高木凌「ストライカーといえば高木、と言われるように」
「前回負けていて、試合前にどうしてもその負けが頭によぎってしまって、だけど、自分を信じて指導してくれた人や、体を張って繋げてくれた先輩や後輩も、漢を見せてくれたので、自分も漢を見せたいと思って戦いました。
練習では所属のパラエストラ八王子に加え、ボクシングの内山高志さんのKOD LAB、専修大学のレスリング部、あと、ロータス世田谷さんに出稽古に行かせてもらっています。ロータスにも世界で戦っている人たちがいっぱいいるので、ボコボコにされています。自分もそういう人たちのようになりたいと思っています。
最初は相手の距離やリズムを掴むために少し時間をかけて、入ってきた左に右を合わせましたが、カウンターを待つというより、自分からも攻めながら“いつ当たるかな、合わせられるかな”といろいろ考えながら戦っていました。1Rのチョークは……ちょっと練習しなきゃな、と(苦笑)。
2R目は、1R目に相手が効いたことは無かったことにして、調子に乗らないようにまた組み立てて行こうと思い、入りました。跳びヒザから結果、倒したのは右なんですけど、練習ではほかのパンチやヒザも出しているので、その練習しているものの一つが出たなと。相手が左を出していたのも見えていましたね。そこに左を当てて右。全部、攻撃は見えてました。最後も前のめりに倒れたのでこれ以上、パウンドする必要もないなと。
課題はバックで極め切れなかったこと。もっと冷静に、相手をどう崩して戦えるか。トップ選手はこんなもんじゃないので、しっかりまた練習で1日、1日、自分なりに積み重ねて成長していきたいです。
パラエストラ八王子を常勝軍団にしたいですし、パラエストラ八王子の選手と対戦する選手を怖がらせるくらいに威圧感のある軍団にしたいです。(鈴木)千裕くんともよく練習します。学ぶことだらけです。すごく勉強になります。
目標は世界を目指すこと。そのためにも日本一のストライカーになりたいです。ストライカーといえば高木凌、といわれる選手になりたいです」
◆GOZO「あのくらいのポテンシャルを持っていることは分かっていた」
「あのくらいのポテンシャルを持っていることは分かっていたので安心して見ていました。高木だけじゃなく、フェザー級には亀井晨佑(4.30 vs.パン・ジェヒョク)、梶本保希、それに鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)くんもいてみんな若くて強い。それに徳留(一樹)や高橋(良明)もいて、いい練習が出来ていると思います」