。2022年7月からRISEに参戦し、10月に山川賢誠を初回KO。しかし12月のSBとの対抗戦では川上叶に延長戦で敗れた。2023年3月にはK-1で斗麗に判定勝ちしている。戦績は27勝(15KO)2敗2分1無効試合。
高橋は2018年6月にNKBフェザー級王座を奪取。現在はライト級に階級を上げている。RIZIN、KNOCK OUTなど様々な団体に出場し、2022年は1月のNO KICK NO LIFEでドロー。2023年2月に約1年1カ月ぶりの試合を行い、勝次とドロー。戦績は18勝(5KO)3敗4分。
久しぶりのヒジ打ちありルールで安本が無敵の強さを発揮するのか、それともヒジありで試合を続けている高椅が番狂わせを起こすか。
ライト級3分5R延長1Rで勝次(藤本ジム)vs.浅川大立(マイウェイスピリッツ)も決定。
勝次は2003年にプロデビューし、2015年にキャリア12年目にして新日本キックボクシング協会の日本ライト級王座に就いた。2017年にKNOCK OUT初代ライト級トーナメントへ参戦すると、1回戦の不可思戦、準決勝の前口太尊戦といずれも倒し倒されの大激闘を演じて一気に名を挙げ、決勝では森井洋介に敗れるも大きなインパクトを残した。2019年10月には悲願であったWKBA世界王座をTKO勝ちで獲得。2022年5月の『NO KICK NO LIFE』で橋本悟にTKO勝ちも、7月に羅向に初回KO負けを喫した。2023年2月には髙橋聖人とドロー。戦績は43勝(18KO)17敗8分。
浅川は2018年12月、イノベーション岡山大会で各団体の王者クラスが集まって行われた59㎏賞金トーナメントを制した実績が光り、バチバチ打ち合うスタイルを信条とする。APAN KICKBOXING INNOVATIONの元フェザー級王者。
72.6kg契約3分3Rでは、光成(ROCK ON)vs.馬木樹里(岡山ジム)が決定。ジャパンキックボクシング協会ミドル級王者・光成と、INNOVATIONスーパーウェルター級王者・馬木の王者対決となる。身長181cmの光成だが、馬木はそれを上回る191cmの長身。10cmの身長差を光成がどう攻略してみせるのか、一方の馬木は武器である鋭いミドルで光成を突き放すことができるのか。
また、JAPAN KICKBOXING INNOVATIONフライ級王座認定試合3分5R延長1RとしてアンTigerジンソップ(韓国/ソンタンTeam Ship)vs.北山善(岡山ジム)も決定。4月16日福岡で行われた試合で北山が勝利したことにより、JAPAN KICKBOXING INNOVATION連盟が北山を王座認定選手と決定した。現在3連勝中の新鋭・北山がKICK HERO‘Sスーパーバンタム級王者と初の国際戦、初のタイトルマッチに挑む。