気付けばMMAデビュー戦から7年以上が経ったRENA。成熟した戦いぶりで再起戦を飾れるか
2023年4月29日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館にてケージで行われる『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』に出場する全選手の個別インタビューが、27日(木)都内にて行われた。
第4試合の51.0kg契約5分3Rでクレア・ロペス(フランス)と対戦するRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)は「7月のトーナメント1回戦からの復帰戦ということで、怪我からの復帰戦というのもあって、久しぶりの試合でちょっと緊張もありつつ、いい感じに持ってこれたんじゃないかなと思います。2回目のケージでちょっとドキドキワクワク、いつもとちょっと違うような、いい緊張感を持ちつつやってこれたかなと思います」と現在の心境を語った。
髪に赤いメッシュを入れた理由を聞かれると「これからコーンロウで編み込むんですけれど、コスチュームも毎回赤なので揃えてみようかなという。燃えているぞって意味の赤で今回赤色を入れてみました」と答える。
改めてロペスの印象を聞かれると「何でも出来るトータルファイターだなと思っていて。隙を見せた方が倒され、一本とられる戦いになるんじゃないかなと。決定率も私も対戦相手も凄いあるので早めの段階でKO・一本決着になるんじゃないかなと思っています。気を抜いた方が負けるんじゃないかなっていう緊張感を持ちつつ試合に臨みたいと思います」と、早い段階で決着がつく戦いになるのではないかと予想。
「ミットを打ってる動画は見ました。パワフルだなとは思いますね。しかも迷わず打って来るのでそれが怖いところかな。もらわないだろうなって思う距離でも飛んでくるパンチを打って来る印象ですね」と評した。
RIZINではこれが17戦目。年齢も重ねて心境の変化はあるかとの質問には「気付いたら17戦なんだなっていうのもありますし、初期の頃は2カ月くらいの練習でMMAの試合に初めて出たので、何も出来ない、本当に飛び付き腕十字しか出来なかった状況で試合に出て。何も分からない状況だったので。そう考えると7年くらい経っていろいろな経験をさせてもらって、落ち着いて試合に臨めるというか自信を持って臨めるようになったのは凄く大きな進化と、年齢も31歳なので大人になったというか(笑)。それは凄く感じます」という。
どの辺が大人になったと感じるのか。「大人になって良し悪しなんですけれど、見ちゃう癖も出てきちゃったりとか。飛び込んで行く勇気というものが若かりし頃はいっぱいあったなと今思うんですけれど、まだ行ける、踏みつける勇気はあるのでいいところを全部出したいですね」と、思い切りの良さがなくなってきたかもしれないとしつつ、「プラス面しかないかなと思いますね。総合というか寝技は年月が必要だなって感じるので、そういう面ではいま強くなっているなと思います」と、MMAファイターとして確実に強くなっているとの実感がある。
外国人と日本人ファイターの違いを聞かれると、「未知なる強豪というか、やってみないと肌を合わせてみないと分からないっていう未知の恐怖があるし、当然フィジカルは日本人より凄く強い部分もあるし、手足の長さだったり国ごとに違いますし。日本人とやる時はしがらみが多いのでいろいろめんどくさいし、海外選手は噛ませを呼ばれたとかめちゃめちゃ言われますけれど、試合するにあたっては言われることは全部言われるので。でもそんなのは気にせず。弱い人なんていないので。自分の中で海外選手とやる時は凄く強いっていうイメージで練習してきて、試合でどうかっていうのを試すだけですね」と、未知の部分が多い分、甘く見ないことを心がけているとした。
では、どっちが怖いかと言えば「どっちもどっちですね。本当にめちゃくちゃ強かったりすると怖いじゃないですか。だから精神的には両方同じです」と変わりはないとする。